まず、うつ病治療中の場合
1.生命保険について
死亡時に保険金が降りるタイプは入ることができません。死んだ後に家族に資産を残したいのであれば貯蓄することです。
入院治療などに対して保険金が降りるタイプは入れることがあります。保険会社に電話をすれば、地域担当者と直接話ができます。
2.住宅ローンについて
一般的な住宅ローンは、借りた金額に生命保険料が含まれます。といっても返済額が多くなる訳ではなく、手数料など見えない部分で支払っているだけです。この場合、死亡時に保険金が降りるタイプでなくてはなりません。従ってローンを組むことはできません。
フラット35は生命保険に入るタイプは借りることができません。それとは別に生命保険未加入でも借りることができるタイプがあり、うつ病患者でも入ることはできます。死亡時に保険金で清算されるか、住宅を含む自己資金で清算されるかという差があります。また、頭金・借入額にも差が出ます。
うつ病が寛解している場合
1.生命保険について
まず、正直に「過去の病歴」にうつ病を書くか? という問題があります。今後再発することは絶対ないと自信が持てるのであれば書く必要は必ずしもないと考えます。再発しなければ保険料は降ります。しかしながら、書かずに再発し、保険金を受け取る必要が生じたとき、支払い時の保険会社の担当者は病歴を調べることになります。勿論主治医は守秘義務があるので喋ることはないでしょう。しかし、調査によって過去にうつ病を患っていたことが分かれば、契約義務違反となり、保険金は降りません。
正直に書いた場合、詳細な調査が入ります。今、うつ病でないことを証明するために診断書の提出や、場合によっては担当者同伴で診察を受ける必要があります。その後、再審査が行われます。基準は時代によって変化しています。現在のような不景気であれば、保険会社のリスクが高くなる訳ですから加入できない確率が上がります。
以上、私が経験した範囲で。
少しでもご参考になれば幸いです。
補足
<精神病全般は生命保険に入れません そうですか。 治れば大丈夫なんですよね? 過去に通院歴があったから入れない、とかはないでしょうか。 保険によって違う、っていうのもあると思いますが。