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年収
大学のレベルと年収って、だいたい、比例関係にあると思いますか? 思いませんか?
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多くの企業で、入社の時点から定年で退職するまでの間に、毎月支払われる給料の金額の推移をグラフにしたものが存在することは案外知られていません。 このグラフ、給与体系のグラフと呼ばれていますが、かならずしも図表としてのグラフであるとばかりは限りません。グラフであったり数表であったり、文書であったりもしますが、いずれにしても、一般のサラリーマンやOLたちは、入社した時点でもう既に、定年までの収入の全額が、公平な公式によって決まってしまっているということになります。 ただ、このグラフ、昇給などによって、勤務年数に従って普通は右肩上がりのカーブを描いているのですが、このようなカーブが並行して何本もあるのです。 つまり、スタートが安い給料だった人は一生そのまま下側のカーブに沿って給料が支払われますが、スタートから高かった人の給料は何本もあるカーブの上の方をたどり、つまり、定年までより高い給料が支払われることになります。 では、上から下までのどのカーブに乗れるか、これが問題です。たしかに中卒、高卒、大卒と学歴によっても乗れるカーブは違いますが、そのほか、特殊な技能や資格があることも影響します。 しかし、一般的には、卒業した学校の有名度は、どのカーブに乗れるかにはほとんど関係しません。言い換えれば、スタート時点では、大学の格で給料が代わるということはほとんどないのです。 ただ、その後の仕事の成果や成績、勤務態度や指導力などとともに、昇格の候補として検討される場合などでは、学歴はかなり加味されるといったこともあります。 といったわけで、大学のレベルと年収は比例関係にある・・・ということは一概に言えませんが、大学のレベルによって、途中から、昇進が早まったり、あるいは年俸制の役員に推挙されたりといった、いわゆる出世の程度によって、より高い給料カーブに乗り換えることになり、他の大卒社員よりも、生涯勤務期間中の総収入が結果的に多くなるということはあり得ます。