「唇を締め付けず、唇の力を抜いて」というのがどういうのをイメージしているのかわかりませんが、
トランペットを吹くときは当然ですが、唇(というか唇の周りの筋肉)に力が入った状態で吹くのが正常ですよ。そうじゃなきゃ、音なんか出るわけがないです。
あんまり変に「締め付けすぎない」を意識するのはどうかな、と私は思います。
イメージ的には、唇の周りに筋肉に力を入れている状態が、自分の中で全然不自然じゃなくて自然にできるようになるっていうのが理想です。
そうですね。もし、締め付けるというのが、特に高音を出すときに、唇を横に引っ張っているという意味なら、それはやめたほうがいい(基本的には、高い音を吹くときには、逆に唇を真ん中に寄せて、唇をとんがらせるようなイメージです。)
ちなみに、これは、「マウスピースを唇に押さえつけない」ってのも同様です。これも変に意識しすぎると、逆に唇を壊すので。
#1さんのいう、腹筋は重要です。とくに、トランペットの高音はイメージとしては腹筋で出すものです。音域が高くなるにつれて、唇を真ん中に寄せていく(というか本当は、その唇を真ん中に寄せた状態で低音域も出すべきなんですが)と同時に、お腹から出す息の圧力を急激に上げていきます。意識としては、お腹が9割、唇が1割ですかね。
なんというか、音がうまくでないうちは、アンブシュアが非常に気になるのはわかるんですが、実際には、極端な話、(普通の人から見て)すごく変なアンブシュアでも、そのアンブシュアを吹いている間保持できるなら、あとは、息の圧力さえあれば、どんなに高音だろうと自由に出るようになるはずです。
最後にもう一つ。これも当たり前なんですが、高音は高音の練習をしない限り出るようにはなりません。毎日、まず低音域できちんと音を出す練習をして十分にウォーミングアップをした後には、必ず、自分が出せる最高音までちゃんと出す練習(さらに最高音プラス半音上を出す練習)も必ずしてください。