いつの間にやら50代、おばさんです。
小学校時代、ちょっと劣る子だったので独りぽっちが多くて、本ばかり読んでいました。今になればその時代があったから人の弱さや痛みがわかる良い体験だったけど、真っ最中はくら~い。
中学になって、そんな自分とさよならしたくて意識してはじけました。恋愛も加わり勉強もそこそこで最高に楽しい時期でした。
高校時代は何もなくて、今にすればもったいなかった。
社会人になってからは仕事がすっごくおもしろかったですね。
20代には入り、仕事と恋愛と友情の3本柱で毎日が進んで、そりゃぁ楽しかったですよ。いわゆる華の時代ですもの。
でも考え方は子供でした。途中で転職を余儀なくされて畑違いの会社に転職したとき、初めて自分が世間知らずの甘ちゃんだったことを認識しました。公務員の方がちょっと世間とずれがあるのは、他を知らないから無理無いんですね。
30代に突入して、仕事に対してはっきりプロ意識が芽生えました。可愛い女子社員では済まない年齢になってましたからね。でもこれじゃ遅い!
このまま結婚しない一生になるのだろうか?と不安を抱き始めてからやっとこ人生を考え始めました。
迷い悩みが一挙にやってきて、自分を見つめなおして過ごしました。このときほど突き詰めて物事を考えたことはないし、自分に柱が通った時期です。おかげで鎧が溶けて結婚できました。
どうでも良い事とどうしても譲れない事の境目がはっきりしてきて、どうでも良いことの陣地がどんどん広がっていくのが年を取ることなんだ。と悟った時期でもあります。
40代、「人生で一番楽しい時代よ」と人生の先輩が誕生日に祝ってくれまして、確かに確固たる自分を掴んだ後ですから楽だったんですが、同時に「私の人生こんな物かな・・・」みたいな、あきらめの境地にも入って来ました。
しかしながら、主人が心筋梗塞を起こして死にかけまして、「もういいや、家族が健やかにすごせるなら何もいらない」と完璧に悟りました。
今月で主人がリストラされるんですが、聞いたときも驚かないくらい肝っ玉が据わりました。
そして50代、母の介護に時間も気力も吸われて「はぁ~!」なんだけど、自分の本質は揺るがないし、私も求職活動中で落ちまくってますが気にならない。我ながらたくましいです。
そして、若い頃は「人を一目見ただけで何が判るのよ!!」と思っていましたが、判るんですね。三言も話せば大抵のことは見えてきます。あなどるなおばさん連ですよ。
お礼
年齢と共に得るものがある、ということが伝わってきます。40台は確固とした自分と諦めの自分ですか・・。 ご回答有難うございました。