警察の階級ですか。
警察は都道府県の警察を掌握する警察本部(東京都は警視庁)と国家公安委員会の事務を行う警察庁に分かれます。
警察庁の長官は警察庁長官になりますが、この役職は階級制度の枠外におかれています。
で階級で一番高いのが警視総監でこの職は警視庁のトップ1人のみです。
次は警視監で警察庁次長、警察庁の官房長、局長、官房総括審議官、官房審議官、各部長、首席監察官、各管区警察局長、関東管区警察局総務部長、近畿管区警察局総務監察部長、警視庁の副総監、警視庁の部長の一部、各道府県警察本部長などになります。
3番目は警視長で、警察庁の課長、官房参事官、主要室長、管区警察局 部長、学校長、関東管区の首席監察官、警視庁の部長の一部、警視庁の学校長、警視庁の主要参事官、警視庁の方面本部長の一部、道府県の部長の一部などになります。
4番目は警視正で、警察庁の室長、理事官、調査官、管区警察局の主要課長・関東管区以外の首席監察官、学校部長教授、警視庁の参事官、主要課長、方面本部長の一部、首席監察官、副校長、第1機動隊長、道府県の本部部長、主要参事官、首席監察官、本部主要課長、大規模警察署の署長などになります。ここまでは国家公務員となります。
5番目は警視です。役職としては警察庁の課長補佐、警視庁の本部課長、隊長、理事官、管理官、道府県の参事官、本部課長、隊長、管理官、大規模警察署の副署長、主要課長以上、普通規模の警察署の署長、副署長などになります。
以下、警部、警部補、巡査部長、巡査長、巡査となっています。
キャリアは実質23歳で警部、29歳で警視、30歳代後半で警視正、40歳代はじめで警視長、その後警視監となっていきます。
踊る大捜査線の室井さんは広島県警察本部刑事部の警視正のようですね。大規模の警察署の署長ならば同階級、中小規模の警察署の署長ならば一階級上となりますね。
ただ、階級が同じであっても、職分として本庁の指揮下になりますので、ある程度は遠慮等はあるでしょう。また、署長はいつ本庁の同程度以上の階級の役職に付くかもしれませんので、キャリアであっても署長(署長自体がキャリアの場合もありますしね)には遠慮するものですけどね。
お礼
長々とありがとうござます。とても分かりやすかったです。