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強制送還される場合の帰国手順
このサイトにおいて、渡航先(特にイギリス)で入国できず、強制送還されたという内容 の皆さんの投稿を数件ほど拝読した記憶があります。 そこで素朴な疑問なのですが、強制送還される場合、どのような手順で帰国するのでしょうか?(当方は強制送還の経験はまだないのですが、他人事とは思えないので是非理解しておきたい次第です。) 具体例があった方が分かりやすいと思うので下記のストーリーを設定します。 <ストーリー> 米国ニューヨーク在住のビジネスマンの山田さんが20日間の予定で英国航空利用でイギリス出張。 7月1日:BA001: JFK-LONDON 7月20日:BA002: LONDON-JFK *格安航空券のため、復路便の日付変更不可。ルート変更、便変更も不可。 7月1日ロンドン、ヒースロー空港到着後、山田さんは英会話が苦手なことも災いして入国拒否となる。 <質問事項> (1)航空券の手配: 山田さんの帰国送還用の航空券は誰が手配するのでしょうか? 山田さん自身がヒースロー空港の制限区域内の航空会社カウンターなどで自分手配するのでしょうか?それともイギリス入国管理局側が手配してくるのでしょうか? (2)航空券の料金負担: 帰りの航空券の料金は誰が負担するのでしょうか?またその場合料金は正規運賃が適用されるのでしょうか?本人負担だとして、山田さんが現金もクレジットカードも持っていない場合はどうするのでしょうか? (3)強制送還先: 山田さんの現居住地?(米国ニューヨーク) 山田さんの国籍地?(日本) その他山田さんの希望する第3国(山田さんはイギリス以外にパリにも用事があるので、できればパリに飛びたい) (4)帰路便の予約が軒並み満席でイギリスを飛び立つのまでに数日間要する場合、その間、山田さんはどこで寝泊りするのでしょうか?(入国管理局の宿舎?食事は支給されるのでしょうか?寝泊りの費用は誰が負担?)
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- nidonen
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> 制限エリア内の某航空会社カウンターに向かってパリ行きの航空券を別途自腹購入。 他の方も指摘されていますが、制限エリア内で新たに航空券を購入 することは不可能です。そもそもNY→LHRで預け入れ荷物にした 荷物の引き取りをあきらめる時点で、テロ容疑者として扱われます。 最近は乗客と荷物は必ず一緒に運送するという原則が徹底されて いますので、仮定されたような方法は不可能になっています。 > 最初から入国を断念すれば入国拒否ではない 入国を断念するという選択肢がある国際空港は、世界中のどこにも 存在しないはずです。経由地で入国しないなら、最初から最終目的地 行きの航空券を所持していなければなりません。
- peacheek
- ベストアンサー率58% (138/236)
私も「制限エリア内でチケットが買えるのか」疑問に思ったのと、もし買えるとしても列に並んでいた人(山田さん)が、突然列を離れチケットを買うという怪しげな行動を取った時点で、「どうされましたかー?」とツッコミが入り、「ちょっとこちらでお話を伺えますか?」と質問され別室に連れて行かれる可能性が高いのではないかと思います。 そして佐藤さんがすでに別室に連れて行かれている状態である場合、同じ便で来た、同国人同士である、もしかしたら2人は関係があるのかもしれないと予測され、2人が知り合いであるかの確認がなされます。仲が良い悪いは関係なく、知り合いであるのにどうして別々に並んだのか等、入国審査官にさらに疑問を与える(悪い印象を与える)だけだと思います。
横からすみません、素朴な疑問と感想です。 後でちゃんとした回答が来るといいですけど(^^; >山田さんの同行者の佐藤さんが、まず先にヒースローのイミグレに並んで入国失敗。(別室連行) 10メートル程後方の列後部に並んで、この光景を目撃していた山田さんはこの時点で自身の英国入国を一旦断念。(山田さんと佐藤さんは仲が悪いので一緒には並ばずに離れて並んでいた) 別室連行=入国失敗ではないので、脇に連れて行かれた時点では入国拒否かどうか判断できません。 数十分後に入国できる場合もあるし、何時間もかかって入国する例もあると思います。 また、山田さんが入国拒否されたからと言って、佐藤さんも入国拒否になるとは限りません。 >山田さんはイミグレの列から離れて制限エリア内の某航空会社カウンターに向かってパリ行きの航空券を別途自腹購入。英国には入国せずにそのままパリに渡航。 制限エリア内でチケットを買えるのか?? 突っ込みどころとしては、預けた荷物があった場合、入国しないとピックアップできないですね。 http://www.jal.co.jp/inter/airport/euro/lhr/lhr_00.html 私は往復航空券を持ち宿を予約して行く短期観光旅行しかしないので、入国拒否/強制送還は他人事だと思っています。 以前の長期滞在経験もありませんし。 (入国拒否の可能性ゼロとは言いませんが、まず問題ないでしょう)
(2)航空運賃についてですが、乗せてきた航空会社が責任を持って 連れていくというのは入管当局と航空会社の決め事であって、 運賃は最終的には航空会社が負担すべきものではありません。 これは受益者(航空機に搭乗する人)が支払うことになるので その場ないし後々請求が来ます。もちろん普通運賃です。 >現金もクレジットカードも持っていない場合 そんな業務渡航をする会社も社員もないでしょ。
- nidonen
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NY在住で業務渡航なのに入国拒否というストーリーに 無理がありますが、とりあえずその仮定に乗ってみます。 1)英国航空が手配します。国際線で来た乗客が入国拒否に あった場合、往路のエアラインが復路を負担するという決まりが あるからです。 2)1でも説明したとおり、英国航空が負担します。それゆえ 英国航空は山田さんがNYでロンドン行きにチェックインする際、 イギリスのビザなり入国書類に不備がないかを確認します。入国 拒否に遭いそうだと判断したら、搭乗を拒否することもできます。 > 山田さんが現金もクレジットカードも持っていない場合 ありえない状況を無理やり設定していませんか? 本当に無一文 だったら、たしかに入国拒否に遭う可能性は高いですよ。 3)強制送還先は出発地と決まっているので、ニューヨークです。 イギリス側は入国を拒否するだけで、どこに行こうと関知しません。 いっぽうで復路に責任をもつ英国航空は、出発地に戻す以外のオプ ションを持っていないのです。山田さんが行き先を希望することは 不可能です。 4)イギリスの場合は詳しくないのですが、米国だと移民局の 留置施設に入ります。早い話が監獄です。食事は必ず支給されます。 犯罪者(入国拒否者は違うけど)に当局が食事を提供するのは世界 中で義務とされており、これを怠ると人権侵害となります。
お礼
非常に分かりやすいご回答で大変感謝致します。 ストーリー設定はやはり多少無理矢理すぎましたね。 要は入国拒否に逢うかもしれない乗客を運んだ航空会社側の責任が問われるのですね。 かなりマニアックな質問で恐縮ながら下記のケースはどうなるのでししょうか? 山田さんの同行者の佐藤さんが、まず先にヒースローのイミグレに並んで入国失敗。(別室連行) 10メートル程後方の列後部に並んで、この光景を目撃していた山田さんはこの時点で自身の英国入国を一旦断念。(山田さんと佐藤さんは仲が悪いので一緒には並ばずに離れて並んでいた) 山田さんはイミグレの列から離れて制限エリア内の某航空会社カウンターに向かってパリ行きの航空券を別途自腹購入。英国には入国せずにそのままパリに渡航。(パリ到着後ユーロスターで再度英国入国をトライする。最悪入国失敗しても陸路なのでそのままパリに戻ればよい。幸い山田さんはパリにも別件の用事があったので無駄足にはならない) 質問内容としては、一旦入国審査を受けて、「入国拒否」になると身柄拘束の状態になり出発地に戻る選択肢しかないが、最初から入国を断念すれば入国拒否ではないので身柄も自由で、第3カ国に自由に渡航できるという解釈でよろしいでしょうか? くどくてごめんなさい。