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ニュース番組の過剰演出と中立性について

昨今のテレビ(特に地上波民法)を見ていると、ニュース番組の過剰演出が多くなり、結果的に中立性を欠く報道が増えているように思えます。 たとえば、 1.過剰なテロップ、隠し文字による強調 2.感情操作するかのような大袈裟なBGM 3.インタビュー動画などの極端な短縮や切り貼り 4.専門家でもないコメンテーター集団の長々とした感想 5.CMを見せたいためとしか思えない無意味な引き延ばし などなど・・ 広告収入を得るという民法の本来の趣旨からすれば多少の演出はやむを得ないのかもしれません。ただ度を超した演出は番組あたりの情報量を減らし、受け手に伝わる情報に偏りを生じさせるためいろいろな意味で危険だと思います。 そこで質問ですが、このようなニュースの過剰演出について皆さんどう思われますか?またどうしてこのような流れになってしまったのでしょうか。 私などたまたま海外のニュース番組を見たとき、余計な演出や出演者が少ないぶん情報量も豊富で、非常に“大人な”作りになっていることにびっくりした記憶があります。この違いは一体どこから来るのでしょうか? 海外のメディア事情にお詳しい方のご意見も大歓迎です。よろしくお願いいたします。

みんなの回答

  • pokoaruki
  • ベストアンサー率35% (117/332)
回答No.7

1~5すべて、非常に問題だと思ってます。 NHKのようなニュースの形式に戻すべきです。 民放のニュースショー、ダメ過ぎです。 (NHKが100%OKというわけではなく、また、民放でもいいテーマを取り上げていることもあります。) しかし、視聴者のほうも、偏向報道を批判しつつ、何のかんのと言いながら、偏向報道を鵜呑みにしている面が多々見られます。 いかに多くの人が、ワイドショー、ニュースショーを見ているかってことです。 腹立ちを感じさせる情報は、人の心を強く掴むのでしょう。 たぶん、「自分は正しく判断できる」と思いながら、ついつい刺激の強い番組を選んでしまうのではないでしょうか。 また、それを分かっているから、マスコミは偏向報道をやめようとしないのではないでしょうか。 視聴者は自らを棚に上げてマスコミを批判し、マスコミは「見る見ないは視聴者の自由」と誤魔化す。 対策としては、できるだけNHKのニュースも見るようにする。 不正や不祥事のニュースを見たら、「自分がその渦中にあったら解決できるか。どうやって解決するか」と自分のこととして具体的に考えてみる。 海外のメディアについては、私も関心あるので、回答がつくのを楽しみにしています。

dojaemon
質問者

お礼

分析的なコメントありがとうございます。 >NHKのようなニュースの形式に戻すべきです。 全く同感ですね。NHKのニュースは(情報量としてまだ不十分だと思いますが)一つの基本形で、奇をてらう必要は全然無いと思います。このグローバル社会、膨大かつ複雑な世界情勢を幅広く、わかりやすく視聴者に伝えることがメディアの一つの大きな使命ではないでしょうか。ガザ地区の紛争やアフガンの現状、ソマリアの歴史について解説できるコメンテーターは果たしてどれだけいるのでしょう? >視聴者のほうも、偏向報道を批判しつつ、何のかんのと言いながら、偏向報道を鵜呑みにしている面が多々見られます とても示唆的で、考えさせられるコメントでした。かく言う私も、インフルエンザ騒動のときは備蓄食料を買いに走ったクチです(笑) 世界の主要都市がどのような対応をしているか冷静に比較報道してくれたら、騒ぎの程度もまた変わっていたかもしれませんね。 不正や不祥事のニュースを見たとき「自分だったらどうするか」の考え方、とても参考になりました(子供の教育にも活かせそうな気がします)。今の報道番組は、極論するなら「いろんな素材の味を知りたいのに、どこの食堂も元の味が分からなくなるほどドギツイ調味料でコテコテに味付けした料理しか出してくれなくてゲップが出ている」状態だと思います。自衛するには、それでもいろんな食堂の料理を食べ比べて、元の素材の味を推測するしか手はないのかもしれませんね。 海外メディアとの比較意見も、引き続き募集中です。

回答No.6

数年前からこの手の番組はほとんど見ませんが、スポーツが好きなので唯一スポーツコナーだけ見ますが最近はそのコーナーでさえ偏った報道しかしてません。例えばゴルフ。映るのは石川選手だけで他の選手は一切姿が映らない時もありますし、下手すると石川選手以外の順位を一切報じないという事もありました。テニスも日本人の相手選手は名前だけで姿が殆ど見えないと言うこともしばしば。ウンザリですね。このような流れになったのは具体的には分かりませんがやはりスポンサーや芸能事務所の注文、下手すると政治や宗教(創価学会)も絡んできているかもしれません。ま、1番いいのはこの手の番組を見ないことです。今度、地デジに変わるみたいですがこれを機に私はテレビから卒業するつもりです。

dojaemon
質問者

お礼

スポーツという視点からの回答ありがとうございます。 確かにスポーツコーナーを見てると、テニスでもゴルフでも「こんなに日本人が世界中で活躍しているのか!?」っていうほど日本人ばっかり取り上げられてますね。それはそれで嬉しいのですが・・オリンピックの時などその傾向が顕著な気がします。テレビが「日本人メダルラッシュ!メダルラッシュ!」って大騒ぎしても、蓋開けてみると中国や米国、ロシアの方が遙かに多く取っていたり。スポーツにそこまで詳しくない私からすると、メダルの数を皮算用するより、代表的な選手を紹介してもらったり、慣れない競技のルールを素人向けに時間を割いて解説してほしいって思ってしまいます。 >1番いいのはこの手の番組を見ないことです これは一つの手ですね。ウチは最近もっぱらNHKです(こどもニュースなどは本当によく練られています。大河ドラマは個人的にイマイチでした(笑))が、いずれはCSでCNNやBBCなども契約してみたいと思ってます。

  • clash0511
  • ベストアンサー率26% (188/714)
回答No.5

私はニュース番組に「中立」であることを望んでません。 ただし「公正」であることは望んでます。 中立と公正の違いは、お判りでしょうか? 公正さを保てる限りは、どんな演出も気にはなりません。

dojaemon
質問者

補足

ご意見ありがとうございます。 中立と公正の違いに関する補足要求ですね。 まず本質問における「中立」の定義ですが、テレビ局が事実をあるがままに、何の「バイアス(偏向)」もなく、一切の「フィルター」もかけずに報道している状態、と意味づけています。これは広辞苑の「いずれにもかたよらずに中正の立場を取ること」という定義にもほぼ即しています。 一方「公正」についてはclash0511さんの定義が分からないので広辞苑を引いてみますと、「(1)公平で邪曲のないこと (2)明白で正しいこと」と書かれています。中立でない時点で公平さは失われてしまうため、「中立でなくても公正を保つ」というのは矛盾している気がするのですがいかがでしょうか。 また「正しい」かどうかは立場によって異なるものです(たとえば特許裁判で争っている企業は、互いに自社の“正しさ”を主張しますよね)。したがってテレビ局が番組内で「どちらが正しいか」に決着をつける必要はなく、飽くまで判断材料となる情報をできるだけ加工しないまま(整理は必要ですが)提供して、あとは視聴者個々人の判断に委ねる、というのがメディアの本来あるべき姿だと考えています。

noname#168404
noname#168404
回答No.4

私は 「4.専門家でもないコメンテーター集団の長々とした感想」 これが非常に大きな意味を持っていると思います。 たとえば、ここでも「専門家・経験者」が強い語気でろくに理由も述べずに「断定」するだけで、それだけで信用してしまう人が多く見受けられます。 また、あまりにも「過激な発言」に慣れてしまったため「話半分で信じる」クセがついてしまいました。 つまり、過激でない発言は嘘で、過激な発言は話半分だけ本当であると言う考えです。 (つまり「そこまで言うのだからすべてが嘘ではないだろう」という考えです) そして、それにコメンテーターと称した人が、なぜか皆同じようなコメントを繰り返すことで「これだけの人が同じ意見を言っているのだから」と安易に信じ込んでしまうのでしょう。 もっと一人一人が自分の意見・考えを、もっと持つようにならないと、いつまでも変わらないでしょう。

dojaemon
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 一人一人がもっとしっかり自分の意見・考えを持つべきとのご意見、誠にその通りだと思います。となるとますます、視聴者に判断材料を提供するニュース番組は中立性が担保されなければならない、ということになりそうですね。 >「専門家・経験者」が強い語気でろくに理由も述べずに「断定」するだけで、それだけで信用してしまう これは心理学用語で「光背効果(ハロー効果)」と言って、日本人が特に陥りやすいと聞いたことがあります(通販番組で白衣を着た先生が出てくるだけでなんとなく信用してしまうなど)。ディベートを積極的に授業に取り入れる海外の国と違って、ロジカルに物事を考える特別な訓練を受けていない我々日本人は、日頃から特に注意が必要かもしれません。 過激な発言でも話半分で「信じてしまう」というのが斬新でした。確かに元が大きければ5割減でも相当な量になりますからね(笑) 「会議では声の大きな人が主導権を握る」という定説に通じるような気がします。

  • kinuaki
  • ベストアンサー率16% (129/769)
回答No.3

スポンサー優先が民放ですから、視聴率が命ということでやってますね。 最近、嫌気がさすのは、紙剥がしをやることです。みのさんもいい加減飽きないかなと思います。それから、クイズ番組が多すぎます。 つまらないものが多くなってきています。 原因は、おそらく景気が悪くなってスポンサーが離れて放送局に入るお金が減ったことが原因かもしれませんね。 それに比べて、NHKの番組の特集など、いいものがありますね。 民放も例えば「たかじんの・・・」とか、本音で討論する番組が日曜日ありますが、こういう平和ボケの日本にカツを入れるような番組を作ってほしいと思っています。

dojaemon
質問者

お礼

スポンサーという視点からの回答、ありがとうございます。 広告収入を糧とするテレビ局のニュース番組は、本来伝えるべき生の情報に「視聴者の意向」と「スポンサーの意向」の2つのバイアスを加味して作り出されています。ところが不景気でテレビ局の収入が減少すれば、広告枠を買うスポンサーの発言力が相対的に高くなり(買い手市場)、ニュース番組においても事実をあるがままに知りたいという視聴者の意向は無視されがちになるのではないでしょうか。 紙剥がし(「もんたメソッド」と言われるそうですが)は視聴率至上主義の最たる物ですね。紙を剥がしているその時間に、重要な世界情勢をもっと伝えればいいのにといつも思います。 中立性を保つ一つの手としては、ニュース番組とその前後はCMを流してはいかん、と規制をかけることだと思いますが、報道の自由を盾に取った業界の反発は容易に想像できます。自由主義圏でこのような法律を設けている国をご存知の方はいますか? クイズ番組はニュースに比べるとある意味平和なので、現実逃避でたまに見てしまいます(笑) が、その数は確かに尋常じゃないですね。前述と関連して、テレビ局が方々のスポンサーに気を遣った結果、安全な番組(クイズ、グルメ、お笑い)しか作れなくなったのではないかと個人的に分析しています。 「たかじんのそこまで言って委員会」、世間ではタブーとされ、誰もが口を貝にするようなテーマを本音で議論する番組で、私はYoutubeでその存在を知りいい意味でショックを受けました。「民放でもまだこういう骨のある討論番組を作れる力があるんだ」と。でもなぜか関東だけ放映されてないんですよ。

  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3634/18947)
回答No.2

NHKでもありました 誘導取材というのでしょうか ある大地震の中継 N、汽車 R、漁師 N、どこに行かれるのですか R,定置網の見回り N、被害が出ているのですか R、出ているかもしれないと思って N,出ているのですがどうなんですか R(面倒くさそうに)、出ているかもしれませんね N(スタジオに向って)、(鬼の首を取ったように)定置網に被害が出ている模様です だって 今から見回りに行く人に被害が出ていると言わせてしまいました

dojaemon
質問者

お礼

大変分かりやすい実例ありがとうございます。 >今から見回りに行く人に被害が出ていると言わせてしまいました 不謹慎ながら笑ってしまいました。コントなら思わずツッコミを入れる場面ですね。 テレビの怖いところはツッコミを入れる人間が誰もいないまま、どんな内容でも事実然として大衆に伝えられてしまうところです。 さらにこの事例は、インタビュー取材の本質も物語っているように思えます。日本人は他人と意見が異なるのを好まない傾向があるので、質問の仕方によっては簡単に相手を誘導することができてしまい、大変危険です。 取材を受ける側も、レポーターの勢いに負けない胆力が必要ということでしょうか。

noname#141155
noname#141155
回答No.1

民放に強い傾向ですが、NHKでもありますね。 必要以上にテロップは出さないで欲しいです。 また、なんとなく、投票行動も世論操作されているような気がします。 賛否両論あるような事柄で、両論出すのは結構ですが、その出し方でも受け止め方が変わりますね。 不快なのはコメンテーター。 自殺などは、報道がさらに同じようなことを煽っている気がします。 新型インフルエンザ騒動。 地元の街がバイ菌の街のように報道された感があり不愉快です。

dojaemon
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 短時間の間に多くの方から回答を寄せて頂いて、やはり関心の高い問題なんだということを実感しています。 NHKでは分秒単位で視聴率を争う必要はない分、民放よりテロップは控えめですが、受けがよさそうなので追従しているといったとこでしょうか。私の記憶だと、フジテレビが「HEY!HEY!HEY!」で始めた頃がきっかけだったような気がします。 投票行動の世論操作(意図する、しないにかかわらず)はまさにおっしゃる通りですね。酷い例では、数少ない街角インタビューだけを元にコメンテーターが「世論はみんなこう言ってます」と決めつけるケースが散見され、投票行動に悪影響を与えるのではないかと危惧しております(上記は「早まった一般化」という詭弁の一種だそうです)。 自殺問題やインフルエンザ騒動もテレビがあおった感がかなり強く、矛盾を感じます。地元の方は本当にお気の毒です。