たとえば、NTTの電話交換機は利用者が回したダイヤル番号の通りに、接続する仕事をしていますが、一度に接続できる仕事の量に限度があります。
たとえば地震などの災害地へ向けて、肉親の安否を確認する電話の呼が、災害地へ殺到すると、そこの電話局の交換機が悲鳴を上げて、交換機の機能全体がストップしてしまいます。
これが「パンク」の状態です。
こう言いますと、なんだかNTTの交換機が無能力のように聞こえますが、どんなに大量の電話の呼でもさばくことが出来るようにすると、莫大な設備投資となり、平常時は設備が遊んでることになって、無駄です。
またどこで、そのような大量の電話の呼が発生するかわかりませんので、全国の電話交換機を全てというのは無理です。
このパンク状態になるのを防ぐために、「規制」をかけます。交換機に入って来る「電話の呼」の数に規制をかけるのです。
たとえば交換機に入って来る電話の呼の限度が100であったら、50%にしたり30%に落としたりします。
そうすることによって、交換機がパンクすることを防ぐことが出来ます。
しかし、そうしますと、回線が少なくなりますから、電話をかけた人は「話中」ばかりで、なかなかつながらないという状態になります。
お礼
回答ありがとうございます。 パンクした場合でも、つながりにくい状態になっているだけで接続は可能だということですか?