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鉄剤をとりすぎるとどうなりますか??
3人目妊娠8ヶ月、貧血検査で案の定鉄剤が処方されました。 フェロチーム50とドセラン500、1回1錠ずつ1日2回服用と処方されたのですが・・・ 飲んで1週間になるころ、あれ?次の健診(2週間)までもたないぞ。あと1週間分もない・・・ 処方内容をよーく読み返してみると、なんと私は1回1錠のところ2錠飲んでいたのです!! つまり1日4錠ずつ飲んでいた!! 幸い、鉄剤で胃のむかつきとかはおこらないタイプなのでなんともなかったのですが ビタミン剤はまぁともかく、せっかく貧血のために飲んでいる鉄剤をとりすぎて、それが無駄に流れていたと思うとちょっと悔しくて残念でなりません。 鉄剤もビタミン(特にCとか)のように、とりすぎても体にたまらず流れ出てしまうだけなのかしら? それともとっただけの効果が現れる?? また、自覚症状的副作用はありませんが、怖い副作用などあれば教えてください。 息切れしながら生活をしているので、早く貧血に効果が出ればいいなと思っていたので、 無駄にとりすぎてしまったと思うとホントに悔しい。。。
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一般内科医です。 3人目の妊娠おめでとうございます。 鉄は1日に吸収できる量が限られており吸収力を妨げる要因がなければ、 フェロチーム(50)1錠~4錠であれば効果には殆ど差がありません。 よって鉄剤を多く内服しても吸収量が一定のため、 多く内服することで得られるメリットはありません。 逆に多く内服することで消化器症状などの副作用発現率が上がるが知られています。 副作用が出ていなければデメリットもないことになります。 ただし点滴での鉄剤補充は注意が必要です。 鉄過剰により鉄分が肝臓に蓄積して肝障害を起こします。 高齢者の鉄欠乏性貧血の治療では鉄剤は12.5mgでよいという報告もあります。 参考論文はこれです(Am J Med 2005 Oct; 118:1142-7.) 私も患者さんに治療する時は普通は0.5~1錠しか処方しません。 これでも十分に治ります。 よって日本では鉄剤は過剰に投与されすぎている傾向にあります。 貧血の程度にもよると思いますが、 鉄欠乏性貧血は鉄剤を内服することが治療になります。 貧血期間が長期にわたると治療開始と共に、 材料を提供された骨髄が造血を一気に開始するため、 他の造血に必要な要素も一気に消耗される可能性があります。 具体的にはビタミンB12は減少しやすい傾向にあります。 鉄欠乏性貧血は3~6ヶ月内服治療を必要とすると思います。 きちんとした内科医であればこの点をかなり注意して治療にあたってくれると思いますが、 鉄欠乏性貧血の治療は鉄剤のみでよいと考えている先生も依然としておられます。 妊娠中であり健康は母体のみではありませんので、 これらの点も注意して主治医とご相談ください。
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- sirouto1gou
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今日は。 用法、用量は薬袋にも書かれているかと思いますので次回からはちゃんとお読みになって下さいね。 一般的な一日服用量としては100~200mgですので、まずは一安心ですかね。適用としては異なるかと思いますが。 目立った副作用は消化器系にでますので、ひどいとむかつきや便秘等の症状がでると思います。 もしご心配でしたら医師とご相談の上で血中濃度を測定して下さい。 皮肉ではないですが、私なら悔しいというよりもお子さんの心配をしますけどね...
お礼
薬袋もちゃんと読んだつもりだったのですが・・・頭の回転がどうかしていたのでしょう。 幸い目立った便秘も消化器系のむかつきもまったく。 貧血で、日常生活が大変なので、胎児の心配より自分の心配をしてしまっていました。ものすごい過剰摂取ではないし、鉄剤だし・・・まぁ平気でしょうと、3人目ということもありなれすぎでした。。。 後期とはいえ、胎児にはいつの時期も大切な時期ですね。 残りわずかですが、大切に生活してあげたいと思います。 ありがとうございます。
- haberi
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>鉄剤もビタミン(特にCとか)のように、とりすぎても体にたまらず流れ出てしまうだけなのかしら? そうです。体は必要な量しか鉄を吸収しません。 むしろ脂溶性ビタミンの方が、大量に(何十倍、何百倍)とると 蓄積され害をなすことがあります。
お礼
ありがとうございます。 確かに脂溶性ではないので少し安心していました。 いずれにしても今後気をつけます。。。
お礼
わかりやすくご丁寧な回答ありがとうございます。 貧血の数値は9.4でした。 妊婦10以上なので、だいぶ低いようです。 経験から、2週間の処方で終わるときもあれば、もう1回と合計4週間の処方で、次の検査結果で処方終了ということもありました。 先生は元大学病院教授、地域でも評判のいい産院ですので、 信頼してもいいと思っています。 次の健診で、今後の(残りわずかな妊娠生活ですが、産後も貧血は有り得ますので)貧血の治療方針を聞いてみようと思います。