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19世紀頃の欧米で雨の中でも使える照明器具はありましたか?
産業革命頃(19世紀頃)の欧米で、雨の中でも使える照明器具ってあったのでしょうか? ランタンならいけるかなと思ったのですが、どうでしょう?
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カーバイドランプ http://item.rakuten.co.jp/minatodenk/ka-baid2_3/ 濡れると燃えます(なんかヤラシイ)。それで、これがいつごろからあったかですが、次の資料をご覧ください。 産報出版 溶接の歴史1800年~1900年 http://www.sanpo-pub.co.jp/library/history/post_405.html (引用開始) 1836 アセチレン製造 デービー(EDOMOND DAVY)が、実験室で偶然に酒石と炭素から得たカーバイドを発見し、これに水を作用させると、光輝を発して燃えることを知る。アセチレン炎である。 (中略) 1862 アセチレンの実用化 ウェーラ(F.WOEHLER)が、カルシュウムカーバイドに水を作用させるとアセチレンが発生することを発見する。 (中略) 1879 白熱電球の発明 当時にはガス灯もアーク灯もすでにあったが、それらは工場や街灯用で、火災や光が強すぎるなどの欠点があったため家庭用にはならないでいた。そこで、エンジン(THOMAS A.EDISON)は炭素フィラメントを用い真空引きで、40時間以上も白熱状態を持続できる屋内用の電球を発明する。 (中略) 1895 アセチレンランプ 欧州各国でカーバイド工場ができ、アセチレンランプが自動車用、家庭用などに普及する。 (引用終り) アセチレンランプが普及したのは19世紀末で、白熱電球と時代的に少し重なってもいるような……。なお、電球を発明したのはエジソン以外の人で、1820年説もありますが、いずれにせよ19世紀中葉には実験室段階のものが存在していました。のちに、画期的に改良したのがエジソンです。また、電池もその時代にはすでに存在しました。 電球の歴史 http://www.geocities.jp/hiroyuki0620785/lamp/indclamphistry.htm ご質問者は「産業革命頃(19世紀頃)」と質問なさっているわけですが、微妙な「ずれ」はないでしょうか。産業革命は18世紀後半から19世紀前半、いやドイツやアメリカならもう少し遅くて、うーんご質問自体がアバウト過ぎのような感じがします。 アセチレンランプより前には、松明(たいまつ)などがありました。 天漢日乗: 東大寺二月堂修二会(しゅにえ=お水取り) http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2009/03/33-c603.html (引用開始) 雨でも、お松明の火が消えないように、工夫がされているのだろう。恐らく、杉葉にしませる油の量を増やしているのではないかと思う。 (引用終り)
お礼
ご回答ありがとうございます! カーバイドランプというのは初めて知りました。そういうものがあるのですね。 松明の話も参考になりました。 詳しく教えて頂き、感謝します。