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新型インフルエンザウイルスに対しての消毒薬の効果の根拠はどこにあるのでしょうか?

日本中が新型インフルエンザの話題で盛り上がり、マスク、消毒薬が飛ぶように売れています。 マスコミの報道を見てもインフルエンザウイルスがどのようなものかは説明するようなところはあまり見られません。 実際街行く人々もどのようなものか知ろうともせず、「単にマスクと消毒しておけばいいだろう」程度の認識の人が多いです。 ここの質問と回答でもエタノール消毒で解決してしまったような質問もあります。 マスコミがやることはどのような現象が起こっているのか客観的に説明し、適切な予防法を伝えるのが使命だと思われますが、不確かな情報で不安を煽っているようにしか思えません。 マスクはウイルス防ぐほど万能ではありませんが、呼気の距離を縮める意味でも全く効果がないとは思いませんが、エタノール等の消毒薬を使うことで通常の石鹸や台所洗剤を使う場合に比べてどの程度の効果があるものか検証したようなことはあるのでしょうか?

みんなの回答

  • 7peaks
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回答No.4

過去のQ&Aにもいくつか回答があったのですが、インフルエンザウイルス自体は「消毒に弱い」ウイルスと言えます。 インフルエンザウイルスは、「エンベロープ」という脂質性の膜をウイルス粒子のいちばん外側にもっており、この膜にウイルスが細胞に感染する上で重要なHA(ヘマグルチニン:赤血球凝集素、ウイルス表面のスパイクとも呼ばれる)やNA(ノイラミニダーゼ)があります。(NA(ノイラミニダーゼ)は、抗ウイルス薬であるタミフル、リレンザなどのノイラミニダーゼ阻害薬としてよく知られている名称です) エンベロープは、脂質性(水に溶けにくく油に溶けやすい性質)のため、エタノールなどのアルコール消毒薬によって容易に壊すことができます。エンベロープを壊されたウイルスは、感染に重要なたんぱくなどを失うので、感染性がなくなり無害化されます。 インフルエンザウイルスをはじめ、単純ヘルペスウイルス、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)など、ウイルス全体の80%がエンベロープを持っていると言われています。 一方でエンベロープを持たないウイルスとしては、ライノウイルス、エンテロウイルス(いずれも風邪のウイルス)、ノロウイルス、アストロウイルス、A型肝炎ウイルス、E型肝炎ウイルス、およびポリオウイルスなどが挙げられ、いずれも消毒薬などに対する耐性が強いため、アルコール(エタノール)消毒ではなく、次亜塩素酸ナトリウムなどによる塩素消毒が必要となります。 また、石けんなどの界面活性剤は、脂質性の相互作用で付着したウイルスを落としやすくすると考えられ、石けんによる手洗いも同様にエンベロープを持ったインフルエンザウイルスには有効となります。 一方で、手指消毒の予防に対する有効性については、米マウントシナイ医科大のピーター・パレージー教授は「一般的なかぜの原因となるライノウイルスなどは、人の手に付着した状態でも活動を続けるため、感染予防には手洗いが有効だ。一方、インフルエンザのウイルスは構造が違う。表面にある脂質膜が人の手に付いた時点で破壊され、ウイルスは不活性化する」と言っています。 これに対し、カリフォルニア大バークレー校公共保健学部のマーク・ニカス非常勤教授は、「インフルエンザ感染の約3分の1は、手から手の接触による」との見方を示しています。 米疾病対策センター(CDC)では、「新型インフルエンザについては、手洗いが感染を予防することを示す確かなデータはない」と認めたうえで、「CDCとしては当初から、手洗いは予防法のひとつにすぎないことを訴え、ワクチンなど別の方法を重点的に呼び掛けてきた」と述べています。 いずれにしても、インフルエンザの流行時期には、電車の吊革や公衆電話の受話器、ドアノブなどから多くのウイルスがよく分離され、ドアの取っ手、テーブルの表面で2時間あるいはそれ以上の時間、ウイルスは感染性を持っているとの話もあり、厚生省の院内感染対策マニュアルにもエタノール消毒の有効性は明記されていることから、手軽に実践できる感染予防の1手段としては有効だと考えられます。 こちらに詳しくまとまっています。 http://unitedknowledge.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-975d.html

参考URL:
http://unitedknowledge.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-975d.html
  • zumichann
  • ベストアンサー率39% (892/2250)
回答No.3

他の方も書いてらっしゃいますが、インフルエンザウイルスにエタノール殺菌は有効です。ちなみにノロウイルスには効果が弱いので、全てに対しての過信は禁物ですが。 石鹸で洗うことの目的は除菌、エタノール消毒は殺菌です。手を洗うことは、インフルエンザウイルスを除去することにはなりますが、殺菌効果は不十分です。 もちろん、手についているウイルス、菌が少ないほど、消毒は効果がありますので、エタノール消毒だけで安心せず、組み合わせることで効果を高めることが大事だと思っています。

settanuki
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 確かに、洗剤での洗浄に加えて殺菌することで効果は上がると思います。 私は感染者の呼気からの感染が主な感染経路であり、手に付いたウイルスからの感染は副次的な感染経路だと認識していました。 そのため、食中毒菌に対しての対策+マスクで実際どれだけの効果が上がるのか疑問に感じている訳です。 感染経路の比率が判らないので判断のしようがないのですが、サルモネラ菌のようなものは手洗い消毒で格段に感染リスクを減らすことが出来ますが、仮にインフルエンザウイルスの空気感染95%それ以外の感染5%と考えますと、その5%の感染リスクを1/100から1/10000に減らすことより、外出を控える方が有用と考えるのが必然だと思います。 ですから、マスコミには消毒薬が足りないパニックを面白おかしく報道するのではなく、感染経路、リスクなどを的確な情報を伝えて欲しいと思っています

  • hey_ocha
  • ベストアンサー率55% (158/286)
回答No.2

マスクの効果など、その他の対策はリンクをどうぞ。 インフルエンザウイルスはエタノールで失活しますので、有効な方法です。 しかも、手すりや文具などの器具、家具や建物の構造物など、不特定多数が触れるところを石けんや台所洗剤で洗い流すのはとても大変ですが、エタノールであれば紙などでなければほぼどこでも吹きかけて、すぐ乾燥するのでお手軽です。 「お手軽、たくさんの場所に対して使える、有効である」 これらから、石けんや洗剤より有効性が高いと思われます。 もちろん、手洗いや水回りの処理については、石けんや台所洗剤で十分です。消毒薬は「対象とする病原体」「どこに使うか」で選択するものです。

参考URL:
http://www.kansensho.or.jp/news/090521soiv_teigen.pdf
settanuki
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 エタノールの消毒薬は手軽に使えるので手洗いが出来ない状況や手軽さという意味ではとても有効であるとは思います。 報道を見ておりますと、とある飲食店で客の入れ替わりの際にはテーブルを従業員はマスクをしてエタノール消毒するので安心していただけます。といったような報道なども目にします 確かにやらないよりは良いとは思いますが、「=だから安心」というのは論理の飛躍だと思うのですが、報道の実態はこのようなものですよね。 また、手洗いについてではウイルスの構造上エタノールなどアルコール類は有用としても、次亜塩素酸系の消毒薬よりは普通に石鹸や洗剤のほうが有用に見えてしまいます。 消毒剤を一括りに論じてるあたりにも疑問は持ちます。 仮に1年半後に強毒性のパンデミックが起こったときに、今回購入したエタノール消毒薬を封を開けたまま放置してそれを使って安心とか十分に考えられます。恐ろしい話です。 敵を知り、己を知れば百戦危うからず。(孫子) という言葉がありますが、今後の報道がそうなることを切に望みます

  • kotoby2003
  • ベストアンサー率15% (280/1755)
回答No.1

検証結果についての情報は得られませんでしたが、インフルエンザにはエタノール消毒が効果的とされているようです。 http://flu.1project.net/ethanol.htm 病院で利用されていることから、根拠レスだと思いません。 確かに、予防方法も、マスクと消毒、手洗い、うがいくらいしか私も知りませんね。 ほかに方法があるんですか? 家に閉じこもる、という選択肢はなしでお願いします。

settanuki
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 はっきりしないというようなお答えですね。 他に方法を知っていれば私はとっくにお金持ちになれますよ?誰も知らないでしょうね。

settanuki
質問者

補足

昨日報道で、マスクによる予防の検証の番組を見ましたが、N95マスクで 顔の形とマスクの形がうまく合う場合は効果があるとの事を見ました。 市販のマスクでは予防には全く効果がないとのことでした。 厚生省の指導も自分に感染の可能性がある場合に感染拡大を防ぐ意味で使用してくださいとの事です。 根拠の無い予防法を実践して予防できている気になり外出する量が増えるのでは本末転倒です

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