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炎症している患部を早く治す方法
炎症している患部をなるべく早く治すにはどうしたら良いでしょうか? (特に手の腱鞘炎と筋肉疲労について) 血行を良くするとか、抗炎症薬を使うとか、湿布を貼る、市販の塗り薬を塗るなど、色々ありますが、炎症を治す根本的な原理が分かりません。(冷やすのは急性の時だと聞きました。) 前にこちらで質問した時は回答が少なかったのでまたこの時間帯に質問させてください。http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4938763.html 抗炎症薬、消炎剤(非ステロイド、ステロイド)などは、炎症を鎮めて痛みを抑える効果は分かります。ですが、それ自体に回復を早める効果はあるのでしょうか?(これが一番こちらで聞きたい重要なことです。) 前に質問した際に、炎症は治癒反応なので回復を早める為には炎症を抑えない方が良いという回答がありました。 これは本当でしょうか? 今日薬局で薬剤師の方に聞いたのですが、風邪をひいた場合に熱が出るのはウィルスを攻撃する為に発熱し、筋肉疲労や打撲の炎症とは多分違うだろうとおっしゃっていました。(基本的に抗炎症剤で早く治りやすくなるだろうとの意見だったのですが、その薬剤師さんも明確なそれをフォローする説明はできませんでした。) 整形外科でも腱鞘炎で通院していた時は湿布(消炎剤)が出ていましたが、はたしてそれが痛み止めの為なのか、回復を早くするためなのかは分かりませんでした。 できればで良いですが、医学的な説明をして頂けるととても嬉しいです。 よろしくお願いします。<m(__)m>
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前回、回答した者です。 >その薬剤師さんも明確なそれをフォローする説明はできませんでした。 矛盾があるから説明できないのです。 発熱に対して出す薬はご存知のように消炎、解熱鎮痛剤ですね。解熱も鎮痛も同じ薬です。 発熱はもちろん、風邪による頭痛、関節痛、筋肉痛、咽頭痛、などにも使いますね。全てウィルスが原因です。ウィルスにリンパ球が反応してる闘ってる姿です。熱に弱いウィルスをやっつけようとして熱を出し、痛みを起こしてる(炎症反応)のです。 熱と筋肉痛(ウィルスによるものだけではありません。使い過ぎによる組織破壊も同じ破壊です)は別というのは矛盾です。 ですから風邪を引いた時は余りに高熱で体力を極端に消耗させるものでない限りは解熱鎮痛剤は使わない方がリンパ球がより活性化し治りが早いということになります。 この炎症の正体はPG(プロスタグランジン)という病気を治すときに必要な組織ホルモンの一つです。PGには交感神経を抑制するとともに、発熱、血管拡張、血流量増大、発赤、腫張、や知覚過敏の働きがあります。また痛みを起こす働きもあります。 ステロイド、非ステロイド、にかかわらず、消炎鎮痛剤はこのPGの産生を抑制するものです。ですから薬でPGの産生が抑制されれば、熱は下がりますし痛みも和らぎます。しかし、薬が切れるとまた発熱、痛みが始まります。体は治るまで自らプロスタグランジンの産生を続けますので。 前回言いましたが、消炎鎮痛剤の本質は交感神経を緊張させ血管を収縮、血流を閉じて冷やすことにあります。そうするとプロスタグランジンが産生できなくなるからです。 体が自ら回復させようとする生体反応を阻止、壊れた組織修復に欠くことのできない栄養と酸素を送り込むための血液の流れを止め、代謝を阻害するものです。 ただ、炎症が余りにも酷いと命にかかわりますので、ステロイドなどは一時緊急に炎症を抑える必要がある、救急医療などではなくてはならないものです。 結論です。 >整形外科でも腱鞘炎で通院していた時は湿布(消炎剤)が出ていましたが、はたしてそれが痛み止めの為なのか、回復を早くするためなのかは分かりませんでした。 湿布薬も消炎と名がつけば、プロスタグランジンの産生を抑制するものです。単なる痛み止めで対症療法の最たるものです。
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- v008
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ステロイドの抗炎症の効能は高いですから 医師の処方であれば 有効だと聞いています。 但し 当然ながら強い薬や方法にはそれぞれの限界がありますから副作用もあります。 鎮痛剤解熱剤が菌やウイルスに対する熱発を押さえる事によって体中に繁殖して大暴れするのは経験済みなので絶対やめた方がいいです 炎症の原因が問題なんです。 経験上、原因が他になければシップはってあっためて軽く運動。これが最高に早いです。 痛くて動かせないうちは医師の指導で 消炎鎮痛ある程度安静。 これで直らない(悪化する)ときは 他に原因があります。
お礼
回答ありがとうございます。 軽い運動で血流を増やすことがやはり大事のようですね。 原因による違いなどですね、色々調べてみようと思います。 回答ありがとうございました。<m(__)m>
お礼
度々の回答ありがとうございます。<m(__)m> 詳しい説明本当に助かります。 プロスタグランシジンというホルモン物質は全く知りませんでした。 なるほど、筋肉痛の筋繊維破壊の後の痛みなども炎症の一部だったのですね。 湿布などもやはり対処療法のものでしたか。 やはり血流を多くし、毛細血管まで血流させ、自然回復を早めるのが一番良いようですね。 回答ありがとうございました。 色々勉強できて本当に良かったです!<m(__)m>