- ベストアンサー
沖縄人のルーツについて
沖縄は以前は琉球王国という国を作っていて、本土の人とは違うルーツを持っているそうですが、具体的なことを知りたいので簡単な説明か文献、URLなど参考にできるものをください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
noname#118466
回答No.1
沖縄人のルーツを一言でいうことはできないでしょう。人類学、言語学、考古学共に日本人及び日本語のルーツが解明できていない現在ではアイヌの系統を含め全ては一つの説に過ぎず、定説には至っていないと思います。 縄文人(紀元前13,000年から一万年続いた)の祖先ともいえる原日本人が日本列島に広がり、その後北部、中部、南部でその後の渡来人と混血して今日の日本人に至ったというのが一般的な説だと思います。中部に渡来し混血した日本人の中から大和政権が生まれ中央日本を支配し記録したため、南部、北部の日本人は近世に至るまで記録されず、文化的にも混合要素が異なる事から異民族のような扱いを受けてきたと思われます。しかし、琉球語が日本語から分離したのは1700~2,000前といわれるので、この間をどう見るか又混血の度合いをどう見るかによって、沖縄人をどう見るかが変ってくるでしょう。現在につながる弥生文化から離れて発達した(途中まで)ことで違うルーツを持つともいえますが、日本人のルーツが縄文人にあるとすれば同じルーツであるともいえます。 琉球王国はある時期の支配体制であり、人種、言語とは切り離して考える必要があると思います。ご存知の通り、琉球王国が薩摩藩に支配されたとき、薩摩藩は琉球を意図的に異なる文化を持つ民族として対外に宣伝したといわれ、それが今日まで 影響を与えている面もあるような気がします。 参考文献 『古代史と縄文語の謎に迫る』きこ書房 『古代史の論点ー日本人の起源と地域性』小学館
お礼
細かい説明どうもありがとうございました(^人^)明日の原稿間に合いそうです。今度修学旅行で沖縄に行くのでそこらへんのことをよく勉強してみます。