> 低血糖と急激なストレスは関係がありますか?
< 関係あります。
肉体的・精神的ストレス時には、共に血糖値を上げようとします。それは、ストレス時には脳を働かせてストレスの危機から身を守るためです。
その為に、脳以外の場所には糖の供給を遮断して、優先的に脳だけに糖(グルコース)を送り込みます。脳のエネルギーになるのは「糖」だけだからです。抹消は脂肪をエネルギーに使えるから、ストレス時の緊急避難として抹消の糖消費をカットします。
・・と云うことは、脳内は高血糖化して、抹消組織は低血糖状態になる。でも血糖値を測定すれば、高血糖化している状態になります。
よく見かける光景として、結婚式の大事な挨拶のときに持った持っている紙がブルブル震えているのを見かけられると思います。これこそ、ストレス時の抹消が低血糖になっている状態です。
激しい戦いで振えが来るとき「武者震いだ! 怖くて震えてる訳じゃない」と言い訳しますが、これも抹消の低血糖です。
もう一つの低血糖のタイプとして、ストレス時にアドレナリン・ノルアドレナリンと云うホルモンを放出して、体内蛋白を壊しながら糖に変換させるシステムもあります。
糖新生と云いますが、その結果血管内に糖分が増えて血液検査すると判りますが高血糖化します。その時に血糖上昇に伴って、それを下げるべくインスリンが放出されます。
インスリンは血糖値を下げるホルモンですから、当然のことですが、血糖コントロールされるのです。
しかし、体質的にその時にインスリン過剰放出されてしまう方もいます。そうした体質の方は、まさしく血液検査しても低血糖になっているのが確認されます。それを機能性低血糖症と云います。
血糖値の検査は、糖尿病の有無を調べるためにデザインされていますので、一般病院ではそうした低血糖は発見されることがありません。
何故なら、グルコースの基準値が70~109mg/dlとされているため、109から急激に70に落ち込んでも、低血糖と云う診断がされないためです。
機能性低血糖症・反応性低血糖症をネット検索されると、質問者様の抱える症状との合致も調べることができます。
お礼
ありがとうございます。