10年くらい前から株式の取引をしているものです。
初めての売買は、勤めていた会社の持ち株会で、何も知らずに買わされていた株の処分売りでした。いきなり40万円以上のロスでした(苦笑)。
私は株式売買を始めてから、いろいろと社会勉強になりました。少なくとも、テレビや新聞、周りの人が話す経済、金融の話の間違いや、嘘がすぐに分かるようになりました(笑)。株式売買に限らず、人生上必要な、お金に関することも、自然と詳しくなるので、継続的に勉強を続けると、とても利益になると思います。
ちなみに株式売買は勉強不足だと、こちらは危ないことをしているつもりはなくても、知らないが故に、とんでもない目に遭うことの方が多く、非常にストレスになるので、よく勉強や、練習をしてから始めることをおすすめします。株式売買の練習は、景気の1サイクル、4年ぐらいは、かけた方がいいと思います。私はすべての勝負に勝てるようになるまで8年かかりました。
私が最初に購入して勉強した本は、木村佳子さんの「株 入門の入門―「るいとう」から信用取引まで」でした。
株とは何ぞや?のところから、制度、仕組みなどや、証券会社に口座を開いて実際の取引、様々な注意点まで、実用的に書かれていました。
ただ、出版が1996年と古く、個人の取引がネット主体になる以前です。今では、制度面で変わっていることもあるので、今はお勧めではません。
これから始めるための具体的な本の題名を挙げることはできませんが、店頭で立ち読みをして教科書を購入されるのでしたら、次のようなことが書かれている本を購入したらいいと思います。
1. 株とは何ぞや、、
2. 株式の市場取引の制度について
3. 証券会社に口座を作るときの注意点
4. 注文の出し方
5. 口座の管理、税金について
6. 何が株価を動かしているのか
7. どのようなタイミングで売買すればいいのか
8. 株式取引に向いていない人、初心者が陥りやすい失敗について
多分、「株式売買入門」の類で何冊が見ていけば、分かりやすいものがあると思います。
「絶対儲かる株式売買方法」というタイトルの本では、私の経験上、「絶対」儲かりません。自分にあった方法を、自分で開発して、十二分にテストした方法の方が、儲かります。
ちなみに、株式売買を始めると、こちらが教えてくれと言っていないにも関わらず、周りがいろいろな知恵?(正しくは雑音)を押し売りしてくれると思います。それらは、ほとんどが役に立たないことばかりなので、気にする必要はないです。人から聞いたことではなく、自分が経験上、知り得たことだけが「正しい知識」です。正しい知識を身に付けることによって、周りの雑音が「間違った知識の押し売り」と分かるようになると思います。周りの意見ではなく、自分の考えで正しい判断が出来るようになれば、一人前です。
それから、もしも、日経新聞を読まれていないのでしたら、購読をお勧めします。
経済の大まかな流れは、一般紙でも、何となく分かりますが、内容の充実度は全く違います。
私の株式取引のスタイルは、短期の需給をチャートで見ながらのデイトレードから、数日間のスイングトレードのみなので、新聞に書かれている経済ネタで取引をすることは、まずありませんが、日々の生活に役立つお金の周辺の話が、一般紙に比べて非常に充実しています。知らないと損だなぁと思うこともよくあります。どっちみち、株式取引をしていると、経済のことを知りたい、という興味が沸くと思います。興味本位でも、日経新聞はおもしろいと思います。連載小説も毎回おもしろいと思います(笑)。