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ふちなし畳のデメリット

現在和紙製の琉球畳を使用しています。そのふちのない畳ですが、現在ふちの部分が所々切れています。(ふちがササクレになったような状態です) 新築の家を購入後半年しか経過していませんので、畳業者に問い合わせたところ、 「和紙でできている琉球畳の悪いところで、どうしてもふちは弱いんです。同じ畳を使っているところではみんなふちが切れていると思いますよ。木工用ボンドなどで接着して目立たないようにしたらいいです。」 と言われました。 これでいいのか不安に思っています。私の親は張り替えてもらえ!と言っていますが。。。 同じような状態になった方や、対処法、縁なし畳のデメリットに縁が切れるということはあるのかどうか、わかる方教えてください。

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  • blue_hope
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回答No.2

その該当の畳が、大建工業の和紙畳(すこやかくん)であることを前提にお話します。 http://www.tatamilife.com/seihin/s_1_2.html#04 畳の角の部分の加工方法については、一般の方には公開されていませんが、材料メーカーであるところの大建工業のマニュアルには記載されています。マニュアル通りに作られているのでしたら、ササクレ現象は起きないはずです。 したがいまして、もし新品の段階でササクレがあったなら、それは、立ち会いの検査の段階で、クレーム(無償修理)の対象となっていたはずです。 ですから、その時点で次の回答を得たのだとすれば、それは、該当の畳業者が間違った作り方をしている(または、技術レベルが低い)ということになります。 > 「和紙でできている琉球畳の悪いところで、どうしてもふちは弱いんです。 > 同じ畳を使っているところではみんなふちが切れていると思いますよ。 > 木工用ボンドなどで接着して目立たないようにしたらいいです。 たとえば次の写真は、とある畳店のものですが、どれも角がササクれていません。これが普通です。 http://tata3tori3.hp.infoseek.co.jp/herinashi.htm ただし、新品のときには無かったものが半年後になって現われたのであれば、製造段階での欠陥だったのかどうかは微妙なところです。 畳は、住宅のパーツとしては、それ自体が消耗品と言えますので、(クルマで言えばタイヤゴムのようなもの)単に使用した期間だけでは、品質の是非を問えるものではないからです。 たとえば、畳と敷居、畳と畳の境目において、わずかでも段差が生じていると、そこに人の脚などが日常的に当たることによって、擦り切れ(=ササクレ)が生じることがあります。 頻繁に通る場所などでは、畳自体がわずかに凹んだりしますので、そこに段差が生じ、結果、表面の角が擦り切れることもあります。 でも、たいていは、そういう場合でもササクれるのは局所的です。 このサイトには画像を掲載できるシステムになっていますので、現場の写真があると、専門家の方々にとっても判断しやすいのではないかと思います。 あと、問題の解決に関する提案ですが、大建工業の場合、全国の取り扱い店が紹介されています。 http://www.tatamilife.com/map/index.html 一度、この中から最寄りの店を選んで、相談をされてみてはいかがでしょうか? もし現場まで出張してもらえるのであれば、より的確なコメントが得られるはずです。 仮に、その時点で施工上の問題が判明すれば、住宅会社の瑕疵がはっきりするわけですから、そのときには、住宅会社の手による補修は見限って、その代わりに、畳メーカーであるところの大建工業が紹介している業者に補修工事をしてもらったらどうかと思います。 そして、その代金の一部か、または全額を住宅会社に支払ってもらうような交渉をするのが現実的な解決方法かと思います。

dorano
質問者

お礼

この問題について、誰が、どの段階で悪かったのか(畳屋、住宅会社、私)がとてもわかりやすく、そしてこれからの対処法についても書かれてあり、本当助かりました。blue_hopeさんの回答を参考に対処方法を考えていきたいと思います。回答ありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.1

畳屋です。 簡単に言うと、縁なし(ふち無し)は耐久性に難ありなのです。 元来の琉球畳(本当の本物)は、畳表の草自体別物で、丈夫なものです。 すぐ切れるものではありません。 現在の琉球モドキは、通常の備後表を用いて織り方を似せて作ってあるものです。 和紙製の表も耐久性は著しく低いです。 この業界は、耐久性を偽装するのが当たり前の業界です。 そうしないと、施主が目を向けてくれないからです。 情けない業界ですよね~。 ではなぜ「畳縁」が必要か? 角が弱いから付けるのです。 更にその縁さえ守ろうと、作法として「縁を踏まぬこと!」となってるのです。 こういった事例は確かに全国でかなりの数になっていると思われます。 ダメな畳屋の作戦に、見た目で乗ってしまった施主様の責任も無いとは言えません。 事実、当方ではデメリットを説明して通常の畳を納品させようとしてキャンセル食らったことなんて山ほどあります。 どうしても縁なし畳がよければ、本物の「青表(琉球畳用の本物の表)」を調達してもらって、張り替えを頼むしかないです。 その代り物凄く高くなりますが、ご承知おきを。 本物は出回っている数が少なく材料費が高価です。 貴方の案件ですと、悲しいかなクレームにて無料入れ換えは難しいと思われます。 普通の備後表を用いて縁を付けるのが一番の方法だと考えます。 当方の工事でこういったやり方で、見た目綺麗で、長く使えるようにした現場は数多くあります。 見た目素晴らしいです。 PS HPなどで表記を「琉球畳」としている店は信用してはいけません。「琉球畳風」としている畳店は、少しは良心があります。 でも、結局そんなものをラインナップしている店は、老舗でもろくでもないと思った方が良いです。

dorano
質問者

お礼

和紙製の畳の耐久性の低いことや、このような事例がやはり多いことを教えていただき、とても役にたちました。今後どのように対処していくかは検討中ですが、tatamiyamaさんの回答を参考に考えていきたいと思います。親切な回答をどうもありがとうございました。