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黒部五郎岳-薬師岳-立山-剣岳
毎晩お世話になっています。 現在「百名山」登頂をしている外国人です。 今まで 15ヶ所の 山を登頂しました。 6月に「黒部五郎岳-薬師岳-立山-剣岳」までの山行日程を思っていますが、時間と日程がよほど必要となることで考えられますが、このコースに移動したら何日もかかりましょうか? 一人で宿泊はテントと取食で・・荷の重さは 40kg位、一日移動の可能な時間は 10時間位です。速度は地図に表示されている時間よりもゆっくり動くつもりです。 そして 6月には日本の山を登った経験がないですが、 普通の気候がどうですか?もし梅雨ですか? それでは、御返事をお願い致します。
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6月10日ごろに梅雨に入ることが多いです 梅雨の雨で雪がとけて夏山になりますからそれまでは残雪が多く地図と同じコースを歩くことはできないかもしれません 黒部五郎岳への入り口は富山県側の折立と岐阜県側の新穂高がありますが折立は7月下旬まで交通の便がよくありませんので新穂高温泉からになるでしょう http://www.yamajoho.com/kita-13kurobegoroudake-sinhodakaonsen.html テントとのことですから夏山でも 1新穂高TS or1時間入ったわさび平小屋TS 2双六小屋TS 3黒部五郎小屋TS 4黒部五郎岳~薬師峠TS(太郎平) 5薬師岳~五色ヶ原TS 6立山~剣沢TS 7剣岳往復 は必要でしょうし、悪天候で停滞することも予想しなければならないでしょう 一般的には梅雨明け後をお勧めします
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- tk-kubota
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6月のこのコースは、上級者向きでも「上級者の上級者」と云うことができると思います。 単独でテント、そのうえ40Kgの荷物、とても無理だと思います。 7月中旬過ぎに変更されたらどうでしよう。
黒部五郎岳は、どこから入山しても1日では辿り着けないピークです。No.1さんの日程のとおり、新穂高から入っても折立から入っても黒部五郎小屋のテントサイトに着くのは2日目ということになるでしょう。 ここから先の日程はNo.1さんの回答のとおりです。 まあ、薬師峠から五色ヶ原まで1日で行くのは難しいかもしれません。スゴ乗越でもう1日とった方が良いかもしれませんね。 ということで、6-8泊の行程になるかと。 それにしても40kgという荷物は重すぎだと思いますが。装備は改善の余地ありだと思いますよ。この日程なら食糧を入れても25kgくらいですむはずです。カメラ機材一式を持つのでしたら話は別ですが。 それと6月の北アルプスは、まだ残雪の山です。 双六から薬師岳あたりの区間は地形が穏やかなので、残雪のために登山道が隠されるとルートファインディングが非常に難しくなります。ガスで視界が悪くなると、よほどの読図のエキスパートでない限り、GPSユニットを持っていないと行動不可能になるでしょう。 私は黒部五郎~薬師岳付近は6~10月に数えきれないくらい歩いていますが、6月のこの付近の稜線で残雪があってガスで視界が塞がれたら、正しくルートを辿れる自信はないです。そのくらい地形が曖昧です。 また、剱岳も大半が岩と雪のミックスになるため、5月前後より技術的に難しいかもしれません。5月の剱を快適に登れるくらいの技術がないと6月は難しいでしょう。 梅雨に関しては、剱岳や立山付近の北アルプス北部は、他の地域より梅雨入りは遅れるのが普通です。6/10頃だとむしろ天候は安定している年の方が多いです。ただ、この時期のこのエリアはまだ完全な雪山ですが。 梅雨明けも同様に遅れるのが普通です。 関東や東海地方で梅雨明けした頃が、北ア北部では最も荒れる時期だったりします。梅雨前線が日本海に上がってしまうと関東や東海、近畿地方では梅雨明け宣言が出ることが多いですが(最近は"梅雨明けしたと見られる"などという曖昧な表現をしますが)、北陸や東北ではまだ開けてませんから。むしろ前線の直下で最も激しい時期だったりします。 こんな時に山に入ると死ぬほど恐ろしい目に遭います・・・ 双六や黒部五郎岳付近は、気候的に北ア北部に入るのかどうか微妙なところですが・・・ というわけで、薬師岳や双六岳など、日数がかからないピークを登るには、6月は経験豊富な人にとっては静かで新鮮な山歩きが楽しめる良い時期なのですが、長期縦走にはちょっと向かない時期だと思います。 やはり梅雨明けしてからの方が。
お礼
助言とリンクありがとうございます。 安全のためにできるだけ梅雨後行くことが良いですね。