個人的には賛成できません。
心身ともに限界まで磨り減らして働きさえすればいいというのは人類の今までの歩みを否定することではないかと思います。
人類はより善きことのために努力をして、より善きことを達成してこそ人類は豊かになり人は評価されてきました。その陰には成果を出せなかったたくさんの研究者等の屍があります。
今まで数十台のコンピュータで処理していたものを、たった数行のプログラムで実現した人がいたとします。彼の労力はマウスを数回クリックするだけとそんなに変わりません。世界に革新的なイノベーションをもたらした人です。こんな人が富を得てはいけないのでしょうか。
それより、あいも変わらず数百万行ものソースコードをああでもない、こうでもないと弄繰り回して心身ともにすり減らしている人の方が偉いというのは、納得しかねます。
心身ともにすり減らしさえすれば良いなら、憂鬱で陰気で不幸自慢をする社会いこそ素晴らしい社会となってしまいます。
こんな世の中が正しいとは思いません。
努力は世の中の役に立つように努力して、成果を残してこそ評価されるべき。
>PCのモニターを見て、マウスを数回クリックするだけで
>信じられない富を一瞬にして得られる世の中
また、これは大きな勘違いでしょう。
為替ディーラーやファンドマネージャは一般労働者の平均より、はるかに心身ともに限界まで磨り減らしています。毎晩トレーディングで負ける夢にうなされて連続して2時間以上眠れないなんて人もざらにいます。
多額の金を一瞬得るということは多額の金を一瞬で失うリスクを取っています。宝くじは買わなきゃ当たりません。自らの意思で買わなかったのに、当選者に文句を言うのはお門違いです。だったら買えばいいだろうって話です。
・どれだけ世の中に役に立っているか
・リスクをとって成功したもの
これを基準に報われる方が正当かと。