timazirouさん こんばんは
レンズプロテクト用のフィルターはレンズの1枚目のレンズ面に傷をつけたり指紋等の皮脂を付けたりしない為の目的のフィルターですから、極論すれば単なる「無色透明なすりガラス」1枚で良い訳です。実際は低価格で各種コーティングが出来る様になった現在では、「すりガラス」1枚だけで出来ているフィルターは売ってないでしょう。そう言うフィルターが低価格なレンズプロテクト用のフィルターと言う事になります。
高価格なフィルターとは色々な機能が有るフィルターの事です。たとえば私が使っているケンコーの「L41 スーパープロ」の場合は、人間の眼では認知する事が出来ない紫外線で有っても、出来上がり画像上で悪さをする紫外線を強力にカットすると言う機能が有ります。そう言う様にどの様な機能が有るかどうかで値段差が有るんです。
レンズプロテクトフィルターを使うかどうかについての話が出ましたので、私は以下の様に考えています。
レフレックスレンズを除く全てのレンズは、フィルターを装着す事を前提に設計されていません。したがって高々ガラス1枚のフィルターと言えども、科学的に細かく視れば、使うレンズの最高性能を損ねている事になります。ではどの程度最高性能を損ねるかと言うと、プリンとした写真を見てレンズプロテクトフィルターを使った結果として画質が低下している事が解かる人は多分誰一人として居ないだろうと言う位の微々たる程度しか損ねていません。それでも科学的に細かく調べれば、使用レンズの最高性能で撮影してない事は解かります。私の場合(拘りなんですけど)は、そう言う超微々たる差で有っても極力使用するレンズの最高性能で撮影したいので、レンズプロテクトフィルターを使わないで済むなら使わないと言う考えで撮影しています。つまり砂浜での撮影で強風が吹いていて砂が舞っている状態・人ごみの中での撮影で色々な物にレンズをぶつけて1枚目のレンズに傷を付ける可能性が疑われる場合・紫外線の悪影響が出来上がり画像上で目立ってしまいそうな場合(例えば町中の夜の撮影で信号等の発光物が目立ってしまいそうな場合等)ではプロテクトフィルターは使いますけど、それ以外の場合は外します。
以上は私なりの考え方なんですけど、プロテクトフィルターだけについて言えば、常時付けっぱなしで撮影している方も結構います。これは出来上がり画像上付けて撮影した場合と外して撮影いした場合との差がほぼ無いからです。それとレンズ自体は数万円以上する高価な機材ですけど、高価なフィルターと言えどもプロテクトフィルターだったら1万円で十分おつりか来る値段ですから、レンズの1枚目のレンズに傷を付けない為の保険的意味合いでプロテクトフィルターを使っている方もいます。
フィルターは、元々使用目的に応じて使う・使わないを撮影者が選択する機材です。ですから私は上記した通りプロテクトフィルターと言えども使う場合と使わない場合を選択しています。ただし極論すれば出来上がり画像やレンズに対してプラスになる事が有ってもマイナスになる事がほぼ無いので(と言っても科学的に視たらレンズの最高性能は損ねてます。)、常用して付けっぱなしか私式に使う・使わないを選択するかはtimazirouさんの考え次第で良いと思います。
以上何かの参考になれば幸いです。
お礼
私もお店の方から説明を受けた時は、常時つけて使う人が多いと 聞きました。 とても詳しく分かりやすい説明、ありがとうございました。 保険の意味合いで是非、購入しようと思います。 ありがとうございました。