知っている人が3人鬱になっています。友人は、子供を産んで鬱になり子供と離れて暮らしています。もう一人の友人は、脳出血で脳内化学物質が不足して鬱になったそうです。知人のお嬢さんは高校生ですが鬱で休学中です。
本当に彼女達、かわいそうでした。一人は生まれたばかりの子を一番かわいい時に手元に置けないし、もう一人は正社員だったのが仕事できなくなって余計に焦る、高校生のお嬢さんは学校で成績が良かったのにも拘らず、大学進学がスムーズに行かなくなってしまいました。
3人とも、医者に行く事を渋りました。
「精神病って診断されたら、どうしよう。」
鬱の診断をされて、皆さん、すごく困っていました。落ち込み方も酷かったです。今までの生活や将来の目的が遠のいてしまうのですから。
でも、病気の定義は「初めがあって、終わりがある。」と言う事なので、治療しないと健康体には戻れません。
精神科医の友人の話によると、診断は専門医でも難しいそうです。しかし、脳内物質の変化がデータとして取れる場合も多いので、そこから鬱である診断は出来るようになってきているそうです。
就業後、休日には元気、仕事となると鬱という彼ですが、医師に頼みこんで抗鬱薬の処方箋をもらっています。彼自身が言うには、彼女が3人いて、週3~4日は彼女達の所へ行ったり来たりの生活で外泊するので、朝、起きられない のは、睡眠障害を併発する鬱のせいであると言う理由で処方してもらっているんです。だれでも、こんな生活したら、朝、起きられないって思いますよ。でも、その彼女達との生活のコトは、彼は医師に話していません。そして、会社には「鬱」の理由でしっかり休暇をとり、彼女の一人と海外旅行とか行ってました。
本屋で話しかけられた友人は、同じ病気なら普通の人より解り合えるのに、彼女の方が重いと解ったとたん、避けられて大変傷ついたそうです。精神科医に勧められた鬱のサークルに入っている人で、そんな人はいないそうですから。彼女、鬱が酷い時、お風呂に2週間も入れず、ゴミは捨てられない、ご飯は食べないと、お母さんが「このままでは、死んでしまうかも。」ってもの凄く心配していました。本屋に行ける程度にまで回復したけど、お母さんは常に彼女の外出時、彼女の後ろを付いて行ったそうです。何時、自殺するか解らないからって。彼女、30代なのに「認知症」って診断されたんです。確かに、認知症と鬱の脳内化学変化は似ている所もありますが、これって、誤診ですよね。
出産後に鬱になった彼女は、会って話しても上の空、メールできちんと文章が書けない、動悸が酷くて夜中に救急車を呼んだり、私と話せば「ごめんね、ごめんね。」って、悪くないのに謝ってばかりで、何か変だって思いました。彼女もご飯が食べられなくなって激痩せし、動きが遅くなり、母乳まで止まってしまったそうです。
どんな症状でも、「鬱」と一くくりにしないで、もっと個人個人の症状や様態から、適切な診断と処方をして欲しいと思います。鬱にも、外因性(脳内の怪我等、化学的、物理的変化による理由)によるものと、心因性(心の状態が身体に影響したもの)では、治療法が違うと思うんです。現在は、化学療法が主流ですから、処方箋も違って来るし、同じ抗鬱薬でも、効く症状と効かない症状がありますし。酷いのになると、統合失調症なのに、鬱の診断をされて全然回復しない人もいるそうです。
精神科の医師は日夜研究していると思いますが、人間の器官の中で最も複雑な脳については未知の部分がい多い事も事実でしょう。しかし、もっと、化学的物理的診断方法が発達すれば、どの精神病か的確な診断と、的確な対処が可能になると思うんです。
私の母の時代にも、精神病の患者さんがいたと思うんです。でも、どうして、この10年、精神病患者が急増したのか解りません。何か、食品とかに問題は無いのでしょうか?
誰でも、自分から 鬱と診断して欲しい 鬱になりたい 人はいないと思います。
精神病は、一歩間違うと生死に係わる病気だと思います。その診断が的確に出来るように、処置がスムースに行われるように医学の発展を望むばかりです。特に、精神科と脳外科の繋がりが希薄なのは問題です。精神科医は脳外科医と連動で、精神病に当るべきだと考えています。
この連動が上手く行けば、鬱等、手術で治せる可能性が高まって、是非手術で健康な精神になりたいと考える患者さんが多いと思うのです。
お礼
回答ありがとうございます。どういう知識を周りの人に持ってもらったら楽になるのでしょう。