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プロコフィエフ「古典」のクラリネット

とあるアマチュアオケでクラリネットを吹いています。 実は、今度プロコフィエフの「古典」をやろうか、ということになって クラリネットのパート譜を見たんですが、 inCで書かれていたので困ってしまいました。 普通、B管で吹くのかA管で吹くのか、どちらが正しいんでしょうか? または、どこかで持ち替えをするんでしょうか。 どなたか演奏したことのある方、ご存知の方、ご教授ください。

みんなの回答

  • SUNAONAKO
  • ベストアンサー率13% (35/251)
回答No.1

いい曲ですね。 自分はヴァイオリンとヴィオラを弾きます。管楽器を吹きませんので、無責任な事を申し上げる事をどうかお許しください。なお当方は職業奏者ではありませんが、プロとしての教育を受けました。 確かにこの曲は自分も弾かせていただいたことが何度かあります。そして浅はかな知識と私の勝手な好みというこれだけのフィルタがかかった意見ですので、どうか適宜取捨選択なされます様。 個人的にはA管をお勧めいたします。 これには幾つか理由がございます。 確かに調の問題もあります。この曲にはA管の音・響きの方がb管よりは合うと思います。もちろん全楽章通してであります。ただし、楽器のコントロールの面から考えますと、これは奏者の判断に委ねばならないと思います。 また、そもそも何故プロコはinCで書いたか、またinCでかかれていることの妥当性や有用性というのでしょうか、「意味」を検討される事も大変有用ではないかと思います。単に「古典」という命名程度の次元の話しではありませんよ。これは勉強量に関わる事ですので、もしご興味がおありでしたら、いい機会です、どうぞ様々な方向から知識を身につけられ、その上でご判断なさられることを、切に希望いたします。 これら2点だけに思いをはせても、少なくとも木管とホルンを加えたグループの中でクラに与えられた役割といったものが、他の何れの楽器とも全く異なるという認識を私は持っております。仮にb管と比べてportabilityに難があったとしても、例えばFl.やOb.の様な前面へのアピールのような役柄ではなければ、といってFg.の様に時としてlylicな面を保ったまま突然激しい動きを要求されると言う役柄でもありません。他の楽器とのユニゾン(Fl., VnI,II,Va.あたりが多いですね)の部分でも、そこでは他の楽器とは異なりある種の確信といった類の意思表示を求められているような部分が多いですね。例えば1楽章43-46小節は、単に管楽器のportabilityのための音の並びとは、私は理解しません。また71-73小節はA管よりb管の方が色を出しやすいでしょうか?スラーやタイこそかかっていますが、同じ音質では具合悪い事はお分かりだと思います。100-101小節と21-22小節とどの様な意味の違いがあるのでしょう。111-130小節は、単なる木管のお祭りでしょうか?131-137小節とどれほど意味合いが異なるのでしょう?4楽章の終わり4-3小節はいわゆるソロでしょうか?あるいは管楽器ゆえの音の並びと言い切れるでしょうか?個人的な価値観に関わる部分が大きい議論ですので、もちろん押し付ける気持ちはさらさらありませんが、例えば上にあげましたような部分だけを考えましても、自分としましては、多少の難が合ってもA管を選ぶだけの価値があると思うのです。 長々と無意味な文章を読ませてしまいましたことをどうかお許しください。何かのお役に立てればと思いました。何かご意見がございましたら、どうぞお願いいたします。勉強させていただきたく存じます。 いい演奏会になりますよう、あなたにとって充実した演奏会にもなりますよう、お祈りいたしております。

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