地デジチューナーを使うことで、画質が粗くなることはありません。
ただし、適切な接続をしなければ、既存のTV受像機の性能を
充分に発揮できない可能性はあります。
地デジ非対応のハイビジョンTVを使う場合ですが
地デジチューナーからD4端子等での接続が必要だと思います。
(興味ないので実際の運用は調べていません)
RCAピンやS端子で繋げば、アナログハイビジョンに劣ります。
ハイビジョンでないTV受像機の場合は、そもそもの画面スペックが
地デジの高解像度に対応できないのですから、地デジ対応TVで見るより
画面が間引きされた状態で表示されます。
これを画質の劣化と考えることはできますが
TV受像機自身の本来の性能は発揮している状態です。
(問題は外付け地デジチューナーにあるわけではない)
なお、TV受像機の高画質化機能などが、RCAピンやS端子からの入力では
充分に機能しないことによって、地デジに由来する
デジタル的な画質特性が気になる可能性はあります。
また地デジが一般化する過程で、字幕が高解像度の画面を前提とし
外付けチューナーからのSD画質では、読み取り辛くなる恐れはあります。
つかね、低価格のTV受像機を使っている人って多いわけです。
ゴーストリデューサーとか3D Y/C分離とかが無かったり
電波状況が悪くて、そういう機能も及ばない世帯も多い。
そういうところで、地デジが正常に受信できる場所であれば
クリアな映像が得られる可能性が高い。
だから、米国のように国土が広い国では、積極的にデジタル化を進めてきた。
でも、日本は、デジタル化は暗号機能での著作権保護が主目的だから
米国ほど難視聴地域が多いってわけではない。(ある意味、卵と鶏)
驚くほど画質が改善するのは、やはり地デジデビューがハイビジョンデビューの場合でしょう。
外付け地デジチューナーの映像は、しょせんBSやDVDプレーヤーで見慣れた画面並。
それがそのTV受像機の表示能力の限界なのですから。
ちなみに、米国でさえ、完全切り替えを先延ばしにする案が出ているオチ。
暗号化のコストと、その不安がある日本では
やはり速やかな移行はできないのかもしれません。
お礼
詳しい解説に感謝します。 既存のテレビ画質が上がることはないのは、テレビが変わらないのですからあり得ませんよね。 よくわかりました。ありがとうございます。