No.3です。
>まずベースから直接FA-66に入力した場合、もちろん入力されるボリュームが下がりますので、
>サンズを通した時以上にFA-66の入力レベルやベースのボリュームを上げないと歪まないです。
>歪み方などはサンズ通した時と同じような感じですね。
うーん、ここだけそのまま読んだら、「要するに、SANAMPの出力上げすぎてるだけじゃないの?」と読めるんですけどね?
SANAMPのエライ?ところは、LEVELを抑えめしても、DRIVEの調整次第で出力は小音量でもSANSAMPならではのサウンドを維持できる所にあります。
もしかしたら、普段ベースアンプに繋ぐ時の設定に固執してたりしやしませんか?
ライブや練習で使う時の設定と、録音に使う時の設定は、全く別物として捉えて録音用は一から設定し直すつもりでないとダメですよ。
それで「普段アンプに繋いでいる時の音が出ない」と、SANSAMPのLEVELやDRIVEをグリグリ上げると、そりゃ簡単に歪みます。そういう時は、レベルは程ほどに録音して、DAWソフト側で音を再調整してやるのが本筋です。
FA-66にベースアンプ並の耐久性を求めたらダメということなんです。
FA-66はインターフェースであってアンプじゃないので、特性は全然違いますから、無茶したらFA-66がかわいそうってなもんですね。
>サンズからFA-66はXLRで繋いでます。
>試しにシールドも繋いでみましたが、歪みに関しては変化無しです。
ということなら、そこはXLRで良いでしょう。
ただ、それで歪みに関して変化無しなら、ますますもってSANSAMPの出力上げすぎだという気がしてなりませんね。
>ちなみに再生環境はPC→FA-66→ヘッドホン端子よりヘッドホンとなっています。
>というのはベースと曲のミックスの際にどうしてもクリップしてしまうことなのですが、
については、
1)まず、ソフト上の出力レベルメーターは、ベースを足した時点でクリップ域(赤域)に達していますか?
2)達してないなら、ミックスダウン時にFA-66のモニターボリュームはどの程度の位置で聞いていますか?
3)これはついでですが、使っているヘッドフォンはどんな物ですか?
1)は、ミックスダウン時の波形レベル自体がクリップして歪んでいるのかどうかの判断に重要。
2)は、単に再生音量が小さいという理由で、FA-66のヘッドフォンアンプ部が歪むほど音量を上げているだけではないか?という点の確認(FA-66のヘッドフォンアンプ部は、確かにちょっと音量小さめ)
3)は、ヘッドフォン自体が能率の悪い音の小さい歪みやすい物ではあるまいな?という念押し
という意味です。
結局、モニターして聞こえる音量が小さく感じているから、ついつい全ての音量レベルを上げている…その結果歪んだりいろいろ弊害が…というのが、初級者にはありがち。だから生音DTMでは、再生環境も結構大切なんです。
もし、3)に問題が有れば、ヘッドフォンを良い物に変えましょう…ってケースは有り得ます。
もし、3)はOKなのに2)に問題があるなら、もうちょっと出力の大きいヘッドフォンアンプを間に入れるというのも手です(同じFA-66ではないけれど、私はその方法はよく使う)
もし、3)2)には問題がないなら、あらゆる意味で『レベル操作がまだ下手』ということです。いや、偉そうに言って悪いけど。
>元の曲がクリップしないギリギリで編集されているため、そこにベースを足せばクリップするのは当然なのかもしれませんが、
ということに気が付かれているのは、大変結構です。そんでもって
>そのために曲の音量を結構下げなくてはいけなくなります。
というのは、結局は元の音量が元々でかすぎるか、あなたが耳で感じるより遙かにベースの音量がでかすぎるかのどちらかしかないんです。
バックオケの音量は、耳だけでなくレベルメーターで見てMAXで-3~-6dBくらいにしておいて、ベースも単独トラックで鳴らしてレベルメーターが-3dBくらいに収まるように調整した上でミックスすれば、総合で0dB程度に収まるはず。そこで、瞬間的に+4dB以内に収まる程度に個々のトラック調整すれば、音量的には歪まない範囲に収まるはず。これが基本です。
トラックの音量調整は、耳でやる物ではなくてレベルメーターを見てやる物だと、今は思っておく方が良いですね(本当は両方必要ですが、現時点ではレベルメーター主体の方法を覚える方が先でしょう)。
もし、レベルメーター的にはMAXで0~+4dBくらいに収まっているのに音が歪むというなら、その音源をWAV化してそのままCD-R等に焼いて、コンポ等で聞いてみる。それでも歪むなら、録音システム自体に何か問題があるので、話はやっかいですが、そうやって作ったWAV音源をPC 以外で聞いて、少なくとも音はクリップ歪みを起こしていないなら、要は再生音量に頼りすぎてレベル上げすぎですね。
一度ご確認下さい。
お礼
またも詳しくお答え頂いてありがとうございます。 やはりI/Fにベースアンプなみの耐久性を求めてはいけないですね。再生環境や再生音量には問題は無いと思うので、やはり録音時のレベル調整および録音後のソフト面での編集についてもっともっと勉強、実践していかなければならなさそうです。 今回みなさんに真摯にアドバイスをいただいて、かなり録音に関する理解と意識が深まりました。ありがとうございます。