簡単に言うとクロスケーブルは厳密に結線の仕方は定義されておらず
そのためマイクロソフトが結線の仕様を決めたのがインターリンクケーブルです。
つまりインターリンクケーブルはクロスケーブルの一種です。
RS-232Cは古くからある規格で、
DTEと呼ばれるデータ端末と、DCEと呼ばれるデータ回線終端装置と繋ぐための規格です。
俗にDTEはパソコン側で、DCEはモデムの端子側です。
この場合はストレートケーブルで結線します。
DTE - ストレート - DCE
さて、DTEとDTEを繋げるにはこのままではいけないので間にダミーのDCEを挟みます
DTE - ストレート - DCE - ヌルモデム - DCE - ストレート -DTE
このDCEとDCEの間がヌルモデム(あるいはヌルモデムケーブル)と呼ばれるもので
その外側のストレートケーブルを含んでヌルモデムケーブルと呼ばれる事があります。
これがクロスケーブルです。
DTE - クロスケーブル - DTE
従ってクロスケーブルの結線は、ヌルモデムのフロー制御により異なるため、
コレ!という定義がありません。あくまでフロー制御の仕方で結線が決まるため
複数の種類があります。実際、昔はRxDとTxDだけが逆になったものもありました。
(最低でもRxDとTxDは逆でしょう)
そこで、マイクロソフトがMSDOSの時代にPC-PC通信を行うためフロー制御の仕様を決めました。
その仕様のクロスケーブルがインターリンクケーブルです。
9pinの場合、RxD - TxD, DTR - DSR, RTS- CTS が逆に接続されています。
お礼
古い規格のI/Fの質問の回答有難うございました。