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ピンとこない曲をピンとくるようにするには?
そりゃ回数を聴くことだろ、という答が聞こえてきそうですが(笑)。 誰しも、好きな作曲家の曲でも、「これはイマイチ、ピンと来ないなあ」なんて曲のひとつやふたつ、あるのではないでしょうか? 演奏に恵まれないということもあるでしょうし、長くてよくワカランなんてのもあるでしょう。 たいていは、あるときひょっこり開眼しちゃったりするものですが、できることなら、その「開眼」を能動的にできないものかと思います。 ※ちなみに、私は楽譜も読めませんし楽器も弾けません。音楽理論は中学生レベルです。 たいていの場合、いろいろな演奏で聴いてみる、というのが私のアプローチのようです。 でも、なかなか当たりにぶつかる確率も低いので、今度は、「1楽章ずつ、えんえん繰り返して聴いてみる」ってのもどうだろう、なんて考えています。 で、具体的にはどんな曲……って、数を挙げればきりがありません。 ひとまず、ブラームス若書きの「ピアノソナタ」1番、2番とか、(怒られそうですが)シューマンのヴァイオリン協奏曲あたりなどを一例としてみましょうか。 もちろん他の曲で「私はこんな方法で開眼した」という体験談でかまいません。 なにか役に立ちそうなお話があれば、お寄せください。 よろしくお願いいたします。
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う~ん。これは永遠のテーマですねぇ^-^; はっきり言って全然わかりません。 ピンと来ない曲はいくら聴いてもピンと来ない。 ピンと来る曲は冒頭の4小節で虜になるし。…って・・;) 回答ないなら投稿するな~!ですよね。私はただ 質問者様の言いたい事が痛いほどわかるので 『同感でっす』って感じで。 一つだけ。私の乏しい感性が自分でも『これはイケるぞ』と思った経験です。ヨーロッパに行く事。(←スゴい反則技?)私の場合ザルツブルクに短期留学したので 言うまでもなくモーツァルトに対する感覚が見事に開花。(今はモーツァルトの作品はほぼ全てピンときます)ウィーンにも行ったのでもちろん古典派 ロマン派の皆様方に対しても 全然違う感性が誕生し、フランスにも立ち寄ったのでドビュッシー様、ラベル様の匂い?色彩感覚にも親近感たっぷりになり。お金は少々かかったけど お金には代えられないものをたくさん吸収出来ました。もう20年以上前の話しですが…空気が違う 音が違う 建造物が違う 雰囲気が全く違う。もしかしたら質問者様もヨーロッパへ行った事などあるわい!という事でお怒りなら ご無礼お許しを(^-^ゞ 環境がこんなにも 感性と関係するとは思ってもみない事だったので。すごく素晴らしいフランス料理を 築40年の4畳半のアパートで食べてるみたいな感じ?日本の空気 風土(田んぼに案山子がのんきに立ってるみたいな)の中でクラシックを愛して こうやってサイトで熱く語り合ってる方々は それだけですでに天才なのかも…と書き込みしながら しみじみ思ってしまいました。回答にならぬ回答 誠に失礼しました(^-^ゞ
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- soukyoku
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うーん。難しい問題ですね。(笑) ピンとこない(好きでない)曲を何回も聞くことは、精神的に好くないように思います。 例えるなら…。生トマトを食べれない小学生が、案の定給食に生トマトが出され…。そのまま食べられず、その後掃除の時間まで教室の隅で追いやられてまでトマトと見つめ合う行為に似ているような…。 生トマトが食べれないのなら加熱調理をしてみましょう!! っと上記の様に曲の聴き方を変えてみましょう。 質問者様はCDを何回も聞かれているのでしょうか?。(CDで聞かれているのであれば)一度生の演奏会で聞いてみてはいかがでしょうか? 生の演奏会では演奏者の気持ちが音にダイレクトに乗って相手に届くので、CDと同じ曲でもまた違った音に聞こえる事と思います。
お礼
生。ナマ。いい響きです。倦怠期の夫婦同様、あの手この手と形を変えてアプローチしてみる。 No.3 へのお礼にも書きましたとおり、生演奏は効きますね。 「ピンと来ないけど、ちゃんと聴きたい曲」の演奏会が、良いタイミングで目につくことが少ないのが難点です。 回答ありがとうございました。
- kiroro12
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初めまして。私はクラシック初心者で、 この質問はまさに私がしたかった質問ですね。 ピアニストの仲道郁代さんが本の中でこう書いています。 (確か留学中のときだった思いますが) 「シューマンのクライスレリアーナは、これまでもずっと 練習してきた曲なのにある日突然この曲がわかった。 それがなぜその時だったのかは分からない…」。 残念ながら、どうわかったのは書いていませんでした。 評論家の宇野功芳さんも「昔はブルックナーを皆目わからなかった」 と書いています。プロでもこうなんだから、と半ばあきらめぎみです。 ただ、CDではさっぱりわからなかったのに、 コンサートで生演奏を聴いて大好きになったり、 曲の素晴らしさがわかったりすることがよくあります。 お金がかかるし、当たりはずれがあるとは思いますが。 いい演奏だと説得力があると思います。 あと、曲の背景などを知っていると理解の助けになるので 本(入門書や音楽家が書いたものなど)をよく読みます。 でも、わかんないのはわかんないです。 参考にもならなくてすみません。
お礼
プロでも同じなんですね。やっぱり「読書百編意自ら通ず」ですか。 生演奏の魅力は、確かに効きます。チャイコフスキーの交響曲第5番は、まさにこのパターンでした。CDで聴いたときは暗いだけにしか感じられなかった冒頭のクラリネットが、まさに「幽玄」という雰囲気をもってせまって来た時には、ぞくっとしました。 それから真剣に聴けるようになりました。 おかげで、また前向きにいろいろ聴いてみる意欲がわいてきました。どうもありがとうございました。
- jupitan
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なかなか面白い質問ですね。 そもそも、>ピンとこない曲をピンとくるようにするには? という意味合いは ・本当はよい曲だけれど聴き手が拙いためにいまひとつ消化出来ていない ・元々、曲自体の出来がいまひとつのため(傑作とはいえない)本質的に(誰が聴いても)ピンとこない 等々、解釈しました。(で、ご質問は前者の方かな?) >ブラームス若書きの「ピアノソナタ」1番、2番とか、(怒られそうですが)シューマンのヴァイオリン協奏曲あたり・・・ 正直、これらは通好みの曲だと思いますね。 特にシューマンのVn協奏曲はとてもロマンティックかつ内向的な曲で、シューマンの良さが随所に表れている名曲だと思いますし。 聴けば聴くほど曲の虜(とりこ)になり、それが曲の本質を突いた良い演奏であれば(例えばシェリング)、演奏(家)自体を好きになることでしょうし。 ブラームスにしてもシューマンにしても仰せの曲は知る人ぞ知る名曲ですから、何かのきっかけで曲を知り、繰り返し(スルメをかじるかの如く?)聴くことによってより味が出てくると思われますね。 つまり、聴き手が求めて聴けば(繰り返し)、曲はいつか自然とに聴き手の心に入ってくる(心の琴線に触れる、ピンとくる)のではないでしょうか? で、先に挙げた後者の方ですが・・・ これはまあ、ダメなものはダメ(言い過ぎ?)なのであって、たとえ大作曲家でも一つや二つ(或いはもっと)は駄作はありますね。 例えば、(偏見?) ・ベートーヴェン・・・合唱幻想曲 ・チャイコフスキー・・・ピアノ協奏曲題2番ト長調Op.44 ・ブルッフ・・・ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.44 実は、ベートーヴェンの有名な第九も第一~第三楽章までは文句無しに素晴らしいけれど第四楽章が一番駄作!?ではないかという人も通の中には多くて(私も同感、但し歓喜の歌のメロディーやtuttiの合唱の大迫力は素晴らしいと思う。でも終わりの部分何とも品に欠ける?やたら賑やかなお祭り騒ぎはチョットいただけないなあ・・・)、このあたりは、まあ好みの問題でしょうね。 ちなみに上記、チャイコとブルッフは頑張って何度も聴いてみましたがやはりダメでした。(所詮、体が受け付けない??笑)
お礼
ご指摘の通り、質問の趣旨は「聴くほうが未熟でピンと来ない」です。それ以前に、「曲自体の出来がイマイチかどうか聴きわける耳をもっていない」んですけど。 そうですよね。やっぱり繰り返し聴く、これしかないか。シューマンの協奏曲、シェリング版も探してみます。シェリングは、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタで愛聴しています。どっちかというと小品集のほうがかける率は高いですが……。 体が受け付けない曲……ありますあります。でもそうと言い切れるほど聴いていないのも事実なので、ここで白状する勇気はありません。 丁寧なご回答、ありがとうございました。
- Ta595
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こんにちは。 ブラームスのピアノソナタはまだピンと来てるとは言い難いし,シューマンのヴァイオリン協奏曲にいたっては曲も知らない,という情けない身分のものですが(笑)。 経験的にどうかな,と思ったのが, ☆ピンと来ない作品とつながりがあって,かつ,自分の好きな作品にいったん戻ってから再トライ です。 ブラームスだったら,例えば後期の小品や中期の変奏曲系だったり,ピアノ協奏曲だったり,誰か他の作曲家のピアノソナタだったり。 シューマンだったら,例えば交響曲・協奏曲(ピアノ,チェロ,等),あるいはシューマンが霊感を受けたというベートーヴェンのVn協奏曲やその他Vn協奏曲。 (いずれも質問者さまの好み次第ですが。) 実際には,普段はそんな分析的に聴いているわけではないですが,第三者的・客観的に自分の状況を観察してみると,まず,「ああ,自分の好きなこの曲とこんなところに共通項があったのか」,と,自分の感性に合う部分が見つかるところからはじまって,次第にその曲が持っている本来の魅力に自分の感性が適応していく,というのが,自分が新しい曲を好きになるパターンのひとつかもな,と思いましたので。 (ただし,「なんであの曲はこう来てくれるのに,こっちはそうならないんだ,だから気に入らない!」となる危険性も・・・。そのあたりは自分のその日の気分次第,というのもありますね^^;) 例えばブラームスのピアノ曲で言えば,私はオケ好きなのでピアノ協奏曲から入って,中期の比較的大げさな作品(パガニーニの主題による変奏曲とか)に進んで,後期の小品も味わい深くていいな,と思うようになってきました。シューマンもやはり交響曲がスタートで,メジャーどころの協奏曲(ピアノ,チェロ)も今は好きです(ヴァイオリン協奏曲は最初に申し上げたように未聴)。シューマンのピアノ協奏曲は,ピアノという楽器が好きになったきっかけのひとつでもありますね。 以上,極めて個人的な経験談にすぎませんが,よろしければご参考に。 --- やはり経験的には,「今日こそピンと来るように頑張るぞ!」と思って聴いたときにピンと来ることはない,というマーフィーの法則のようなものもあるんですけれども(笑)。
お礼
「マーフィの法則」納得です! もともとジャンルや作曲家にあまりこだわりはなく、その時の気分でいろいろな曲を聴くタイプなのですが、なぜか今年は室内楽に興味が行くことが多く、ブラームスの室内楽、器楽曲をはしからいろいろ聴いてきているのです。 おかげで、ボロディン四重奏団という、自分に相性の良い演奏者を知りまして、ここからチャイコフスキーやシューベルトの室内楽に手を伸ばしたり……。 そんななかで、ピアノソナタはよくわからんなあという感じがぬぐえないので、質問してみました。 考えてみれば、シューマンの協奏曲も、まだ1種類しか聴いていないので、わからなくて当然ではあります。 つかみどころのない質問におつきあいいただき、ありがとうございました。
お礼
思った以上に共感してくださる方が多く、嬉しく思います。 そうですか! ご当地訪問、これは素晴らしい方法ですね。残念ながら私は中国以外の外国に行ったことがありません。しかしおっしゃることはよくわかります。 国内旅行はそれなりに行きますし、そこで得た地元の文化のあれこれは、確かに心にしみこみやすくなります。空気のにおい、雑多な音や文字、異国の言葉、そういったものを「肌で感じる」のが大きいのでしょうね。 とても有益なご回答、ありがとうございました。貯金しなくては(笑)。