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奇門遁甲を使用して移動する場合
最近奇門遁甲について興味を持ち始めました。使用してみたいのですが移動は、普段寝泊りしている場所(自宅)から見るのですか? どこかを経由してしまう場合はそこからの方位を見るのでしょうか? またその時間帯に出発し到着しなくてはいけないのでしょうか。この場合時盤だとなかなか遠くにはいけません。 初歩的な質問で申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
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>縁ができてしまった場所・人ということは、今まで行ったことのある場所では >効果がないということでしょうか。 「縁が既に結ばれている場所・人」という言葉は、ご自分の「日常の生活圏内や生活パターンの中に既に含まれているもの」という意味で前回の回答では用いました。 占術における運命転換の方法には様々なものがあります。しかし、それらに概ね共通する考えは、『元となる運命の流れ』が存在し、そこに『別の運命の流れ』をぶつけることによって、『元となる運命の流れ』自体に影響を及ぼそうというものです。当然、『元となる運命の流れ』に強く影響を与えるためには、より強く大きな『別の運命の流れ』が必要になります。 『方位術』においては、この『元となる運命の流れ』に相当するものが『太極』であり、『別の運命の流れ』に相当するものが移動や普請・修繕によって新たに作り出された『新たな太極』です。 つまり、奇門遁甲などの『方位術』で説いているのは、『元となる運命の流れ』に相当する『太極』に対して、より強くより大きな良い影響を及ぼす『新たな太極』を作り出すための方法なのです。 そして、この『新たな太極』を、より強くより大きなものとするための方法が、「遠」と「長」。つまり、より遠くに、より長期間、ということです。 しかし、日常の生活パターンに既に組み込まれているもの、例えば、会社に行くことやスポーツクラブへ通うこと、買い物に行くことなどは、いくら遠くても長時間であっても、それらはあくまで既存の『太極』の中で発生していることに過ぎず、これらの行動にいくら工夫を凝らしても、それによって『新たな太極』を作ることはできません。 これに対し、日常の生活パターンに未だ組み込まれていないもの、例えば、日常の生活圏外に属する観光地やスキー場に行くことなどは、その場所が以前行ったことのある場所であったとしても、既存の『太極』の中に含まれている行動ではないため、これらの行動をとることによって『新たな太極』を作成することが可能となります。 また、「転居」や「普請・修繕」などは、それらが当然長期間に及ぶものであるため、例えば、同じ家の中で自室を別の部屋に移すだけであっても『新たな太極』を作成することになるのです。 >また職場の人間関係を良くしたいと思っているのですが、こちらももう既に縁が >できてしまっていると考えるのでしょうか。 既存の職場の人間関係というものは、『元となる運命の流れ』(既存の『太極』)の範疇で生じているものです。したがって、そこに転居・旅行・普請・修繕などにより作り出された『別の運命の流れ』(『新たな太極』)をぶつけることにより、職場の人間関係なども含んだ『元となる運命の流れ』に影響を及ぼすことが可能になると考えられているのです。 以上、ご参考まで。
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次の順番でお話致します。 1. 方位術の用途について 2. ご質問の日取りについて 3. 注意すべきと思われる点 3-1. 方位術の北について 3-2. 占術上用いる時刻について 1. 方位術の用途について 奇門遁甲などの方位術は、転居・長期の旅行や出張・100kmを超える旅行や出張・土地の購入・家の増改築・新たに特定の場所や人と縁を結ぶ時などの特殊な場合に用いるものであって、既に縁が生じている場所や人との関係や日常の生活圏内での行動で用いても、ほとんど意味が無いものと考えられています。私も同様の考えです。 そして、日常生活において生じる後々までその人の人生に影響を及ぼす吉凶様々な事象の発生は、方位による効果よりも、その人独自が有する年運・月運・日運・時運による影響の方が大きいと考えています。 お話のスポーツクラブと、今回初めて縁を結ぶということであれば奇門遁甲などの方位術を用いる意味もある程度あるものと思いますが、既に縁が結ばれているものであるならば、方位術を用いる意味はほとんど無いものと思います。 2. ご質問の日取りについて まず太極の採り方ですが、基本的に私用の場合には自宅を、公用の場合には会社を、それぞれ太極と見て判断すべきものと考えられています。したがって今回は、スポーツクラブへ行くことが私用である限り、自宅から見て西の方角の吉凶を判断して実行に移すということになります。 磁石の示す真北(磁北)を0°とし、真東を90°とした場合、日本標準時で2003年1月6日午前3時28分以降は、年盤で247.5°~292.5°の方角に八白と262.5°~277.5の方角に吉神「太陰」が座し、月盤で247.5°~292.5°の方角に八白と天道、247.5°~262.5°の方角に吉神「月徳」が座し、いずれも吉方とされています。 日について、1月30日は、おっしゃる通り247.5°~292.5°の方角は「玉女守門」「昇殿」の吉方になりますが、同時に「日破」「災殺(262.5°~277.5)」の凶方にもあたるため、避けておいたほうが無難であると思われます。 それに対して2月2日は、247.5°~292.5°の方角は「昇殿」の吉方になり、他に凶作用をおよぼすものは見当たりません。したがって、1月30日よりは2月2日のほうが良いと考えられます。 3. 注意すべきと思われる点 3-1. 方位術の北について 既にご存知かもしれませんが、方位を見る上で注意すべき点は、地図上の真北と磁石の示す北とがずれているということです。 地図は地球の自転軸が通る点を北極点と南極点として作成されていますが、磁石はカナダ北極圏のバサースト島付近を真北として示します。 方位術の流派のうち、ほとんどの流派は磁北を基準にして考えていますが、自転軸をもとにした地図上の北を基準に考える流派もあります。 東京や大阪などでは約6°、北海道札幌あたりで約9°、屋久島付近で約5°、それぞれ地図上の真北から西へずれた方位が磁北になります。どちらの説を採るかによって、場合によっては吉凶が逆転するようなことにもなります。ご自分の住んでおられる場所が地図上の北と磁北との間でどの程度ずれているのか、いつか一度ご自分で実際に計測しておかれることをお勧めします。 3-2. 占術上用いる時刻について 時刻を見る上で注意すべき点は、中国系の占術において用いる時刻は、その場所によって異なるということです。 日本の時刻は、東経135°上にある兵庫県明石市における春分の日の「日の出」の時刻を午前6時00分として定められています(厳密に言いますと、グリニッジ天文台で観測される春分の日の「日の出」の時刻を午前6時00分とし、そこから逆算して9時間前が日本の午前6時00分です)。 ところが、中国系の占術で用いる時刻は、判断する地点における春分の日の「日の出」の時刻を午前6時00分として定めます。 つまり、場所ごとに占術上用いる独自の時刻が存在していることになります。 この場所ごとの時間のズレですが、東経135°から経度において何度ずれているかによって計算します。経度1°ごとに約4分のズレが生じます。例えば、東経139°の地点であれば標準時に16分プラスした時刻が、東経132°の地点であれば標準時に12分マイナスした時刻が占術上用いる時刻となります。 そのため、日本の東端で生まれた人と西端で生まれた人とでは、約1時間25分ほどの差が生じます。 また、生年月日時をもとにした推命学・看命学上の私の数少ない経験から、季節ごとに太陽の見かけの大きさが変わることによるその補正をするための『均時差』の要素も考慮するべきではないかと私は考えています。 太陽の『均時差』による「日の出」時刻の変動については『天文年鑑』(誠文堂新光社)などをご覧になれば載っています。 とりあえず今思いつくことはこの程度です。ご参考程度にお聞き下さい。 そして、あとはご自分で効果を確かめながら検証してみて下さい。 大成されんことをお祈り致します。
お礼
大変に為になるアドバイスを本当にありがとうございます。安易に実行しようとしている自分が少し恥ずかしくなってしまいました。 対人関係・仕事運などの向上が目的なのですが今一度考え直してみたいと思います。スポーツクラブに行くついでに方位をあわせて開運も!ではいけませんね。 やはり距離のとれる土日に思い切って遠出してみたいと思います。 もうひとつお伺いしたいのですが、縁ができてしまった場所・人ということは、今まで行ったことのある場所では効果がないということでしょうか。また職場の人間関係を良くしたいと思っているのですがこちらももう既に縁ができてしまっていると考えるのでしょうか。
私の知る限りでのお話を致します。 私の知る限りでは、奇門遁甲といっても3種類のものがあります。その結果についても用い方についても、一致する場合もありますが、必ずしも一致していないことが多いです。 私としては、現在のところある説にある程度の信頼性を置きかけていますが、基本的には、どの説の説くところが正しいのか、それとも全てが間違っているのか、自分で確かめながら検証していく以外にないと思っています。 そこでご質問の内容については、私の知る限りでそれら3つの奇門遁甲に共通する内容のみをお話致します。 >移動は、普段寝泊りしている場所(自宅)から見るのですか? 判断の基準となる地点(太極)は、生活の拠点となる地点です。つまり、住居を移転するのであれば現在の住居の地点が、会社を移転するのであれば現在の会社の地点がそれぞれ太極となります。通常の旅行などは現在の住居の地点を太極として判断します。 >どこかを経由してしまう場合はそこからの方位を見るのでしょうか? 経由地点での滞在期間、最終目的地での滞在期間によって変ります。 転居する場合、経由地点での滞在期間が1ヶ月を過ぎれば太極がその地点に移動し、その地点を基準として判断すると説くものもあれば、半年上滞在しないと太極は移動しないと説くものもあります。 旅行の場合、ある説は、1日か2日程度の小旅行であれば、2時間以上経由地に滞在すればその地点を太極とみなして出発時刻と方位を判断して良いと説いています。 その一方、別の説は、あくまでも太極が移動するのは1ヶ月または半年以上滞在した時のみで、それ以下の期間しか経由地に滞在しない場合には、現在の住居の地点を太極として方位を判断し、ただ出発時刻についてだけは、その経由地を出発した時刻をもとに判断するのだと説いています。 >またその時間帯に出発し到着しなくてはいけないのでしょうか。 奇門遁甲で問題にしているのは、出発時刻と太極から見た最終目的地の方位のみです。 以上、ご参考まで。
補足
ご丁寧なご指導ありがとうございます。 勤め人ですので遠くにはいけませんのがスポーツクラブのある方向が吉方位になる時に使用してみようかと思っています。自宅からですと西ですが仕事帰りに行きますと職場からの方角が北西になってしまいます。 当初30日の西(玉女守門と昇殿)で使用したかったのですがこの日は西が日破にあたりますので2/2に使用しようかと思っています。 何か注意すべき事項などがありましたらご指南願います。
お礼
zatsunennさんのレスを読みまして何事もやはりスタートする初日の方位が大切だということもわかりました。いずれは太極圏となってしまう事柄についてもです。 2月に思い切って遠出してみることにします。自分でももう少し勉強し疑問が生じましたらその時はまたご指導ください。 本当にどうもありがとうございました。