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子供を子供が演じることについて
はじめまして。ただの素朴な疑問なのですが、 一緒に考えて下さる方いらっしゃいましたらぜひご協力ください。 私は、いわゆる「作られた声」が幼いころから非常に苦手で、 ヒーローショーなどに連れて行ってもらっても、司会の女性の 子供向きの甲高い声を聞くと耳を両手でふさぎ、あからさまに 不快感を表す子供でした。 親の趣味で、アニメといえばディズニーくらいしか見なかったため、 子供の役は子供が演じていないと、気持ち悪くて鳥肌が立ってしまいます。 (ドラえもんやアンパンマンなど、あまりにもデフォルメされて リアリティのある人間として見られない作品は別です) スタジオジブリは子供の役に子供を使うので、安心して見られるのですが、 平成狸合戦ぽんぽこでは、子タヌキが転んで泣くとても短いシーンで、 大人の声優が「わざとらしく」幼い舌ったらずな声で上げている泣き声が 混じっているのを、幼い子供ながらに聞き分け、白けてしまった思い出があります。 例外として大好きな「となりのトトロ」も、最近英語版で、実際に 子供がサツキとメイを演じているのを聞き、それしか聞けなくなりました。 そこで疑問なのですが、私以外の子供の観客たちにとって、アニメの子供の声は 大人が演じるのと、子供が演じるのとで、感じ方に違いはあるのでしょうか? 例えば「トトロ」は大人の声優ですが、「ポニョ」は子供ですよね。 (私は、物語はともかく子供たちの声はポニョのほうが断然好きです) 同じ4,5歳のキャラクターでも、自分たちと同じくらいの子供が演じているのを 聞いたほうが、大人が演じている映画よりも感情移入しやすくなり、 受身にならずに鑑賞するのでは、というのが私の仮説です。 大人の声優だと、全ては作られたものであり、黙って口を開けていれば 享受できてしまうような、受動的な鑑賞法になってしまう気がします。 それとも、小さな子供はそこまで気づかないものなのでしょうか? よろしくお願いします。
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お礼
「音」に関心があるというご指摘、非常に納得しました。 確かに私は音に昔から興味があります。 楽器も数種類習いましたし、日本語とその他の言語の違いにも 興味を持っていて、洋楽のCDをかけてコンポに耳をくっつけ、 同じように聞こえるまで発音し続けた記憶があります。 「声優=プロ、上手」という風潮に、私は疑問を感じていました。 やはり、大御所さんと若手の声優さんで、演技力に違いがあるのですね。 女性の声優にありがちな、子供向けですらない、男性に媚びるような発声も苦手で、 アニメそのものをほとんど見ないので、なんとも言えない部分ではありました。 しかし、「アズールとアスマール」という、ミッシェル・オスロ監督の フランスのアニメで、日本語吹き替え版を見た時に出演していた、 恐らく5,6歳の子供たちは、全員舌を巻くほど上手でした。 私が思うに、子供の演技力そのものではなく、周りの大人がいかに上手に その子の持っている良さを引き出すかだと思います。 その映画で子役の演技指導に当たった方がすごいんだろうな、と思いました。 話があっちこっち行ってしまい、わかりづらい設問になってしまったようですね。 そちらのご指摘、アドバイス共に、ありがとうございました。