何分歯磨きをしても、正しく磨かなければ効果はありません。
時間を示しているのは、単に目安でしかありません。
私は、今の歯磨き指導では虫歯指導は絶対になくならないと確信しています。
3分とはヒトが我慢できる時間とされています。
ヒトは30秒、3分、30分というように、我慢できる範囲があります。
なので、待たせる際には3分以内にすると、早いと感じ、3分を超えると長いと感じます。
昔、うどん・ソバの自動調理販売機があった時代、2分35秒で出てきました。カップめんの3分も同じ理由です。
3という数字を多用するのは覚え易い、実行しやすいだけの理由です。
そこで、誰もが何とか持続して磨いてくれる歯磨き時間が3分なのです。実際には不足気味ですし、最近は5分とも言われていますが、それではほとんど人はも持続しないでしょう。
正しくない磨き方でも長ければ何とか磨ける。しかし長ければ結局磨かなくなる。だから3分なのです。
では、どうすれば良いか…
自分で行なう場合は歯垢染め出し剤で、自分がどれ位の時間で汚れが取れるかを確認することです。
また、予防では「オフィスケア(医院での管理)」と「ホームケア(家での管理)」を一緒に行なう事が大切です。
他の回答にある各国の歯磨き長さはこの管理をしている事が条件です。
日本では未だオフィスケアが根付いているとはいえず、数字だけを真似しても予防はできません。