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教育ローン
来春息子が国公立大学受験に再チャレンジします。 しかしながら、預貯金は全く無く、銀行の教育ローンを組もうと思います。現在の借入は予備校資金に借りた約80万(月々約14,000円)のみで、その他の借入はありません。年収約420万でどれくらいの額の融資が可能でしょうか?ちなみに奨学金二種は採用が決まりました。
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#1です。 『国の教育ローン』は、「入学費用」と「在学費用」があります。 いずれも、1年分の授業料、教材費、通学費用などを計上できます。 自宅からの通学ではなく、下宿などをする場合は、その家賃なども計上することができます。 「入学費用」の場合は、それに加えて受験費用や入学金も計上することができます。 ただし、全て、入学案内や契約書や領収書で、必要額の「証拠」の提出を求められます。 受験費用は、銀行等の払込証明が「証拠書類」になります。 受験地が遠隔地ならば、その交通費や宿泊費用も加算できますので、領収書などはきちんと保管しておいてください。 本命校以外にも受験するなど、複数校を受験する場合で、そのうちいずれかに進学するのならば、その複数分の受験費用を計上してもOKです。 入学金、1年分の授業料、教材費は、入学案内や銀行の払込証明などが「証拠書類」となります。 通学費用は、1か月分の定期券購入費用が分かるもの(インターネットで調べた結果や時刻表などの定期券金額が記載されているページのコピー)を「証拠書類」とし、1か月分の定期券金額×12か月分を計算して、それを1年分の費用と計上します。 自動車通学の場合は、車の購入費用やガソリン代は計上できません。 下宿などの場合は、1か月分の家賃や共益費などが記載された「賃貸借契約書」のコピーを「証拠書類」とし、1か月分の費用×12か月分を計算して、それを1年分の費用と計上します。 その合計額まで(上限は200万円)は、『借入希望額』として計上が認められます。 > 入学金、授業料(4年間分)で約250万その他パソコンや生活用品などで計300万位必要と思われます。 入学金はOKですが、授業料は「1年分」のみで、翌年以降に必要となる分は、翌年以降に改めて申し込むこてになります。 パソコン購入費用はOKです。 最近、大学では、所定のパソコンの購入を義務付けられていたりしますので、「教材費」の明細などに費用も記載されていると思います。 「生活用品」ですと対象が曖昧すぎて判断できません。 > 国の教育ローンの残り120万を借りて、残りの180万を民間の教育ローンで融資は難しいでしょうか? …ということは、現在予備校資金に利用されているのは、「国民生活金融公庫の『国の教育ローン』」ということですね。 長男さんの『国の教育ローン』を、既に借りていて、その残債が80万円なので「残り120万円」ということですね。 入学金、1年分の授業料、教材費、通学or下宿にかかる費用などで、120万円に達していれば、120万円の借り入れは「受理」されます。 > 下にもう一人息子がおり高専の進学を希望しております。この場合国の教育ローンより満額の融資は可能でしょうか? 『国の教育ローン』は、高等専門学校も対象となっていますので、融資を受けることは可能です。 『国の教育ローン』は、「1進学者ごと」の上限額を200万円としています。 ですから、「必要費用」さえ、200万円以上計上できれば、200万円の借り入れ申し込みも受理されます。 高等専門学校は5年制(商船は5年6か月)ですが、「入学費用」で200万円の計上は難しいのではないでしょうか? 初年度に「入学金も含めて200万円以上が必要である」という「証拠」がなければ、満額の借入希望は受理されませんから。 『国の教育ローン』は、「5年分に必要と思われる費用を入学時に『入学費用』として一括で借りる」ということはできません。 2年次以降に必要となる分は、「在学費用」として、されざれの年度ごとに申し込んでいただかなければならないんです。 ですが、実際に借りられるかどうかは、『審査』を経るものなので、「融資は可能か」というご質問には、実際に審査をするもの以外は、誰も答えることができないものなんですよ。 もちろん、可能性をパーセンテージで表すこともできません。 特に民間金融機関の教育ローンは、借入先によって「金利」と「返済期間」の設定が、相当に違いますので「返済比率」の審査もしようがないんですよ。 現在の返済分が毎月14,000円。 長男さんの『国の教育ローン』を、借入額:120万円、金利2.65%、返済期間:10年(据置期間なし)、ボーナス返済なしという条件で借りたとしますと、毎月の返済額は11,349円。 次男さんの『国の教育ローン』を、借入額:200万円、金利2.65%、返済期間:10年(据置期間なし)、ボーナス返済なしという条件で借りたとしますと、毎月の返済額は18,991円。 長男さんの民間金融機関の教育ローンを、借入額:180万円、金利:5.00%、返済期間:5年、ボーナス返済なしという条件で借りたとしますと、毎月の返済額は30,385円。 毎月の返済額の合計は、74,725円。 年間では896,700円になります。 年間返済額を年収で割って、『返済負担率』を算出しますと、896,700円÷4,200,000円=21.3%。 『返済負担率』21.3%ならば、「返済能力」についての審査基準はクリアすると思いますが、「教育ローン」だけで『返済負担率』が20%以上に達すると、実際の給与手取り額を考えると、相当厳しいものになると思います(住宅ローン並みの返済負担率なので)。 「とりあえず、在学期間中に必要と思われる額を入学時に一括で借りておく」というのは、やめておかれた方がよろしいかと思うのですが…。 また、『国の教育ローン』には「据置期間」といって、「在学中は利息分のみを支払い、元金の返済は卒業後」にできる制度でもあります。 ですが、ご質問者さまの場合、「据置期間」の利用は、やめておかれた方がよろしいかと思います(「据置期間」を利用すると、実際の返済期間が短くなり、その分「返済負担率」が上がるので)。
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- Domenica
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個人融資審査経験者です。 教育ローンをご利用をお考えならば、まず「日本政策金融公庫の『国の教育ローン』」をご検討ください。 http://www.k.jfc.go.jp/kyouiku/index.html 民間金融機関の教育ローンと比較して、審査基準も緩やかですし、金利も低く設定されています。 仮に予備校資金の残債80万円が『国の教育ローン』だとしても、『国の教育ローン』は、「1学生」につき「200万円」を上限に借りられますので、あと120万円のご利用が可能です。 既借り入れ分が80万円、年間返済額が約17万円で、年収が420万円ならば、満額(200万円)融資が可能だと思います。 ただし、必要資金の明細を提出しなければなりませんので、多少面倒かとは思いますが、受験費用なども加えることができます。 それ以上の額が必要であれば、その分について民間金融機関の教育ローンを利用されるとよろしいかと思います。 教育ローンは、民間金融機関でも「必要とする額」の範囲内でしか借りることはできません。 その資金が「教育資金」で「それだけの額が必要である」ということを証明できないとダメなんです。 「教育ローン」は、「目的別ローン」なので金利が低めに設定されています。 「金利が低い」という特典があるので、「目的外利用」をされないために「証拠」が必要なんですよ。 ですから「いくら借りられるか」ではなく、「いくら必要となりそうか」を先に計上しなければならないんです。
補足
詳しいご説明大変有難う御座います。 ちなみに入学金、授業料(4年間分)で約250万その他パソコンや 生活用品などで計300万位必要と思われます。国の教育ローンの残り 120万を借りて、残りの180万を民間の教育ローンで融資は難しいでしょうか?また、質問には書いておりませんでしたが下にもう一人息子がおり高専の進学を希望しております。この場合国の教育ローン より満額の融資は可能でしょうか?
お礼
詳しい説明ありがとうございました。 大変参考になりました。