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ハリポタの屋敷僕(やしきしもべ)ドビーの元ネタに覚えはありますか?
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」に出てくる屋敷僕(やしきしもべ)ドビーについて質問です。 ドビーは、ハリーが仕組んだとはいえ、仕え主であるマルフォイさんから靴下をもらい彼から開放されましたよね。 これと同じような話を昔聞いたことがあると父(54)が言うのですが、「自分もそう思った!」という方はいらっしゃいますか? 父が言うには、「仕えている妖精のようなものがいて、主から衣服などをもらえると自由になれる」というストーリーに覚えがあるのだとか…。 いつ頃知ったのかは分からないのだそうです…。 何か思いつくことがありましたら、宜しくお願いしますm(_ _)m
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ただいま発熱していて、記憶がちょっと曖昧なのですが・・・。 はっきりいえるのは、イギリスにはそのような「家つき妖精」の伝承とも民話ともつかない話があって、古い家には一軒に一人の守護妖精が住んでいるのだそうです。妖精といっても日本人が想像する10cmほどしかなくて透き通ったきらめくちょうちょうの羽であちこち飛び回る可憐な妖精ではなく、話によりけりですがおおよそ人の幼児ほどの大きさがあって、多少の「よい魔法」が使える存在のようです。また夜中、人が寝静まった折にそっとその家の仕事を助けているのだそうです。 よく、家つき妖精のために毎朝しぼりたての新鮮なミルク(かクリームや上等のパン)をおわんに一杯、台所のすみにおいておく、といった話をききませんか?あれは家つき妖精への報酬というか、いてくれてありがとう、これからもよろしくねという人間と、姿を現さない妖精とのやり取りなのだそうです。 日本でいう座敷童ですね。勤勉な家つき妖精がいる家系は栄えるのだそうです。 地方によって呼び名は違いますが、イギリス全土に似たような妖精の伝承があります。小さい人のような姿をしていて、毎日報酬を必要とし、つかず離れずの関係で服をプレゼントするといなくなってしまう、というところで共通しています。 キリスト教と相容れないところを見ると、おそらくたいへん古い由来を持つ話でしょうね。(キリスト教徒であったローマ人たちがイギリスに侵攻してきたのはシーザーの時代ですから) これは私の推測ですが、この家つき妖精もおそらくキリスト教の伝播とともに地位を貶められた元現地の神様のような存在かもしれません。 私がその妖精の存在を知ったのは小学生の頃、「妖精ディックのたたかい」を読んでからです。 この本では何百年も大きな地主屋敷を守る妖精ディックが、最後に愛する主人二人の手縫いの洋服を選んで自由の身となるまでを描いています。 他の童話では確認できなかったのですが、この「妖精ディックのたたかい」では、最後にディックが洋服を選ぶときのために確か何着も服が用意されています。 描写ではその色によってさまざまな意味があるようでした。一枚を選べばこれからも家つき妖精であることを選び、一枚を選べば・・・といった具合です。 この物語だけの設定なのかどうかわからないのですが、もしかしたら違いがあるのかもしれません。 しかしなんといっても日本人に一番なじみのある「家つき妖精」は、靴屋の主人と小人の話でしょうね。どうしても最後の一足の注文を仕上げられず、寝入ってしまう主人。朝起きて素晴らしい靴が目の前にあるのを見て驚くが、そのうち小人たちが仕上げてくれているのを知り、奥さんと相談の末緑や赤の服を縫っておいておくと、大喜びした小人たちはその服を着てどこかへ行ってしまう・・・。 この小人たちが家つき妖精です。
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- yuki-makuri
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ハリポタはイギリスの民話や伝説がベースになっているので、基本的なエピソードが同じでも不思議ではありません。 イギリスの妖精ブラウニーの話はご存知ですか? イギリスには沢山妖精がいて、家に住む妖精には種類は違っても同じ働きをする者がいます。 日本へもいろいろな絵本となってあちらから入ってきているのでしょうね。何十年も前から、、、。 残念ながら私にはその本を読んだ記憶というのがないのですが、、、。
お礼
教えていただいたサイトの中に、利口ではないブラウニーがいていいように使われている話があったのですが、少しオシイ感じです。 父が言うには「妖精のようなものは虐げられていて、自由になるために手助けをする者も登場する」のだそうです…相変わらず曖昧ですみません(汗) サイトの紹介、ありがとうございました。
- chu-sun
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「妖精 衣服」でGoogleを検索したところ、以下のサイトを発見しました。 http://island.site.ne.jp/fairy/stories/pixies.html その中の「コンウォール民話「親切なピクシー」井村君江編訳」に同じ話があります。 お父様やあなたがごらんになったお話がこれかどうかはわかりませんが、イギリスの妖精譚としては、定着したエピソードなのでしょう。
お礼
なるほど…イギリスの妖精としてはポピュラーの様ですね。 残念ながら探しているのとは違うお話のようでしたが、 参考になりました。ありがとうございます(^-^)
お礼
家つき妖精ってそんなに古い時代からあったお話なんですね…驚きです。 父にKINGBIRDさんの回答を話したところ、「小さな靴屋さんの話は知ってるんだけど、それじゃない…。妖精は主から虐げられていて、自由になるための手助けをしている者も登場するんだよな…。そこがディックの話とは違う…。」とわがままを申しております。 父の記憶を呼び起こす力になったようです。ありがとうございました(^-^)