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ウィルスソフトの有効期限はあるようでないんですか?
素人的な質問ですがお願いします。 4年前にパソコンを購入したときに購入した シマンテック社の「Internet Security2004」の有効期限が 1年後に切れたのですが、再度インストールしたら、もちろん使えない と思ったのですが、なぜかインストールできて使えています。 現在でもその作業を繰り返して現在でも使ってます。 (もちろん?料金的なものは発生してません) 現在のこの状況は、ウィルス対策的にもその他もろもろマズイのでしょうか? 専門的なご意見をお願いします。
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>ウィルスソフトの有効期限はあるようでないんですか? もちろんあるけど、2004年度版までのノートン製品では、たまたま製品上の仕様に問題があって、リカバリするなどして入れ直せば何度でも再利用出来てしまうということです。まがりなりにもインストール出来てしまうのは事実ですが、平然とそのまま使うのは不正使用と見なされても仕方がないと思われます。 使えている、と思う場合でも、NIS2004が最新の状態かどうかを画面上から確認してみてください。もし最新の定義になっていないようなら、そのノートン製品は全く用をなしていませんので、使う意味はほぼないでしょう。最新の定義が利用出来てこそのウイルス対策ソフトです。 もし、かろうじて最新の定義に更新が出来ているようなら…しかしそれでも最新の感染に対する防御としては最早十分ではありません。NIS2004は一応スパイウェア対応みたいですが、十分ではありません。 昨今の感染は手強くなっており、ウイルス対策ソフトで防ぐことが困難になっているものも増えています。ウイルス対策ソフトを入れて、怪しいサイトを見ないようにするだけでは防げない感染も少なからずあります。同様な感染を防ぐために次のような点に注意してください。 1)各種アプリケーションソフトのセキュリティ更新を怠らない。 Windows Updateの必要性はこれまでも叫ばれて来ましたが、悪用されるセキュリティ上の問題点=脆弱性は、WindowsOS上のものから各アプリケーションソフトのものへと主流が移り変わりつつあります。つまり、これからのネットセキュリティにおいては、OSだけでなく、その上で実行される各種アプリケーションソフトを必要に応じて最新のものに更新することも怠ってはいけません。例えば、 ・Firefox、Operaなどのブラウザ。 ・Sun Java 仮想マシン(JRE)。 ・Flash PlayerやShockwave Playerなどのプラグイン。 ・Real Player、QuickTimeなどのメディアプレイヤー。 ・Adobe Readerや圧縮解凍ソフトなど、それ以外のアプリケーションソフト。 最新の感染では、そうしたアプリケーションソフトの脆弱性が利用されることが殆どです。一般サイトが何らかの理由で改変された結果、そうした脆弱性を利用した仕掛けの施された悪意のあるサイトにこっそり転送されて感染が試みられます。 http://internet.watch.impress.co.jp/ http://www.itmedia.co.jp/enterprise/security/ こうしたサイトを出来れば毎日チェックし、速やかな対処を行えば防ぐことの出来る感染も多いのです。 2)標準設定のInternet Explorerはセキュリティ上危険な面が多いことを認識すること。 IEで扱うことの出来るJavaScriptはJScriptといい、Windowsを直接操作出来るように拡張されており、各種感染に悪用されることがあります。勝手の知らないサイトではIEのセキュリティレベルをあらかじめ上げておく必要があると考えられます。 でも、セキュリティレベルをTPOに合わせて切り替えて使うことはユーザーにとってかなり負担になります。IEに依存しないFirefoxやOperaのようなブラウザを普段遣いにすることで、各種感染のリスクを大幅に下げることが可能です。 http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/ http://jp.opera.com/ もちろん、各ブラウザにおいても随時セキュリティ上の問題点が見つかることがあり、その場合には危険が生じます。でも必要な情報を入手した上で随時最新のものを使うように心掛ければ、IEほどには感染のリスクは高くありません。 もしどうしてもIEをあらゆる局面で常用したいというのであれば、次のURLで紹介されているReducedPermissionsのようなソフトの利用を検討してください。 http://www.oshiete-kun.net/archives/2006/05/iereducedpermissions.html 制限つきユーザー上でIEを利用することが出来れば、JavaScriptやActiveXの実行に関してサイト閲覧上の効果を損なわずに利用が可能になる一方、システムに重大な変更をもたらすような危険な動作は抑制されます。ただし、ActiveXのインストールが必要な場合など、必要に応じて管理者権限での起動を使い分ける必要はあります。また、権限の昇格を伴う脆弱性がIEやプラグインソフトなどに存在している場合には、ReducedPermissionsを使っていても安全とは言えないケースも出て来ます。くれぐれも過信しないようにしてください。 なお、Windows Vista上のIE7では、感染を防ぐための配慮が行われていますので、標準設定のままでもXP以前のものよりかなり安全です。無理に他のブラウザを常用する必要はないかも知れません。ただし、Flash Playerなど他のアプリケーションソフトや、WindowsOSのセキュリティ上の問題点=脆弱性の影響には十分注意しなくてはいけません。その辺は1)で説明した通りです。 もし現状何の感染に遭っていないとしても、それはたまたま運が良かっただけで、今後の保証はありません。場合によっては既に悪質な感染にあっているかも知れませんので、一度F-Secure辺りのオンラインスキャンでチェックしてみることをお勧めします。 http://www.f-secure.co.jp/v-descs/disinfestation.html ちなみに…こういうものが公開されていることを最後にお伝えしておきます。何故こういうかたちで公開されているのかについては…私自身がシマンテックの人間でないので分かりません。これ以上詳しく答えるつもりもないのでご容赦ください。 http://www.symantec.com/avcenter/download/pages/JP-N95.html