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J.Sバッハのオルガン曲について
J.Sバッハのオルガン曲で、ペダル未使用で演奏する曲はありますか? もしありましたらタイトルを教えて下さい
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こんにちは。 どうも何らかのクイズか、あるいは話題の一つといったことのように感じます。こういう場ですから質問の背景は様々で、その辺をあれこれ言っても仕方が無いでしょう。 で、肝腎の答ですが、「あることはある」です。つまり条件と言うか、但し書き付きで「在る」ということになります。 この質問で通常即座に思い起こすのは「4つのデュエット」です。曲に付いてはこちら。 http://ja.wikipedia.org/wiki/4%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88 J.S.バッハの存命中に刊行された楽譜は非常に少ないのですが、その一つが4つのデュエットを含む「クラヴィーア練習曲第3巻」です。詳しい構成は覚えていませんが、確か ・前奏曲 変ホ長調 ・21のコラール前奏曲 ・フーガ 変ホ長調 ・4つのデュエット この順番になっていると思いました。 21のコラール前奏曲を、同じ調性で、かつ共に三つの主題を持つ前奏曲とフーガで挟んでいます。ですから本来この前奏曲及びフーガは別の曲なのですが、相当前からこれでまとまった1曲として演奏されるのが通例となっています(この曲は傑作です)。 それはさておき、前奏曲、コラール、フーガとオルガンで演奏される曲が続いて、最後に手鍵盤のみのデュエットとなります。この時代には良くあることで楽譜には楽器の指定がありません。一方広義の「クラヴィーア」にはオルガンも含まれます。オルガン用の作品が収められている中にあるので、この4つのデュエットもオルガンで演奏されることが長く続いていました。上記のウィキペディアの記事では、近年では必ずしもそうではないようです(私は1980年代後半辺りからの事情には疎い)。 多分オルガンの自由曲(コラール=賛美歌旋律を含まない作品)で足鍵盤を用いないのはこれだけだと思います。 ただしコラール前奏曲の中には手鍵盤だけの作品があるかもしれません。特にキルンベルガー・コレクションや、「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳」収録の曲などに可能性が無いとは言えません(キルンベルガー・コレクションにも作曲者不明の曲があるですが、「音楽帳」の方はJ.S.自身の作品でないものが数多く含まれています)。 私自身はJ.S.のオルガン作品は好きで、自由曲はほとんどを聴いています。しかしコラールに関しては未だに一度か二度程度しか聞いたことがないものが数多く有ります。もしほかにもあるとするとこの辺りが一番ありそうだ、としか言えません。
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ご質問の目的は何なのでしょうか。 私はバッハには詳しくなく、さらにオルガンのことはよくわかりませんが、バッハの曲は「ポリフォニー」と呼ばれる「複数の旋律の交差」を主体にした音楽なので、オルガン曲の「ペダル」も一つの声部を構成していることから、これがない曲というのはかなり特殊なものではないかと思います。もっとも、同じ鍵盤楽器でハープシコードのような「両手」だけで演奏する「ポリフォニー」もあるので、ないとは言い切れませんが。 ペダルが単に「和声の一番下」という意味合いになるような、前古典派以降の「ホモフォニー」(「旋律+和声」で構成される音楽)とは、バッハの音楽は基本的に異なるものと思います。 そういった位置づけから、その例外に当たる「特殊な曲」がないか、という目的のご質問でしょうかね。 それだと、全く答になっていなくてすみません。
お礼
詳細書かず申し訳ありません。質問に至った経緯は、 電子オルガンのペダルが壊れた→でもバッハの曲を練習したい→そういえばペダル無しの曲とかあるのかな? という流れです。 ですので、Tann3様の仰られている事はとても良い「答」で、参考になりました! エレクトーンのほうではペダル数が足らず両手しか演奏出来ないので、修理から帰ってくるまでは大人しく別の曲を練習しようと思います 回答下さりありがとうございました!
お礼
最近になってバッハに興味を持ち始めたので 一般の方々にも浸透している有名曲以外の曲に対して勉強不足で・・・ こんなにも詳しいご説明を本当にありがとうございます!とても参考になりました! 修理から帰ってくるまでの間は、今回頂いたご説明の中にあって興味を抱いたクラヴィーアに挑戦してみようと思います 本当にありがとうございました!