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映画の本編の前に流れる「序曲」とは?
NHKのBS2で、「チップス先生さようなら」をやりました。 本編が流れる前に、字幕で「序曲」という文字が出て、 2,3分、音楽が流れました。その間、テレビの画面は、 NHKで用意した、この映画のスチル写真が出てきました。 これで思い出したのですが、 数年前、同じくNHKのBS2で「ベンハー」を放映したとき、 同じように、本編が始まる前、「序曲」という字幕が出て、 かなり長い時間、音楽が流れました。 ベンハーの音楽です。 同じく、画面には、NHKが用意したのか、 ベンハーの静止画の画面が出てきました。 質問ですが、これは何なのでしょうか? 画面に出てきた写真は、間が持たないと判断したのか、 テレビ放映用にNHKが用意したのはわかりますが、 当時、これらの映画を映画館で上映するとき、 本編に入る前に、 スクリーンに映像が映されることなく、サウンドトラックにある音楽を 前座の盛り上げというか、前フリのような感じで流したのでしょうか? フィルムには、本編の前に、音声トラックに音楽のみが入って、映像のない部分が、あったのでしょうか。 NHKでは、これらを、著作権の、作品の同一性の保持(でしたっけ??)があるから、改変できず、放送しているということなのでしょうか?
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かつてのハリウッドの大作は、たいがいこういう「序曲」とか「前奏曲」の時間がありました。 本編のスコアを作曲した作曲家が、「序曲」用のスコアも作曲したんですよね。 もともとはオペラのスタイルからきているものと思います。 これから本編が始まりますので、席に着いてくださいよ。という合図であり、観客の期待感を盛り上げる意味もあったものと思われます。 同じように、前半が終ると「インターミッション(休憩)」の時間があって、それ用の音楽も流れたものです。 作品によってまちまちですが、その「序曲」や「インターミッション」の間はスクリーンに「序曲」と映し出されるもの、なにも映し出されず場内の照明を薄暗くするもの、いくつかのパターンがあったようです。 私の記憶で一番最近の「序曲」体験をしたのはディズニー製作のSF大作『ブラックホール』(80)で、本編が始まる前にジョン・バリーが作曲した「序曲」が場内に流れていました。 その間、スクリーンにはなにも映し出されず、場内は薄暗く照明が落とされていたケースでした。
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- bami
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皆さんお答えの通りですね~。本当の意味の「序曲」が使われたのは(私が観た封切り映画では)ディズニーの「ブラックホール」が最後だったかな~。あん時は一旦、場内の照明が暗くなって荘厳な「序曲」が流れ始めたんで「何だ?」って驚いたもんです。ジョン・バリーの音楽、よかったな~。 途中に休憩が入るのは「風と共に去りぬ」「バルジ大作戦」あたりが微かに記憶に残ってます・・・
お礼
ありがとうございます。 やはり、「ブラックホール」で流れたのですね。 ジョン・バリーの音楽はなかなかいいですよね。いくつかの作品のサントラをたまに聴きます。 「バルジ大作戦」は、私は最初のメインテーマと、ドイツ軍の軍歌(?)が好きです。でも、そういえば、昨年だったかこの映画をBS2で放映したときは、本編の前に序曲は流れなかったです。本国から貸与されるフィルム(ビデオ)に入っている場合とそうでない場合もあるのかもしれませんね。 ありがとうございました。
この種の序曲がある映画で最近のものに「ダンサー・イン・ザ・ダーク」がありました。これは映画の中にも引用されている「サウンド・オブ・ミュージック」のようなミュージカルへのオマージュだったと思います。昔は超大作の最初に序曲がある映画が多かったですが、最近はめったにないので、この映画のときは最初に字幕でお断りが出ていました(音楽しかないので、映写機の故障ではないとわからせるため)。 この種の序曲は古くは「風と共に去りぬ」があり、特に70ミリ映画が盛んに作られた60年代には、超大作は必ずやっていました。 もともと舞台のオペラやミュージカルでは幕が開く前にオーケストラが序曲を演奏します。昔は映画も大きな映画館で、オペラやミュージカルや演劇を楽しむように見たものなので、超大作の場合は序曲が取り入れられたのでしょう。私の経験では、これらの序曲が鳴っているときは映画館は照明を少し落とした感じにしていました。当時は3時間を超える映画には休憩があり、そのときも証明を少し落とした感じで音楽が流れますが、休憩なので、トイレに立ったりする客も多く、この休憩の音楽はあまり聴かない人が多かったように思います。が、最初の序曲は、画面がなくても、みんな、序曲の前にきちんと席について、音楽を聴いていました。序曲の前に予告編があるのですが、予告編のときは場内は暗くて、それから薄暗い照明がついて、序曲が始まりました。そのときのわくわく感は、映画館でないとわからないでしょうね。
お礼
ありがとうございます。 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でもやったのですね。ちょっとつらそうな映画らしかったので、観に行かなかったのです…。思い出しました、そういえば、「風とともに去りぬ」もBS2でやったとき、序曲が流れたような記憶があります。 前の方へのお礼でも書いたのですが、この「序曲」の習慣、また復活してほしいなあと、思います。 たとえば、「スターウォーズ」とかそういうイベント性の高い映画などでは、観客の気分も高揚して楽しいのではないでしょうか。 いまは、シネコンがメインで小さな劇場が多くなりましたが、大きな映画館で、たくさんの観客のひとりとなって、序曲を楽しんでみたいです。もうかなわないことなのかもしれませんが。 ありがとうございました。
- ironman28
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質問者さんがいくつなのか分かりませんが、多分お若いですね? 「チップス先生~」や「ベン・ハー」の本編が始まる前に流れる序曲というものは、昔の大作では結構あったのです。 「序曲」即ちOvertureは今ではまず使わない方式ですが、シネラマとか70mmの大作とかではかなり良く使われてました。 ちなみに3時間とかを超える作品だと「ベン・ハー」もそうですが、途中で休憩が入り、休憩とか間奏曲とか出て、音楽だけが流れ、画面はその間序曲と同じく『文字』だけがずーーーっと映写されています。 休憩はまあ・・5分くらいかな・・・その間にトイレに行けたりするわけです。日本だと有名なのは「七人の侍」かな・・・この作品も序曲みたいな感じで音楽だけが流れてますし、休憩中も音楽が流れてます。 LDやDVDでもその部分はちゃんと収録されてますので、観てみればどんなものかよく分かります。 他にどうだったか、詳しくは覚えてませんが、確か「十戒」とか「アラモ」とか「ビッグ・トレイル」なんかに序曲や休憩が入ってた気がします。 で・・・なんなのか?と言われれば・・・劇場で観劇するオペラみたいなものかな・・・ 序曲で観客のざわつきを次第に静め、映画に集中させていくみたいな意味もあるかと思います。今の映画と違い昔の映画はしょっぱなからガンガン事件が起こって展開していくので無く、じっくりストーリーが描かれてましたから、観客も腰を据えて観ないと・・・・映画が嘗ては特別な楽しみでもあった証拠ですね。 序曲や間奏に動く映像が無いのは余計なものを観せても客の気が散漫になるからかな。 それに昔の映画はエンドクレジットが今みたいに長くなかったので、その分そういう時間も使い易かったんでしょうね。 NHKの放送での画像は・・・テレビでずーっと同じ画像を流してると、退屈される事は勿論、放送事故と勘違いされ兼ねないんで、スチルを流してただけでしょう。 実際昔のこういう映画をDVDとかで観直すと、ああ、映画観てるなあ・・・という気分にさせてくれるのですよ。だから序曲も間奏も仲々に楽しいのです。
お礼
いえ、全然若くないです(笑)。でも、私が子どもの頃行った洋画でも、こういう「序曲」が流れた記憶がないので。作品が大作ではなかったからかもしれませんが。私が映画館で見た、ディズニーの子ども用実写映画などを除く一番古い一般向け映画は、「タワーリングインフェルノ」です。大作だとは思いますが、これは流れませんでした。 「七人の侍」も流れたのですか?(先週土曜日にBS2でやった同作品の放映では流れたんでしょうか?)日本映画にもあったのですね。 詳しく教えていただきありがとうございます。 この「序曲」という習慣、また復活してほしいと思います。映画館で雰囲気が楽しめるから。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。 こういう「序曲」が普通に流れたということなんですね。 大変、勉強になりました。 「インターミッション」は知っております。以前、「2001年宇宙の旅」のリバイバル上映を観たとき、この画面が出ました。(上映はそのまま続行しましたが…) 「ブラックホール」(80)のような、ちょっと昔の映画でも流れたのですね。 長年の疑問が解けました。ありがとうございました。