貨物がケースマーク無しであがってきた場合、
積載計画表の作成段階で乙仲業者が箱に目印を入れる事があります。
限られたスペースにたくさん詰め込まないといけない訳ですから、
目印をつける事で「どの箱をどこどこに~」と現場に情報を伝え易くする訳です。
またLCL(=LESS CONTAINER LOAD)にて貨物を輸送する場合、
他人の貨物と混載になるので、区分けする為に仮のケースマークを添付する場合があります。
こういった場合でも箱の外側に何らかの目印がついている事が多いです。
商品の梱包が多数に渡る場合、生産工場の方で何らかの印をつける場合があります。
本来はケースマークをしっかりと貼り付けるべきなのですが、
現実には工場の生産ラインの問題だったり、経費や時間の問題だったりして
N/M貨物(=NO CASEMARK 貨物)としてあがってくる場合が多々あります。
それでも工場の発送ラインでは何らかの区別をつけて、
それぞれの顧客の元に注文された商品を送らないといけない訳ですから、
発送上の区分けとしてこうした目印を添付することが多いのです。
さて、これらは輸送の際に生じる問題ですが、
それとは別に一部地域では安全上の観点からマークをつける事があります。
それは出荷国での検疫証明であったり、
あるいは未開封を確認する為のマークであったりと様々です。
文章だけでは実際にどの様な印が添付されているのか分かりませんが、
こうした色々な理由から外箱に印をつける事があります。
長い船旅では何が起こるかわかりませんし、
一度貨物を出荷してしまったら間違いを修正するのは難しいので、
こうした工夫が行われているケースが多いのです。
参考になれば幸いです。
お礼
なるほど。 てっきり、いたずらかと思ったら、 こういう事実を知らない人も多いのでは? ご回答、ありがとうございます。