分散ファイルシステム（DFS）の冗長性

質問

Windows 2003 Server SP2で分散ファイルシステム(DFS) の検証を行っています。
利用目的は、複数のサーバーにまたがる共有フォルダを１つの名前空間で管理したいというもので、ファイルの複製などは考えておりません。

【環境】Windows 2003 Server SP2、AD: test.local(仮)、ADサーバー：2台

■分散ファイルシステム
┗■\\test.local\DFSRoot (ADサーバーのC:\DFSRootがルートターゲットになっています)
　┣ Server1_Folder1
　┣ Server1_Folder2
　┣ Server2_Folder1
　┗ Server2_Folder2

この環境の時に、ルートターゲットを立てたADサーバーがダウンしてしまうと、ドメイン名ベースで共有フォルダにアクセスできなくなってしまうのでしょうか？
アクセスできなくなってしまう場合は、予防方法などをご指南頂ければと思います。

回答No.1

foitec · ベストアンサー

ルートターゲットがダウンすれば当然アクセス不能になります。
（アクセスできるならDFS構成情報は要りません）

AD環境でドメインコントローラが1台の運用は考えられません。
ネットワーク資源の冗長性を保つならばドメインコントローラは複数が必須です。

ドメインベース DFS では、構成情報がA.Dに保存されます。
この情報はドメイン内の複数のドメインコントローラで使用できるため、ドメインベース DFS では、ドメイン内の DFS で冗長性（フォールト トレランス）が提供されます。

スタンドアロン DFS サーバーはA.Dを使用せず、ルートレベルで複製物を持つことができません。（レジストリに構成情報が保存されるため）
また、DFS リンクも単一レベルのみに制限されています。

従ってドメインコントローラを複数稼動させることでDFSの冗長性も補償されることになります。
A.D構成が故のメリットです。