防衛費の約半分は人件費です。日本では人件費というのは大変高いですね。それから自衛隊の装備品は特注品が多く、大量に生産することもできない上に、定価で購入する決まりなので信じられないくらい高い値段で買っています。もしこのままの体制で自主自立の軍事力を整えたら天文学的な数字になるのでしょう。
防衛力を見積もるというのは、実は単純なものではありません。通常は仮想敵国を想定し、それに対抗する兵力を積み上げで、出すものです。
見積もりや、必要経費の出し方に幅がある以上、答えは出せません。もし日本が戦争を強いられるようなことがあればGNP50%ぐらいは出すでしょう。これは大体、戦時下の国では経験上、これ位出すだろうということです。約5兆円がおおむね1%ですから、250兆円ぐらいでしょうか、
このぐらいが支出の限界ということで、これで十分と言える数字ではないと思います。足りなければ、足りないなりの戦術戦略をとるまでです。
そもそも潤沢な資金で戦争ができる国などアメリカぐらいなものでしょう。
防衛力を費用で考えることは、実はあまり意味のないことだと思います。
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ご回答ありがとうございました。