waosamuさん、ご丁寧にお返事までいただきまして恐縮です。
EBに関しては、誤解が広く蔓延していて、書籍はもちろん、フィナンシャルプランナーさんが雑誌に寄せる記事やホームページのコメントにも間違いが多く見られます。
それくらい損をして騙されたと思っている方が多いのでしょうし、説明が足りない(出来ない)金融界の責任だと思います。
leo023さん、当該債券ですが、EDINETから発行者を検索して届出書を見てみました。7/11届出、7/22に訂正届出書が出ているので、これはもう仮募集が終了してますね。
証券会社さんにもよりますが、まあ本格的な勧誘は終了しているでしょう。
利息判定の為替がスポット×85.00%
償還の為替はスポット×67.60%、転換するのはスポット×100%
早期償還がスポット×105%
このスポットが受渡日の7/30に決定されるので、まあこの日の住友不動産の株価次第になりますが、今2200円くらいですよね。
住友不動産のチャートをざっと見る限り、2005年に1500円割れてますから、3年後にこの水準までいってしまえば、元本割れで株券が返ってきますね。
最短投資単位が300万円ですよね。株価がもし3年後に1500円だったら、300万円あれば2000株、買えます。でもこの債券だと、株価が1500円のときに、300万÷2200(正確には7/30の株価)=1363株+端数現金で返ってきてしまいます。
じゃ、株を買ってしまったほうがいいか?と言うと、現株を買うのと違って、この債券は少なくとも100-67.6=32.4%の下落までは元本は割れないし、15%の下落までは利息も12%つく。
なので、リスクばかり高いわけでもない。
ミドルリスク、ミドルリターンなのか、ハイリスク、ハイリターンなのか、どちらかと言えば、他にハイリスク商品を山ほど知っている私としては、ミドルリスク、ミドルリターンに思えます。
でも預金に慣れている人にとってはハイリスク、ハイリターンといって差し支えないと思います。
このタイプの商品は流行っているので、他の証券会社さんも取り扱っていますし、定期的に売出で出ると思います。
住友不動産に限らず、いろんな銘柄が対象となっていて、選択肢は豊富にあります。迷っているうちは決断する必要はありません。
もちろん、この種の商品を買わない、という選択肢もあります。
最後に、「債券」という形に惑わされないこと。
株式の仕組債は、とっているリスクの中で、参照資産のリスクの比率がとりわけ高いので、自分がエクイティ=株式のリスクを取れるかどうか、冷静にご判断なさって下さい。
補足
追記有難うございました。ど素人の私ですがいろいろ勉強になりました。今回は見送って今後またいろいろ検討させてもらうことにしました。