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竹馬の由来
誰か竹馬の歴史、由来がわかる方教えてください! よろしくお願いします。
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「竹馬」という言葉の起源は、 中国の漢末から東晋までの人物を中心とする逸話集である「世説新語」(5世紀)の中に、「竹馬」とは、笹竹を馬に見立てて股の下に入れ走り回る遊び、とあります。 日本では平安時代(10世紀頃)、子供達が笹竹に跨って遊んでいる和歌があります。 また、室町時代には長い2本の竹幹に横木 をくくりつけ、両足をのせて竹幹の上端をにぎり歩行する遊びがあり、これも「竹馬」とよばれるようになりました。
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- dayone
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古代から竹は無限の繁栄に繋がり万代を契るものとして喜ばれ、神の依代として神招ぎの祭具として神事に欠かせないものであったことから、戯れの遊具に使用することは公には控えられたのか、文献を見てもその記述は非常に少ないようです。記紀、万葉の時代からくだって平安期になると、この竹の信仰的な意味が次第に堕ち、儒学者・大蔵善行の「雑言奉和」(延喜1・901年)の中には、子供が笹葉のついた一本の生竹を跨いで遊んでいることを詠んだ<竹に騎りて遊ぶ童>七言の一首があり、これが日本で古く竹馬と呼ばれた「笹竹の竹馬」のようです。 中国では「後漢書」に記述があり、極めて古いようですが、中国から日本へ伝来したものか、残念ながら起源は不明のようです。 平安頃からの竹馬は江戸時代に入って改良されたものと思われ、馬の頭を模した飾り、練り物・板製の馬の首に似せたものをつけ、下に車をつけて「春駒」に受け継がれ、現在では鳥取県・香川県などに郷土玩具として残っているようです。なお、喜田川守貞の「守貞漫稿」<近世風俗志>(嘉永六年・1853年)の図には、<江戸制ハ太也竹馬ト云ズ春駒ト云>と記されているそうです。 時代を戻って室町時代15世紀の絵巻「福富草子」の挿絵には「木製の2本足の竹馬」が描かれ、大正時代に至るまでこれを「高足(たかあし)、鷺足(さぎあし)」と言ったことから、これは田楽(でんがく)の高足の変化したものと推測されますが、1本の棒に付けた横木に両足をのせて演じる田楽の芸もあり、確実なことはわからないようです。 また、上記の「守貞漫稿」<近世風俗志>には、江戸で竹馬というのは 7、8尺の竿に縄を持って横木をくくりつけ、足かかりとすると示す図があり、それは現在の形式と同じことから、江戸末期に完成されたものかもしれません。 http://www.ndl.go.jp/site_nippon/japan/kaisetsu/visual/28a04.html 中国の竹馬に関しては、下記URLが詳しい様子です。 http://www.peoplechina.com.cn/maindoc/html/zhuanwen/200203-2.htm 以上の情報源は主に<ネットで百科@Home>からです。 http://ds.hbi.ne.jp/netencyhome/index.html
お礼
どうもありがとうございました! 参考URAも大変参考になりました