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HIVとは?
HIVとはなんですか? いろいろ調べたのですがよくわかりませんでした。 HIVは、普通に生活しておけば感染することはないのですか? 教えてくださいm(__)m
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HIV=ヒト免疫不全ウィルス リンパ球(免疫細胞)に寄生し、免疫細胞を破壊する。 HIVウィルスが活動を開始し本格的に破壊活動を始めると免疫力が極端に低下し、普通なら感染しないような弱いばい菌にでも感染して病気になってしまうようになります。HIVウィルス自体は、人間の体を壊したり破壊したりはしません。「防衛部隊」を無力化してしまうので、外的に対してとても弱くなってしまうのです。 「弱い細菌」によって起こされる感染症を「日和見感染症」といいます。この感染症の発病を持って「AIDS(後天性免疫不全症候群)」と診断されます。 なので、HIVが活動を開始し始めない限りは、HIVに感染していても普通の人となんら変わりのない生活を送ることができます。インフルエンザウィルスのように、人体を破壊することがないからです。 HIVに感染しているがAIDSを発症していない人を「無症状性キャリア」といいます。 かつては、AIDSを発症すると死ぬしかないといわれていました。 しかし、現在ではHIV治療薬の発達により、いったん発病したAIDS患者を無症状性キャリアの状態に戻すことが可能となりました。現在、日本には1万人ほどHIVキャリアがいますが、AIDSで死亡するのは年に数人しかいません。HIVキャリアの多くは検査で発覚した人ですが、中にはAIDSを発祥し病院に担ぎ込まれて始めて判明する人も少なくないそうです。 だからといってAIDSを発症しても安心ということではありません。もちろん日和見感染症で休止する可能性も高いですし、仮に治るとしてもHIV治療薬の副作用はきわめて強くとても苦しいそうですので、発症する前に検査で発見されるほうが望ましいのです。 体内に入り込んだHIVウィルスを完全に除去することは、現在の医学ではまだ不可能です。なので「AIDSは治る病気ですがHIV感染症は治りません」。 毎日高額な薬を飲まないといけませんが、飲んでいる限りはAIDSを発症することはありません=死ぬことはありません。 ただし、HIVに感染しているからと生でHしないと損みたいに思っているアホな人がたまにいるようですが、危険極まりない行為です。HIVはものすごくたくさんの種類があります。ある人のHIVと別の人のHIVは全く違うHIVなのです。それこそ、人とサルくらい遺伝子が違う。この2つに重複して感染したり、またこの2つが合体したりすることがあります。そうなると悲惨で、HIV治療薬が効かなくなります。つまりAIDSを発症して死ぬリスクがぐんと高まります。こういう患者はHIV感染者の約5%存在するそうです。 普通に生活している限り感染することがないかどうか、それは普通の程度によります。毎日違う人とセックスするのが普通の生活なら、そんなことはありません。 原則として他人との体液・血液の交換が発生すると感染のリスクがあります。ただし、唾液はウィルスの濃度が極めて低いので感染リスクはないとされています(つまり、キスでは感染しません)。HIVウィルスは極めて感染力が弱いので、ある程度の濃度がないと感染することがないためです。 危険性の高い順に言うと、 ・注射針の共有(麻薬の回し打ち、タトゥーをほるときの針を共用したとか) ・性交渉(肛門性交>通常性交>口腔性交) ・出産(母⇒子) ・授乳(母⇒子) ということになっています。
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- lv4u
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>>HIVとはなんですか? 以下をごらんください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/ヒト免疫不全ウイルス 基本的には、人体がウイルスや細菌など、病気・怪我などから守るための防衛機能である免疫機能が破壊される病気です。白アリが家の土台を蝕むように、ゆっくりと破壊されてゆきます。ある限界値を超えると発病して、死んじゃいます。 一説には、黒人を減らすために、人工的に作られた細菌兵器だという意見もあります。また、乱れた性を正すための「神の怒り」という方もいます。 >>HIVは、普通に生活しておけば感染することはないのですか? 「普通」がどういう範囲かによりますけど、自分は普通でも、恋人や配偶者が、たった1度でもハメをはずしたりとか、医療機関での輸血や血液製剤からの感染とか治療現場での針刺しで感染なんてのもあるようですね。悲惨なのは、強姦による感染でしょうか?また、母親がHIVの場合、注意しないと、母子感染するそうです。 ネットを見ると海外では減少しても、日本では無知ゆえか感染している人が増えているようですね。 普通に接していれば感染者からのからの感染は無いそうです。が、現実問題として、感染していない人からすれば、感染者は近くにいて欲しくないでしょうね。 そして、上に書いたように、発病するまでの潜伏期間が10年以上と長いのが特徴的ですね。基本的に感染したら、「発病」を遅らせるための治療はできても、「完治」は現状では不可能です。完治が不可能なことを明確に表現すると、感染した方のショックが大きくなるので、あいまいな表現になっていると思われます。 たぶん、「完治」っていうのは、競泳プールにスポイトで赤インクをたらし、中で泳いでかき混ぜたあと、「赤インク成分『だけ』を全て回収しろ!」というような困難さではないでしょうか?
お礼
詳しい解説ありがとうございます。 なるほど、とても良く分かりました。 ありがとうございました!
お礼
こちらも詳しい解説、どうもありがとうございます。 大変参考になりました。 本当にありがとうございます。