飲酒したときの薬の効用の出方はさまざまだと聞きますが、
一番恐ろしいのは、普段脳血管がシャットアウトしている物質まで
多く取り込んでしまうことで、呼吸をつかさどる脳機能が止まって
死に至る、あるいは昏睡状態(植物状態)に陥ることです。
特に睡眠導入剤(ベンゾジアゼピン系)はその傾向が強く出るとの話も
聞きますが、正確なところは医師や薬剤師にたずねたほうがいいですね。
それと、もう2つ問題があります。
1つは、ただでさえ普段から薬物療法を集中的に受けているのに、
アルコールによってさらに肝臓が傷めつけられてしまうことです。
今は一見良さそうでも、肝臓は弱っても自覚症状は強く出ません。
自覚症状が出るほどアルコールで肝機能が弱るとなかなか元には
戻りません。うつ病などの精神疾患が治っても、肝臓の生活習慣病と
一生付き合い続けることになる可能性もあります。
もう1つめは、落ち込んだこころをアルコールでやわらげているという
あり方そのものですね。私も医師に厳しく忠告されたのですが、
アルコールで気分が一時的に上がっても、酔いからさめるとうつ病の
いつもの落ち込みの症状とのギャップを大きく感じ、そのために
落ち込みがますます強くなるだけだからです。落ち込みをアルコールで
やわらげるという行為自体、頼ってしまう対象が薬からアルコールへ
変わるこころの仕組みができつつあるので、アルコール依存症の
入口に近づいていると言っても過言ではないです。
アルコール依存症になると、一生断酒が治療の絶対条件になって
しまうので、うつ病より治療がある意味つらくなる側面もあります。
アルコールや薬に頼り過ぎず、普段の日常生活の過ごし方で落ち込みを
少しでも減らす方法がないか、医師にたずねてみてはいかがでしょう?
体が少しでも動くときに日光に当たったり、軽い運動をするのも
役に立ちます。薬の効き方については、もう一度医師とよく話し合い、
信頼できない・納得いかないようでしたら、病院を替えることも
考えてみたらいかがでしょう?
落ち込みはつらいとは思いますが、アルコールによる心身の異常は
じわじわと少しずつきます。病状が良くなれば、量の制限はつきますが
飲酒できるようになりますから、今は少し我慢しましょう。
お礼
お答えありがとうございます。 確かに肝臓はダメージがありそうですね。 >アルコールや薬に頼り過ぎず、普段の日常生活の過ごし方で落ち込みを少しでも減らす方法がないか、医師にたずねてみてはいかがでしょう? ストレスの原因は妻の飲酒と言葉の暴力です。妻が飲んでいるのを見ると「何で俺がガマンしなければならないの?」と思います。妻の言葉で傷つけられ、飲まずにはいられなくなります。 この妻のいる状況から離れたくて精神科の主治医に入院を希望しました。答えは「入院しても、退院したら元の状況だろ」と入院を無駄と言われ、さらに「奥さんは入院手続きに行ってくれるの?」と言われ入院もできすず、辛い毎日です。