- ベストアンサー
シングルとハムの両方が付いているエレキギターの使い道
ギターは弾かないのですが、DTM(ヘヴィメタル)をやるのに少しは知っておいた方がいいと思い、質問させていただきます。 シングルとハムの違いは検索したら分かったのですが、SSHや、HSHの組み合わせのギターはどんな使い方をするのでしょうか。 ピックアップの使い分け方などを教えていただきたいです。 他の組み合わせもご存知でしたら教えてください。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
ピックアップの選択については、そのピックアップを使うことで得られる音色やニュアンスを元に選択するのが普通です。ですので、その使い道を一般化して論じるのは少々難しいところがあります。状況によっては、狙いが違うために使い方が変わることもありますし、逆に狙いが違うのに同じピックアップを選択したりするようなケースも考えられます。このあたりは、あまり画一的に判断しない方が良いでしょう。 エレキギターのピックアップについてですが、まったく同じピックアップでもその取り付け位置によって音のニュアンスが変わります。フロントよりの位置にピックアップを置けば、音は中音域が強いマイルドな感触が強くなり、逆にブリッジ側(リア)にピックアップを置けば、音は高音域の張りが強い、トレブリーで硬い音になる傾向が出ます。ミドル(センター)にあるピックアップは、フロントとリアの中間的な性格になる傾向があります。つまり、複数のピックアップを搭載するエレキギターは、そうした音の感触の使い分けをすることを狙っている物といえます。 通常は、マイルドな音色が欲しい時などはフロント寄りのピックアップが、硬い感触やエッジの効いた音が欲しい時などはリア寄りのピックアップが、それぞれ使いやすいでしょう。 ピックアップ構成についてですが、SSHやHSHなどストラトのように3つピックアップを搭載する上でリアにハムバッカーを持ってくるのは、フロントよりもリア側の方が硬い音が出る反面、音の線が細くなったり音量がフロントと比べて若干低くなる傾向があり、シングルコイルの繊細な性格ではパワー不足に陥りがちな傾向があることに対する対策とみることも可能です。特に、メタルやヘヴィネス系の金属質でエッジの効いた音を得る上では、リアの音質で、なおかつ深い歪みでも芯が失われにくいハイパワーな物が好まれる傾向が強く、そうした要求からリアにシングルコイルよりハイパワーなハムバッキングを使うことが多くあります。また、深く歪ませる場合などには、ノイズに弱いシングルコイルよりもハムノイズに強いハムバッカーの方が有利という傾向もあります。 ただこのあたりについては、もっと単純に捉えるのが良いのかも知れません。SSHはストラト系のバリエーションを持ちつつ、リア位置でガッツのあるハムバッカーの音を得られる構成、HSHはリアとフロントでハムバッカーの音を得られる構成と割り切って、ピックアップの性格(シングルコイルなら線が細い反面立ち上がりが良くワイドレンジにバランスのよい音、ハムならハムノイズに強い反面中域に集中して広域が薄くなった図太い音などのような)とピックアップ位置による音の性格の変化を組み合わせて捉えるのが、わかりやすい場合も多いでしょう。そうした兼ね合いから、ギターを選択するというのも一般的なギター選びの方法です。 (蛇足ながら、ハムバッキングPUはコイルを二つ並べた構成で、それぞれのコイルで拾ったハムノイズの信号を位相差でキャンセルする構造になっています。この二つあるコイルの内、片方だけのコイルを活かしてシングルコイルのような挙動にすることをコイルタップといいます。ただし、コイルタップはどのハムバッキングPUでもできるというものではなく、そうした配線に対応しているピックアップを選び、コイルタップができるように特別な配線を施す必要があります) ピックアップ構成のバリエーションについては、テレキャスターなどのような2シングルコイル、ストラトキャスターのような3シングルコイル、最近のレスポール系モデルで主流の2ハム、ストラト系をベースとしたモデルでHR/HM寄りの性格が強いS-S-HやH-S-H、レスポールカスタムなどにラインアップされていたミドルにもハムを追加した3ハムなどがざっと思いつきます。それ以外にも、上記の構成にないような特殊で実験的なピックアップ構成のギターなども多々あると思います。 少々取り留めのない内容になりましたが、参考まで。乱文失礼しました。
その他の回答 (1)
- st439
- ベストアンサー率41% (246/591)
ハムバッカーは太い音を出したいときに使いますが、コイルを片方だけ使ったり、並列に(普段は直列)使う事でシングルコイルのような音もだせます。 演奏者がどのような音を求めているかにより、好みのピックアップレイアウトをチョイスするのですが、3シングルでメタルやる人もいるので、一般的な傾向を挙げておきます。 メタル系など普段はハムバッカーで歪ませ、クリアトーンでアルペジオを弾く時、コイルタップしてセンターとミックスさせ、ストラトのハーフトーンっぽい音を作る事ができます。HSHが多いのはこのジャンルでしょう。 一方、普段はシングルピックアップでカッティングなどやりつつ、ギターソロ用に太い音が欲しいという人もいるので、そのようなスタイルの人はSSHを使うようです。
お礼
お二人ともありがとうございました。