またまた失礼します。
ハムバッカーのレスポールの音と思われていたものが実はテレキャスターで弾かれていたというエピソードは、LED ZEPPELINのギタリストのJimmy Pageのエピソードとして有名な話ではありますが、この件に関してはレアケースとして捉えた方が良いかと思います。Jimmy Pageはレコーディングの際にいろいろな工夫(機材の使い方や録音環境の整え方など)でギターからいろいろな音色を引き出すことができることを自負しているギタリストです。その技術については、誰もが簡単に追従できるものではないところがあります。(実際、世間に「レスポールの音」というイメージがあったからこそ、Jimmy Pageがテレキャスターでその音を出していたことに驚いたのでしょうし、一般的なイメージとしてそれぞれのギター(ないしピックアップ)の音は、それぞれに特徴のある異なるものと捉えるのが普通のこととみるのも、おかしい見方ではないでしょう。)
また、こうした例をもって、シングルコイルとハムバッカーは大差ないとしてしまうのは、少々短絡的か極端すぎる判断かもしれません。これらには違いがないからそうした事例が出てくる、というように捉えるのではなく、それぞれの特徴とその違いを把握した上で、求める音を作る工夫がされたからこうしたトリックが起きた、と捉えるのが妥当だと思います。
また、そのようにハムとシングルとの差異を超越した音を作るには、それ相応の技量が欠かせないところもあります。簡単にハムもシングルも似たようなもの、と認識してしまうのは少々乱暴な括りといえるでしょう。それぞれのピックアップが持つ個性や特徴などについては、雑然と一緒くたにして無視するのではなく、それぞれに個別の認識を持って音の特徴を考え、その活かし方を考えることをお勧めします。
なお、エレキギターの音作りに関しては、ピックアップだけですべてが決まる訳ではありません。シールドケーブルやアンプの影響もありますし、使う弦やピックの材質などによっても変化が出ます。また、物的なところだけでなく、どのようにギターを弾くか、弾き手の癖などによっても音は変わります。エレキギターで音作りを考える時には、機材などのハードウェア的なところと、弾き方などのソフトウェア的なところを含めて、トータルで見通して考える必要があるでしょう。
お礼
すいません。何も知らずないので、勘違いしてしまいました。 それぞれ、個別の認識というものをもって音の特徴をとらえるべきですよね。 いろいろなところを含めトータルでしっかりと考えたいと思います。 回答ありがとうございました。m(_ _)m