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大正琴についての参考情報
- 大正琴の音域は、一般的には低い音域から高い音域まで出ることができます。普通に使える音域で、だいたいで結構です。
- 大正琴は和音(重音・2和音)を演奏することができますが、その一般的な技法についてはわかりません。
- 特定のキーにおいて大正琴が弾きやすいということはなく、一般的な楽器と同様に様々な調で演奏することができます。
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最近は、アンサンブル用に、各サイズの楽器や特殊なチューニングもあると思いますが、それらについては私は知識がありません。昔ながらの標準的な大正琴ならだいたい分かります。 (1)「大正琴」の「音域」は、「どこ(低い音)」から「どこまで(高い音)」程度 まで、出るものなんでしょうか? (普通に使える音域で、だいたいで結構です) (2オクターブくらいでるんですか?) 標準は2オクターブ+αです。 メロディーを弾く弦で言えば、ギターの第三弦の開放Gから第一弦の15フレットg‘の音まで、または、その上のg#かaまでです。 五本弦の楽器の標準的なチューニングは、 第一~第三弦の開放がギターの第三弦と同じGでユニゾン、第四弦はそのオクターブ下(ギターの第六弦3フレットの音)で、この4本が旋律を弾く弦で、4本一緒に鳴らしますので、常にユニゾンとオクターブ違いの音が同時に鳴るためあの独特の豊かな響きが出ます。 第五弦はやはりGですが、オクターブ下(上記旋律用第四弦と同じ音)でベース用です。「ドローン弦」と言って常に開放弦で弾かれます。キーを押さえてもこの弦にはキーが触れないようにブリッジとナットに段差があり低い位置になっています。 高級な6弦の楽器では、このベース弦もマンドリンのようにユニゾンになっています。初期の楽器や、安物の楽器は、旋律弦の本数が4本よりも少ないです。マンドリンのようにgユニゾン3本(旋律用)にドローン弦(ベース用)1本の合計4本というのも多いです。 曲のKeyや流派によっては、このベース弦はDやCになる場合もあります。 基本はKeyの五度下です。 ですから、標準仕様の楽器なら、開放弦は旋律弦もベース弦もすべてGで、演奏するKeyは大半がCで、合いの手に入るベースは五度下のGであるわけです。 (2)「大正琴」は、「和音(重音・2和音)」は、できるんでしょうか?(一般的に) 1台の楽器では、ユニゾン+オクターブが常にセットで旋律を弾いていますので、ハーモニーは出ません。日本の伝統音楽にはハーモニーの概念がもともとないのでそうなっています。小唄や端唄で笛や尺八、三味線が「伴奏」していても、お唄とユニゾンです。 大正琴は、まさにそのイメージです。 ドローンのベース弦と旋律弦を同時に鳴らせば、ある種の和音は出せます。 (3)「大正琴」は、構造的に、弾きやすい「調(キー)」はあるんでしょうか? ・Pianoなら、「C調」。バイオリンなら「A調」のように。。。 最低音がGで、上記のとおりドローンがGなので、KeyはCに限ると言ってもよいくらいです。また譜面が数字譜なのでそうなります。各キー(鍵)に数字が書いてあります。 ドローン弦がダイアとニックスケール音にはまらないとベースが使えません。 (4)「大正琴」の「ソフト音源」はあるんでしょうか? (当面は、「琴」の音色で代用するつもりです) ソフト音源の存在は知りませんが、演奏自体はいくらでもネット上にありますので、サンプリングから加工はできると思います。 http://www2.tokai.or.jp/miyabi/index2.htm ----------------------------------------------------- http://www.suzuki-music.co.jp/product/tss.htm
お礼
こんばんは。 (1)標準は2オクターブ+αです。・・・ keyは大半がCで、 (2)1台の楽器では、ユニゾン+オクターブが常にセットで旋律を弾いていますので、ハーモニーは出ません。 (3)KeyはCに限ると言ってもよいくらいです。また譜面が数字譜なのでそうなります。各キー(鍵)に数字が書いてあります。 いろいろ、知らないことばかりで、大変参考になりました。 また、参考のサイトにもいろいろ書かれていましたので、こちらも、参考になります。 どうも、いろいろ、詳しくありがとうございました。(^^