宇宙(軌道)エレベータは可能か、けん玉で考えると
宇宙(軌道)エレベータは不可能なのにできると考えるそうです。
できないと考えませんか。
宇宙(軌道)エレベータは糸で3体をつなぐそうです。地球と静止衛星とカウンターという3体をテザーというカーボンファイバーを素材にした糸でつなぐそうです。
3体を糸でつなぎ、3体に働く潮汐力という力に頼り、鉛直に長軸を向けた数十万キロメートルの構造を作るそうです。
これは不可能です。
たとえばカウンターと静止衛星を身近なおもちゃで模擬してみましょう。
まず宇宙(軌道)エレベータを2分割して対応するおもちゃをみましょう。おもちゃとはけん玉です。玉がカウンターです。カウンター以外の残りの宇宙(軌道)エレベータをけん玉の持ち手と考えてみましょう。
けん玉の持ち手をつかむと、玉は持ち手から糸で吊られ、垂れ下がります。
地上では間違いなく垂れ下がります。静止衛星上の宇宙飛行士にけん玉を持ってもらうと、玉はふわふわと漂い、垂れ下がることも浮き上がることもないでしょう。糸を長めに繰り出しても玉の位置は変わりません。
しかし宇宙(軌道)エレベータ推進派の論理では玉が垂れ下がらず、かならず鉛直に潮汐力で浮くといいます。
そしてけん玉の糸を繰り出すほど、宇宙に向けて鉛直に伸びるといっています。
言わなかったとしても、論理はそういう矛盾を含んだ構成です。
けん玉の姿を見れば、静止衛星から赤道付近のどこかの地上まで糸は揺れながら垂れ下がる可能性はあります。
その理由は「けん玉の持ち手をつかむと、玉は持ち手から糸で吊られ、垂れ下がります」という現実があるからです。
しかし宇宙(軌道)エレベータではこの事実に反して、さらに論理に矛盾、自己矛盾、自家撞着してカウンターが浮くと言っているのです。
糸を繰り出して、静止衛星からカウンターを浮かすことができないのですから可能な建築物ではありません。
お礼
なるほど! 由来はそういうことなんですね。 ありがとうございました!!