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武家住宅は現代において適合しうるか
武家住宅についていろいろ考えています。 武家住宅のどこらへんが現代に適合するか、どこらへんが現代では適合できないか、皆さんの意見を伺いたいとおもいます。
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こんばんは。 少し興味があったので、思いつくまま書いてみますね。 >どこらへんが現代に適合するか 1.自然素材が使われている上、隙間風の吹き込みで自然に換気され、シックハウス症候群になりにくい。 2.一家団欒しやすい…かな? >どこらへんが現代では適合できないか 1.騒音に悩まされやすい。 2.冷暖房が利きにくい。 3.防災、防犯に関しては心配な点が多い(現代も完璧ではないけど…)。 でも私は武家住宅が持つ、背筋が伸びるような雰囲気、好きだなぁ。
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- sigino
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#2です。 >自然光や行灯などによる弱い光のイメージですが、そのすばらしさについてはどうお考えですか? 規模が大きくなればなるほど、田の字型間取りのため、採光のない部屋がふえます。自然光や行灯だけで現代人が生活するには辛いでしょう。 ゆとりを楽しむにはいいものですが、やはり現実には電気をひきますね。おかげで家のあちこちに露出の配線があります。電話配線もガス配管もみーんな露出。(これも解体修理すれば、露出でなくすこともできるけど、普通そんなお金はない)新しい家でこれだけ露出の配線配管があればすごく目立ちますが、古い家ではとけこんで目立たないですかねえ。(←慣れてるともいう)あ、線が露出してる分、修理はしやすいです。 私自身の印象としては、弱い光のイメージ、というよりは独特の陰影が好きですねえ。 プライバシーについては、物理的なプライバシーが少ない分、お互いの節度が要求されますね。これをプラスにとるかマイナスにとるかは人それぞれだと思います。
- kuwanomi
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その昔、武家屋敷に下宿していたことがあります。 実際に居住して感じたことを・・・ >現代に適合するか ・見事な外見とともに、住宅内にも「匠の技」が 随所に見られ、住む人を飽きません。 ・木のぬくもりは人を安心させてくれます。 >現代では適合できないか ・間取りの関係上、プライバシー空間が少ない 「玄関、床の間、違い棚、書院」については 現在の住まいが和風ですし、行事や来客も多いので 個人的には日常必要なのですが・・・ 床の間の掛け軸も、季節や行事毎にかけ替え どれにするか選ぶのも、これまた楽しいものです。 現代住宅には、そぐわないのかもしれませんが これらは精神的な「ゆとり」に繋がるものと 思われます。洋風の住宅でも一部屋は和室に というお宅も多いですね。 URL貼っておきましたが、ご参考になるでしょうか・・・
お礼
ご回答ありがとうございます。URL参考になりました。 「ゆとり」いい言葉ですね。文科省も熟考して欲しいものです。 「匠の技」確かにそう思います。木による組み立て技術はとてもすばらしくこれからもっと研究していきたいもののひとつです。
こんばんは。 もしかしたら建築家のかたか、実際に武家住宅(のような格式のある家)にお住まいのかたかなぁ…なんて思い、少し恥ずかしいですが… ~式台のある玄関について~ 武家住宅ではありませんが、祖父の家は古い造りでした。 玄関の土間は4.5畳位、今で言うホールは6畳位の畳敷きで、50cm程上がっていました。 だから自然に式台も必要で、ちょうど腰かけるのに良い45cm程の位置にありました。 昔の人は外出すれば足元も汚れてしまうだろうし、そうしたら家に上がる前に足を洗いたいと思うかもしれません。 武家住宅の玄関の式台は、お客様を迎える際に必要だったそうですが、今このような玄関を望む事は贅沢で勿体ない事だなぁと思います… ~床の間、違い棚、書院について~ そうですね、おっしゃる通りだと思います。 殿様から何か美術品(茶器とか壺とか?)を拝領したなら、常に目に触れる所に置いて愛でたいと思うかもしれません。 そのような有難い物は、やはり特別に設えた、格の高い所へ…と考えると、床の間や違い棚が必要ですよね。 現代の和室に床の間、違い棚、書院があると「お!」っと思うけど、この空間も今では贅沢で勿体ないかなぁ。 贅沢なスペースだけど、もし造る事ができれば、お花や書を嗜んだり、お客様を持て成すには最適だと思います。 私はHPを持っていませんが、いつか「チョコレート好きの部屋」のようなHPを作ってみたいなぁ。 こんな感じでよろしいでしょうか…不安。 長文で失礼致しました。
お礼
いえいえ、格式高いなんて滅相もございません。大変為になる意見です。これからもたくさん語りたいと思っています。 いいですね「チョコレート好きの部屋」!!ぜひとも「ヴィーナスの乳首」についても載せてくださいね。(映画「ショコラ」より)出来ましたら、拝見したいと思います。
- sigino
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「式台のある玄関」は武家住宅のみならず上層農家にもありましたが、普段使いではなく改まった時用なので、その意味では今は不必要でしょう。普段使いの入り口は別にありますので。しかしあの形式自体を「高級感のある玄関」として利用するのはアリだと思います。 「床の間、違い棚、書院」現代風の言い方をすると「応接間」ですね。 結局適合するか否かは使い方の問題だと思います。まあ、隙間風だとかはありますが。お金さえあれば修理でなんとでもなりますし。解体修理すれば#1の「適合できない」部分は全てなくなります。(このお金が一番問題なんだけど) 経験者と書きましたが、私自身は武家住宅でなく上層農家の家に住んだ経験があります。武家は基本的にサラリーマンなので、間取りなど非常にコンパクトに必要充分なものがまとまっている印象を受けますね。 武家に限らず、伝統的な民家の田の字型の間取りは、現代人のプライバシーの感覚をそのまま持ちこむのは大変なことかもしれません。個室がありませんからね。私は田の字型間取りに慣れてるのでなんとも感じませんし、これも「使い方」って気もするんですが。受け入れられない人もいるでしょう。
補足
そうですね、式台や床の間などの日本の住文化はもう一度考え直す必要があると思われます。これらの要素は継承していかなければならないのですね。 確かにプライバシー問題は現代の住宅においては重要な要因になっていますもんね。武家住宅の間仕切りは「襖」や「障子」で、建具は、薄い板や、竹、紙でできていて、すべて筒抜けになってしまいますよね。ここは、プライバシーと開放性のどちらに重点を置くかによってどちらともいえないものだと思います。 武家住宅や上層農家の自然光や行灯などによる弱い光のイメージですが、そのすばらしさについてはどうお考えですか?
補足
ご回答ありがとうございます。非常にためになりました。 そのほかにもご意見伺ってよろしいでしょうか? 武家住宅の特徴として「式台のある玄関がある」ことと「床の間、違い棚、書院」の存在についてはどう考えておられますか? 私の考えとしては、床の間は現在ではただ掛け軸をかけているだけなど、様式化してしまいあまり存在価値が見出せないのではと考えています。しかし日本の文化として考えるとこれからも家には床の間が必要なのかなとも考えられ非常に考えさせられます。 よろしければご回答お願いします。 あと参考にできるサイトや、もしお持ちでしたらairyさんのサイトも教えてください。