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リコーダーの音孔のダブルホールって?

リコーダーの音孔って歴史的にいうとバロック時代中期までは全てシングルホールでしたがその後、半音階を出しやすいようダブルホールに一部変更してますね。これはバロックオーボエでも同じですね。では、なぜ全てダブルホールにしなかったのでしょうか? そもそも木管改良の歴史はクロスフィンガリングを解消することが目的ではなかったのでしょうか?

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回答No.1

こんにちは、リコーダーのダブルホールは、アルトリコーダーで例えれば、最低音のFとF#がダブルホール、GとG#がダブルホールの楽器はよく見るのですが、それ以外の指穴が2ヶあるのは見たことが無いような気がします。 アルトリコーダーのF#(G♭)、G#(A♭)用の穴は、クロスフィンガーが使えないので、やむなくダブルホールにしたと思われます。要するに半音下げたいときはクロスフィンガーを用いるのが普通のテクニックで、ことさら不便だとは認識されていなかったのではないでしょうか?、物理的にクロスフィンガーが使えないところだけ、穴を2ヶにした(ベーム式発想?)のでは・・・。 シングル穴の場合は、いわゆる「半穴」(穴の約半分だけをふさぐ)で、半音を出していたと思いますが、音程はアバウトになるので、相当不安定だったと思います。リコーダーはその発音原理から、土台大音量は期待できず、さまざまな楽器の大音量化への趨勢から取り残されたと思います。指使いを楽にしたところで、あの音量ではどうにもならないということだったと思います。歌口のサイズ変更などで大音量を可能とした、横吹きフルートなどでもベーム式に軍配が上がるまでは、エーラー式というのがあって、これはリコーダーやキーのないトラヴェルソのクロスフィンガリングの発想からメカニカル化したものです。一度エーラー式について調べてみるのも面白いかもしれません。オーボエ、ファゴットなどダブルリードの楽器はエーラー式だと思います。今でもエーラー式のクラリネットも使われているようです。VHS対ベータの戦いみたいなものだと思われますが、なぜすべてベーム式にならなかったのか、考えてみれば不思議です。 普段は、取り立てて疑問に思いませんが、確かに不思議です。 http://holz.fureai.or.jp/oehler/TheWayforOehler2.htm 40年ほど前に、日本のリコーダーメーカーは、たくさんキーの付いたベーム式のリコーダーを試作していますが、商品化に至らなかったようです。多分「クロマチックリコーダー」という名称だったと思います。 ---------------------------------------- それはそうと、相変わらず面白い質問をされますね。お調べになられた結果をご教示頂きたいものです。

Tallis
質問者

お礼

>>F#(G♭)、G#(A♭)用の穴は、クロスフィンガーが使えない なるほど!!目からウロコですわ(゜o゜)実に合理的なこっすね!! 竹○さんの工房のオールシングルホールのバロック式アルトリコーダーで試したんすけど最低音域では半音が出ない...(>_<) しゃあないからサミングでやったんすけど音程が超不安定でめっちゃシンドいっスわ(+_+) モダンオーボエって化学コンビナート式に改良しきれてないんすな(^.^) >>クロマチックリコーダー クラリネットの外見にフルートの音色ですかねえ★ 謎

その他の回答 (1)

noname#192232
noname#192232
回答No.2

すべてダブルホールにすれば仕組は単純で頭では分かり易いですが, 演奏はかえって難しくはないですか。 ソプラノで,最低音のド・ド♯・レ・レ♯なんて半音階で出ると 速く演奏するのは名人芸だと思います。 リコーダをお持ちなら,ド・ド♯・レ・レ♯をお試しください。 アルトなら,ファ・ファ♯・ソ・ソ♯ですね。 トリルとなると,もっと大変です。トリルにならないです。 というわけで,全音をダブルホールにするのは無理です。

Tallis
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 手元のリコーダー(アルト)で試しましたがF・FisやG・Gisのトリルなど素早いパッセージは指が動かず、困難でした。人差し指や中指等の他の指にずらして試しましたがやはり無理でした(+_+) それに今気づきましたが音律にウルサイあたいが半音をダブルホールで統一なんてなんてバカなビビンチョ!!(>_<)