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ヘッドライトの分類、構造、特徴について
車のヘッドランプに(最適配光)マルチリフレクターやプロジェクターヘッドランプがありますが、それぞれのヘッドランプの相違点や利点、欠点を教えてください。 またHIDに適しているのはどちらの形状のランプでしょうか。
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H4バルブを使用したランプの場合では、明らかにマルチリフレクターのほうが、プロジェクタータイプより優れています。HIDなら同等でしょう。ただし左右への配光ではマルチリフレクターのほうが、すぐれています コーナーを曲がる時に歩行者などを確認し易いのはマルチリフレクターランプのほうです。 プロジェクタータイプの優れている場面は、霧の時のホワイトウォール現象を少なく出来る点です。(ホワイトウォール現象::ドライバー直前の霧が光って前が見にくくなる現象) 後つけHIDで、望まない方向に光漏れが多いのは、バーナーのカバーがきちんと出来ていない可能性が大です。左への光が多いのは左コーナーを曲がる時に見やすくする事と、歩行者保護のためです。(右コーナーは、車の角度の関係で元々見やすい) 注意:上記は全て同じ明るさのバルブでの比較です。実際の明るさでは、ハロゲンはH4で1000/1400ルーメンです。HID(H4)では、発光されている3400ルーメンのうち使用できるのはロービームで1700、ハイビームで2400ルーメンほどですので、1.7倍ほど明るい事になります。これがプロジェクタータイプHIDですとロービームが1200~1400ルーメン程度になってしまいます。 宣伝の何倍も明るいは、バルブを外に出して単体で測定した時の明るさで実際にランプに装着した時の明るさではありません。
>HIDバルブを交換し色温度を上げてもメーカー純正のプロジェクターでは効果無いのでしょうか。 色温度と明るさは別のものさしです。HIDでは、色温度が高くなるほど明るさは、逆に暗くなります。明るさの数値はルーメンと呼ばれる物で光源から出た光の総量を表します。このルーメンが大きいほど明るい事になります。 ハロゲンでもコーティングによる色温度を上げている物はノーマルより暗くなります。HID、ハロゲン共に明るくしたい場合は、バルブのW数を上げることになりますが、現在のプラスチック製のランプユニットでは、熱で変形する恐れがあります。(昔の金属製のランプユニットでは、平気で100Wバルブを入れていました。) >ハロゲン用とHID用ではマルチリフリフレクターの形状は異なるのでしょうか? 最高性能を求めますと本来は別物ですが、市販車では共用タイプの物だと思います。うまく設計すれば、専用タイプには劣りますが、ほぼ同等の性能が得られます。同じ形のランプユニットでHIDとハロゲンの両方があるタイプの車種は、共用タイプの可能性が高いです。そのほうがコストが安く出来るからです。
お礼
hororo07さん回答有難うございました。 プロジェクターヘッドランプというのは例えば配光特性を重視する(光漏れが少ない、他車への幻惑を少なくする)とかスタイルを重視する場合有効で、実はマルチリフレクターヘッドランプの方が明るさの面ではプロジェクターヘッドランプよりも優れているという事なのでしょうか。 今マルチリフレクターヘッドランプにHID(5900k)を後付けしていますがやはり光漏れが多い。あと左側への配光割合が多い様な気がします。これって最適配光マルチリフレクターヘッドランプの特性??なのでしょうか。それともこのHIDバルブの色温度、ルーメンに関係しているのでしょうか。 素人質問ですみません。
>メーカー純正だと粗悪な設計がされている事は無いですよね。 ↑残念ですが、メーカーのプロジェクターは、コストの関係で、粗悪では無いですが、最低限の光量の確保しかなされていません。メーカー純正のプロジェクタータイプで、「プロジェクター本来の性能」が発揮されている物は、無いと言っても良い位です。 現時点で、性能だけで考えるとメーカー純正で、マルチリフリフレクターのHID採用タイプが高性能になると思います。もちろんランプの形は丸型が最高です。 現在のお車が、ハロゲンタイプの場合は、後付けでHIDに交換する製品が販売されていますが、交換後の配光は、ケースバイケース、うまく行く時と、かえって見にくくなる場合があります。試して見ないと分かりません。 また、市場にあるハロゲンタイプの高効率バルブは、完全な誇大広告です。55W→100W以上になるバルブは、製品データを見る限り、存在しません。高効率バルブで55W→60Wくらい、IRの高効率バルブで70Wくらいです。 なお、オークション等で格安販売されている「中国製HID交換キット」はバルブ(バーナー)に粗悪品が多く、紫外線カットがなされていない物が多くあります。箱には「紫外線完全カット」等と書いてありますので注意が必要です。 このような粗悪品を使用しますと、バルブからの紫外線によりヘッドランプユニットが数年で、劣化をして曇ってしまいます。(昔と違って現在のランプは、ほとんどの部品がプラスチックです。)
お礼
hororo07さん回答有難うございました。ところで下記質問があります。 ↑残念ですが、メーカーのプロジェクターは、コストの関係で、粗悪では無いですが、最低限の光量の確保しかなされていません。メーカー純正のプロジェクタータイプで、「プロジェクター本来の性能」が発揮されている物は、無いと言っても良い位です。 ===>これは保安基準等から最低限の光量となってなっているのでしょうか?HIDバルブを交換し色温度を上げてもメーカー純正のプロジェクターでは効果無いのでしょうか。 現時点で、性能だけで考えるとメーカー純正で、マルチリフリフレクターのHID採用タイプが高性能になると思います。もちろんランプの形は丸型が最高です。現在のお車が、ハロゲンタイプの場合は、後付けでHIDに交換する製品が販売されていますが、交換後の配光は、ケースバイケース、うまく行く時と、かえって見にくくなる場合があります。試して見ないと分かりません。 ===>ハロゲン用とHID用ではマルチリフリフレクターの形状は異なるのでしょうか?ちなみに私の車は最適配光マルチリフリフレクターハロゲンランプとカタログに謳われています。
デザインに関係なく、効率を優先してランプを設計した場合、光束利用率のよい物(効率の良いもの)は、H4バルブを使用した場合は、マルチリフレくター、もしくは従来のレンズカットのランプです。 設計構造上プロジェクタータイプ(H1、H3使用)は、H4バルブ使用の従来型ランプに比べて約30%ほど性能が落ちます。HIDをバルブに使用した場合は、H4の時と違って、マルチリフレくター型もプロジェクター型もほぼ同等の性能になります。 ただ以上のことは「デザインやコストを無視して、理想的なランプを作った場合」です。実際にはデザインやコストが優先されますので、それが原因で性能が下がります。 従来型のランプでは、デザイン上の理由で丸型以外になり性能が劣化します。またプロジェクタータイプでは、中が見えない事をよい事にコストダウンした、粗悪な設計のランプが多いです。 またハロゲンは光源が線状になっています。HIDは小さな球状です。このちがいがあるため、まったく同じ反射鏡を共用できません。それぞれに理想的な形状が違います。 結論としては、HIDに向いているのは、形式ではなく「HID用にきちんと設計がなされ、性能重視で作られているランプ。」となります。
お礼
hororo07さん回答有難うございました。 メーカー純正だと粗悪な設計がされている事は無いですよね。。。 この質問は自分が車を購入した際にリフレクターランプではなくプロジェクターランプにするんだったという後悔からこの様な質問をしました。 やっぱり今時の車だとプロジェクターランプ+HID。。。ですよね~。
- yasubee337
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今までのライトはヘッドライトカバー(レンズ)に刻まれた模様(レンズカット)で配光していたのに対し、マルチリフレクターは反射板(リフレクター)で配光する方式です。 プロジェクタータイプは名前のとおり、光源から出た光を反射板で集光、その後遮光板で不要な光をカットし凸レンズで拡散させるものです。 マルチリフレクターの利点は ・安価 ・軽量 ・デザインの自由度が比較的高い ・披視認性が高い 欠点はそこそこサイズが必要なことでしょうか。 プロジェクターの利点は ・表面サイズが小さく出来る ・独特の見た目が良い(人によって) ・キッチリ配光できる 欠点は ・奥行きが必要 ・重い ・配光がシャープなので暗く感じる ・披視認性が良くない だと思います。 HIDに適しているのは光源に対する設計の問題なので、どちらでも良いと思います。
お礼
yasubee337さん回答有難うございました 参考になりました。
お礼
hororo07さん、回答有難うございました。またお返事が遅くなりまして申し訳ございませんでした。 ところで左への配光が多いのは最適配光マルチリフレクターの構造からこうなるのでしょうか? またhororo07さんならプロジェクタータイプのヘッドランプの車とマルチリフレクタータイプのヘッドランプの車、どちらの車を選択しますか?