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極真空手の賞状は、なぜカタカナなのか?
極真空手の昇級の免状は、すべて カタカナで書かれています。 今まで、カタカナで書かれた賞状を見たこと がなかったため、不思議な感じです。 極真の先生に聴いても、わからないと言われました。 知っている方が、いらしたら教えてください。
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今日、漢字、カタカナの書式による免状、賞状は、空手だけでなく他にも講道館柔道、合気道(合気会)などで用いられています。 空手、合気道におけるこうした免状、賞状の書式、また段位制は元を辿れば講道館柔道(明治15年創始)を倣ってのことだと思います。これ以外にも道着、黒白の帯の色についても同じく影響を受けています。ちなみに講道館柔道において最初の初段は明治16年富田常次郎と西郷四郎(「姿三四郎」のモデルとなった。六段)に与えられています。つまり漢字、カタカナ表記はその頃からの慣習なのでしょう。(段位制につては既に江戸中期に囲碁、将棋で用いられている、また薩摩の示現流でも初段~四段の位を設けていたという説もありますが) 加納治五郎先生も修行された天神真楊流柔術の技法解説書が明治期に刊行されていますが、漢字、カタカナにより表記されています。ですがこれは武についての書物だけではなく、例えば学校教科書もそうでしたし、福沢諭吉の「学問のすゝめ(学問ノススメ)」(明治5年)のあの冒頭のフレーズも「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズト云ヘリ」です。明治期には普通に使われていました。 更には江戸期のさまざまな武芸流派の書物、巻物の文章も漢字、カタカナで記されたものがあります。(その他漢文や、漢字、ひらがな表記のものもありますが)
お礼
ありがとうございました。 ダメ元で、質問したのですが・・・ ありがとうございました。