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日本で障害競走が盛んでない理由
障害競走は隅に追いやられている現状だと思います。 どうして、日本では障害がはやらなかったのでしょうか?また、はやらせようと思わないのでしょうか?
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歴史的背景からいうと、「日本競馬はギャンブルとして発展した」ということです。 障害競走は競馬の歴史の初期から存在します。 ただ速さだけを求めたのではなく、ハンティングなどに使われた馬はスタミナ、如何なる自然環境にも耐える精神力、状況判断力が求められました。 丘を越え、街中を抜けて今では考えられないような距離を走り、どちらの馬が優秀か競ったそうです。 また、競馬初期の時代には長距離を同じ出走馬が何度も走るヒートレースも数多く行われました。 ステイヤー時代が終焉を向かえ、スピード競馬が求められた時、急激な競馬の大衆化がみられました。 自分の所有馬がいるわけではなく、ただ賭けの対象としていた一般大衆には、短い距離で簡潔なレースが求められました。 小さな周回コースしかない日本では障害レースの本来の姿がなく、且つギャンブルとしてはスピード競馬の方が向いているということでしょう。
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- voice_koe
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どうせ障害なんて、という先入観による部分は大きいと思います。 弱い馬たちの救済という見方もありますが、平地の重賞勝ち馬が障害未勝利戦であっさり負けるなんてこともあります。はやっていないということでいえば、レース数が少ないようにみえますが、カテゴリー別にみれば古馬の芝スプリント重賞(1200m以下)が11なのに対して障害重賞は10ですから決して少ないわけではありません。それでもマイナー感がただよっているのをみると、人々の意識が影響するということを実感させられます。競馬会もいくつかの取り組みをおこなっているので、はやらせる気がないわけではないのでしょうが効果はいまひとつのようです。ファンとしては先入観を取っ払うことができればなあ、と思うのですが。平地の除外対策として障害が廃止になるなんてことにならないように願うばかりです(障害も除外ラッシュらしいですが)。
お礼
競馬が単一的になることにどうも面白みを感じません。おっしゃること重々もっともだと思います。
- mota_miho
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一競馬ファンとしてひとこと。 障害競走は、観戦していて面白くないです。レース前半の位置取りで大体の結果が見えてしまうような気がします。平地競走なら、前半、後方に置かれていても、ゴール前で逆転ということもあり得るのですが。
お礼
そうなんですか。私はたまにしかやらないのですが、障害が1番面白いです。素人感覚でしょうかね。でも、逆転が少ないというのもあるのでしょうね。
あくまで私見ですが... 日本の競走馬は、基本的に平地競争での馬の質を向上させるために海外等も含め優秀な成績を残した馬、血統が優れた馬を導入してきました。今の日本の競馬の障害レースに出てくる馬の血統を見ると、殆どのが平地競争でなかなか結果が出ないそこそこの血統馬、調教で調教師がジャンプが得意な馬と認めた馬等が、出走してます。しかし海外では、元々障害競走用に生産された馬が殆どです。 昔は日本にも凄い障害馬がいました。あの、テンポイントの弟のキングスポイントです。このキングスポイントも、元々は平地競争の血統です。 海外から障害競走用の種牡馬とか繁殖牝馬をどんどん導入していかないと厳しいかもしれないですね。中央競馬からアラブ系競争が消えた様に...。
お礼
状況がよくわかりました。参考になります。 やはり、おっしゃるような状況は、購買欲が沸かないので自動的にそうなってきてしまったということなんでしょうね。
- opechorse
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ダート競争・地方競馬にも言えることですが 日本の競馬は生産段階から、一般的にはダービー、少なくても芝G1を目指して行われます その中で、販売・馴致・新馬・未勝利・条件戦とふるい落とされる構図になっています その中でのダート・障害・地方競馬は、要は負け組みの復活戦になってしまうので、強さということでは人気が出にくいと思います ダートは統一グレード制と相互販売、海外競争で、人気が上がりつつあるので、障害は取り残された観があります 中山競馬場の障害コースは、世界有数の特殊なコース(障害・谷が大きいのに比較的短距離でスピードが速い)なので、グランドジャンプが国際競争としてもっと外国馬が来るようになり、日本からも海外のハードル競争に出走するようになればもっといいのにと思います 個人的には中山大障害は5回中山6日のメイン(朝日杯JFと有馬記念の間の週)に行えばもっと人気が出るのにと思います
お礼
生産段階からのG1という構図が、もう固まってしまったんでしょうね。その人気のなさはやはり購買欲をそそらないということにあるのでしょうかね。
- kataribehe
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NO.1さんの回答に全面同意ですが、加えて・・ 日本とヨーロッパではトラックの構造が違うというのも、改めてジャンプ競争を盛り上げようとしても、なかなか難い理由になっているように思います。 人工トラック・アメリカ式の日本の競馬場と違い、自然の地形・起伏を存分に利用したヨーロッパの競馬場では、求められる優秀さが「スピード」よりも「タフネス」や「人馬一体の技術」という価値観の違いが大いにあります。 さらに、文化的な背骨の違いも大きいですよね。 日本人にとっての馬は古来「軍用」であり「農耕用」だったのに対して、ヨーロッパでは更に、狩猟・観賞用だった違いも少なからず反映しているように思います。 「レース」には興奮しても、「馬術」にはほとんど関心なしなのが日本人の競馬感です。
お礼
ヨーロッパの馬術は、やはり狩猟と深いつながりがありますね。大地の許容力というか、山がちな日本ではできない歴史習慣でしたね。 理由がよくわかりました。助かります。
- fain77
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以前の中山大障害などは皐月賞より賞金の高い時代もありましたが、頭数が揃わなかったり、いつも同じメンバーの対戦になったりで盛り上がりを欠き徐々に衰退していきました。96年に就任した浜口中央競馬会理事長はこの障害競走の改革を提案し99年より障害競走のグレード制の導入や障害競走専用のファンファーレを取り入れたりしましたが、残念ながら今現在大きな盛り上がりを見せていません。私見ですが障害競走の番組数が改革後増えたとはいえ、イギリスやアイルランド(平地より競走数が多いです)に比べればまだまだ少ない日本では、たとえグレード制を導入してもファンが馴染めないのも仕方ないと思います。本当に障害競走を盛り上げたいのならお昼休み間近に障害レースを行うのではなく、もっとファンが注目する時間帯にレースを行うべきだと思います。テレビでも中継すれば障害を知らないファンも興味を持つとおもいますし障害界のエース的な馬も誕生するでしょう。中山大障害も土曜日なんかにやらずに有馬記念当日の順メインとして行なえば出走させたい馬主さんもふえて盛り上がると思います。売り上げが悪いから隅に追いやられている感のある障害競走ですがレースの施行状況を改善すればイギリスのグランドナショナルを見るまでもなく、日本でもまだまだ魅力のあるコンテンツだと思うのですが。
お礼
そういうものがあったのですね。あってそれが衰退していった。方々にある話だと思います。世界的に単一化が進んでいるようです。人気のないのはどんど隅に追いやられてしまうという運命ですね。
お礼
そうですか!馬の姿を観戦するという楽しみなど、後回しというか考慮外というか、そういう実情なのでしょうね。つまり、鑑賞力のない大衆がどっと中心的購買層になったというお定まりのパターンなのでしょうね。