念のために、ですが、定期乗車券に「学割」というものはありません。「通学」定期乗車券なら存在します。みなさん勘違いされていますが。
通学定期は、通勤定期に比べ、その割引率が非常に高いため(3~5割引)、自宅の最寄り駅から学校の最寄り駅までの最短ルート(時間的・距離的)でしか発売ができません。乗換の利便性などで多少の融通はききますが、遊びに行くのに便利だから、というような理由で離れた繁華街を経由する定期券は作ることができません。
よってお花茶屋から浅草に行く経路としては、
(1)お花茶屋→(京成本線)→青砥→(京成押上線)→押上→(都営地下鉄)→浅草
所要時間19分、乗換1回(青砥駅) 普通運賃350円
<通学定期> 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
お花茶屋→押上 2,740円 7,810円 14,800円 京成線
押上→浅草 3,320円 9,470円 17,930円 都営線
----------------------------------------
合計 6,060円 17,280円 32,730円
(2)お花茶屋→(京成本線)→京成関屋→(徒歩)→牛田→(東武伊勢崎線)→浅草
所要時間28分、乗換2回、普通運賃280円
<通学定期> 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
お花茶屋→京成関屋 1,590円 4,540円 8,590円
牛田→浅草 2,530円 7,220円 13,670円
---------------------------------------------
合計 4,120円 11,760円 22,260円
のどちらかになるかと思われます。
このほかにも日暮里から上野へ行くルートや、京成上野から上野へ行くルートなどもありますが、値段が一番安いのは上記(2)のルートです。時間をとるなら(1)、値段を取るなら(2)になるかと思います。
どのルートの定期券を発行できるかについては、鉄道会社側ではなく、学校側の判断になります。通学証明書に記載の経由でしか基本的には定期券は発売できませんので、学校にその旨申し出てください。